D10RAMA 2023/07/11 19:55

D10RAMA結成までの話

どうも制作兼広報のジョーイです。

今回は何をきっかけにD10RAMAという団体ができたかをより掘り下げてお話しできればと思っております。
はじめに軽く自己紹介をさせていただきますと私は立ち上げ当初からのメンバーであり、D10RAMA発起人のくろあんずとは大学の演劇部の同期です。
現在は都内の某企業で人事をしております。
今回はそんな私視点での結成秘話であり、内容にかなり主観を含みますことご留意いただければ幸いです。本音を言うと当時は1作すら完成せずに終わると思っていました。


「このまま終わりたくないんだよね」

この言葉はくろあんずが言った言葉です。時期は2020年の3月末。
当時大学4年生で演劇部の集大成である卒業公演も終えた私たちは、私が就職で東京に行くということで最後に行きつけの居酒屋に集まり、卒業公演の思い出話に花を咲かせていました。その中でふと彼が「演劇部の活動が終わったら、後は創作活動に一生関わらない人生になる。このまま終わりたくないんだよね。」と言いました。※酔っていたので原文ママではありません。
公演を無事終えた満足感の一方、もう演劇などの活動に関わることが無いだろうなということに少し寂しさを覚えていたなかでその一言は強く印象に残りました。

ノベルゲームを作る

そして、話が盛り上がっていくうちにくろあんずが好んでプレイしていたジャンルであるノベルゲームを作ってみないかという話になりました。
演劇部ということもあって脚本を書ける、BGMを作れる、絵を描けるなどの人材は同期/後輩をかき集めれば揃います。しかし最大の難所があります。プログラミングができる人をどう揃えるかです。これに関してはくろあんずが自分で習得する。ノベルゲームであれば現状制作する環境が整っているので比較的すぐに作れると話しました。正直ほんとかよと思いましたが、一応これにより晴れてゲームを作れることが証明されてしまいました。
その時はいつまでにマネタイズして法人化するか、声優は誰を使いたいかなど途方もないところまで話が盛り上がったのを覚えています。

シラフで語れる夢

飲み会の後、すぐにくろあんずが同期/後輩に声をかけていき、翌日にはノベルゲーム制作用のLINEグループができていました。
ただ、そのLINEグループを見た私の感想は「あ、ほんとにやるんだ」でした。自分たちでゲームが作れるなんて本気で思っていなかったからです。
MOROHAというミュージシャンの「革命」という歌に「居酒屋だけの意気込みじゃだめだ。シラフで語れぬ夢は惨めだ。」という歌詞がありますがその通りだと思います。酒の席でいかに大きなことを言っていても、行動に移せず終わることがほとんどです。今回も酒が進んでいく中でテンションが上がり出てきた与太話の1つくらいにしか考えていませんでした。
しかしくろあんずの勧誘によってゲームを作れるだけの人材が集まり、かつ専用のSlackやDiscordまで出来上がり、サークルの名前も決まって第1作目の制作に向けて誰が何を担当するかなどが固まってくると今度は逆にワクワクしてきました。
居酒屋での意気込みからシラフで語れる夢、具体的な目標になっていった瞬間でした。

さて、そんな中で始まったゲーム制作ですが、私自身は序盤はほとんど関われませんでした。というより関わる気が起きませんでした。この辺りの話もいつかできればと思っております。
ただ私ばかり書くのもアレなので、次回はそろそろ別の人にバトンタッチしようと思っています。楽しみにお待ちください。

 

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