サウンドノベル「Re:bible ~ぼくらの世界想像~」とは?
今回は、初版公開中のサウンドノベル「Re:bible ~ぼくらの世界想像~」についてのお話です。
一人でも興味を持っていただけるように、この作品の魅力をお伝えします。
「Re:bible ~ぼくらの世界想像~」とは?
キャッチコピーは「アナタの思い出、救います。」
ノベルゲーム開発エンジン「NScripter」を用いて制作した、分岐なしのサウンドノベルです。
自分が「NScripter」で制作されたノベル作品のファンでして、この作品もそのリスペクトをもって、同エンジンを利用させていただきました。
市販のノベルゲームの1ルート並のボリュームがある大作となっており、
自分でも好きなものが作れたと感じている作品です。
あらすじ
毎日悶々とした生活を送り、変化のない日々を享受する高校3年生「内田 誠(うちだ まこと)」
彼には6年前、まだ中学に上がる前の元旦の初日の出を共に眺め、そこで「ぼくらの世界想像」という誓いをし合った3人の大親友がいた。
「ぼくらの世界想像」
その意味は「ぼくら4人はずっと一緒だと想像しよう」という心結び。
そして「ぼくら4人で過ごす楽しい未来を創造しよう」という約束と願いが込められたもの。
皆は、これから毎年初日の出を見て、ずっと友達で居続けようと誓いあった。
だがしかし、皆と中学進学を堺に疎遠となってしまい、「決意の誓い」は6年という時を経て「呪いの思い出」に変わってしまった。
そんな中、偶然「ぼくらの世界想像」の誓いをした友人「氷崎 桃華(ひょうざき ももか)」と再会する。
その再会をきっかけに、誠が感じていた「呪い」は少しずつ「あの頃のぼくら4人でもう一度初日の出を見たい」という欲望に変わっていく。
しかし自分の欲望に素直になれない誠は、その欲望を歪んだ形で実現しようとする。
6年を経て、女性として魅力的になった桃華への「デートがしたい」という恋心。
そうして発展する「代替された疑似恋愛」と「悲哀連鎖のトライアングル」。
誠の「あの頃のぼくら4人でもう一度初日の出を見たい」という欲望は、果たして実現するのか。
これは、ぼくらが大人になるため、皆でかつて誓いあった「ぼくらの世界想像の誓い」から卒業するための、青春の終末を巡る物語。
制作の意図
これは「終末世界を独自の世界観で描く」プロジェクト「Revive Noah」の前身であり、かつて制作を断念してしまった「Revive Noah ~ぼくらの世界創造~」を供養するという目的で制作を行いました。
まあ早い話「今まで未完成品しか作れていなかったんで、ちゃんと完成品を作ろうよ」という目的のもと作っています。
もちろんプロジェクト「Revive Noah」の前身としっかり言えるように、この作品は「青春の終末」というものをテーマに込めた作品になっています。
また作品の中であえて、主人公の誠くんが失意の元作り、お蔵入りにしてしまった「ぼくらの世界創造」という作中作を登場させて、元々自分が作っていた作品が完結に至らなかった理由と、そこから自らが生んだコンプレックスをこのシナリオにぶつけています。
見た目では青春偶像劇のつもりで描いているんですが、テーマとして以下のものを込めており、作中のセリフやト書きで暗喩としています。
- 作品を完成させられなかった自分の葛藤
- この「Re:bible ~ぼくらの世界想像~」を作ろうと思ったきっかけ
- 完結させることの出来た喜び
今後の展開
2023年は、この「Re:bible ~ぼくらの世界想像~」のクオリティアップ、追加要素の実装などのアップデートを段階的にしていこうと考えています。
まずアップデート第1弾として以下を行います。
- 本編にイベントCG追加
- 本編シナリオのテキスト一部修正
- 追加エピソードTIPS
こちらは、7/23(日)の公開を予定しています。
……だいぶ記事が長めになってしまったので、今回紹介しきれなかった登場人物の紹介を次の記事でしようかなと思います。
しばしお待ち下さいませ。
ちなみに、追加するイベントCGはこんなものを用意しております。
せっかくなのでフォロワーさん限定のみに公開します。
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