ロボット少女は夢を見る - 制作記その6- ノベルパートについて
ロボット少女は夢を見る の6回目の記事はノベルパートについてです。
ノベルパートとは、画像のようにキャラの立ち絵とそのセリフを表示してストーリーを進めるものです。
ゲームのジャンルには、このノベルパートのみで構成される「アドベンチャーゲーム」「ノベルゲーム」と呼ばれるシャンルがあったり、
最近だとスマホゲームでもよく使われるため、結構なじみ深いものかもしれません。
さて、本作ではこのノベルパートによってストーリーが進みますが
皆さんはこのノベルパートについてどう思いますか?
ポジティブな意見では
・ただの小説よりも立ち絵やボイスがあるため分かりやすい
・複雑な操作がないのでとっつきやすい
ネガティブな意見では
・立ち絵しかないので何が起こっているかわかりにくい
・同じ立ち絵や背景を複数回使いまわすため手抜きに感じる
と良い面と悪い面があるでしょう。
では、本ゲームのノベルパートでは
これらの悪い点を解消するためにどんな工夫を行うか?
そこで思いついたのが、
「ノベルの途中に特殊な演出を再生できるようにする事」でした。
例えば、このゲームの主人公の初登場シーン
主人公はゴミの山の中に埋まっており、
ひょんなことから目が覚めてゴミ山から出てきます。
しかしこの特殊な状況、文章で説明するとかなり分かりにくいです。
そこで実際のゲームではこんな感じで進行します。
これなら主人公がゴミの山の中から目覚めるというシーンがかなり分かりやすいです。
正直、ゲームを制作する上でのコストは高めです。
しかし、作品のクオリティを上げるうえではかなり有効な手法と考えています。
ノベルパートは、手を抜こうと思えばいくらでも手を抜くことができます。
しかし、それはユーザーがプレイした際に確実に悪い影響を与えます。
私は自分が作ったゲームを遊ぶユーザーには、できる限り楽しんでもらい、自分の作品を好きになってもらいたいと考えています。
ですのでこういった、コストは高いがクオリティが上がる実装は進んで実装したいと考えています。
その分、ゲームの完成には時間がかかってしまいますが、今後も温かい目で見守っていいただけたら幸いです。