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夢見月すぐる 2024/06/10 10:25

夢見月研究所第28回[窓とドア]口コミと漂流船 パースの話

※結論。自分で撮影した写真をそのままトレスして使うか、
深く考えないでクリスタのグリッドパース素材を下描きにして使った方がよい。

パースについて考える。

一通り資料を読んできましたが、結論深く考えないことが大切です。
1点パース、2点パース、3点パースと表されていることでかなり悩みました。


SNSの口コミで見た、パースが合っている、合っていないということは何を表しているのか?

どこかで似た話を聞いたことがあると思い出しました。
それは、「漂流船」の話です。
あるとき、無人の船が発見された。中を探ると、朝食の準備がしており、誰も乗っていない。なぜ船が無人になったのか。乗員はどこに行ったのか。
その話と似ていて、答えのないまま迷宮入りとなっていると感じる。

つまり、何かの謎かけに答えるのではなく、
パースというものは、観測地点の話をしているのだろうと推測する。
港で船のイカリを下ろすのを忘れていて、そのまま流されてしまっただけかもしれません。この場合、持ち主から観測して、漂流船ではなくなり、中で朝食の準備をしていても、違和感はありません。
おそらくこれが、パースが合っている、合っていないという表現なのでしょう。

パースというものは、正確には透視図法と呼ぶらしく、ディーラーという画家の方の
使用例の図を見てみると、格子状に作られたフレームをのぞいて、シルエットを写し取っているようです。この図は、船の位置を調べる方法とよく似ています。

この状態を「パースが合っている」と定義することが解決の糸口になりそうです。




空間の柵取り

まず、前提として人物などのモチーフは、全て円筒形で表せる。
その円筒形は、三角定規で形を変えられる。


としたとき、では背景はどうだろうか?
背景もやはり、円筒形と同じ構造をしているのだろうか?

背景を円筒形で表す?
この場合は、背景の定義として、天と地があると考えるとよいだろう。
天は、屋内だったら天井、屋外だったら空に当てはまり、地は、屋内だったら床、
屋外だったら地面に当てはまる。そうなると、正方形か長方形で表すことになる。

空間を立体として表すとしたらどの形となるか?

美術の教科書を見ると、立体感、遠近感を出す表現は大きく分けて4つあり、

1 大きいか小さいか
2 モチーフと重なり合わせる(オーバーラップ)
3 収束させる(パース)
4 遠くに行くにつれてぼかしていって、途中から見えなくなる(空気遠近法)

となっている。この4つの条件を満たす図形は、三角錐を4つ組み合わせて、
正方形の立方体になること。となります。
偶然かどうか分かりませんが、ピラミッドと同じ形になります。
そうすると、過去記事の番外編で挙げた、対角線を基に描く方法が適切であると言えます。

※念のため数学の論文を確認したところ、方法や考察は違っていますが、自分と同じ
結論に達していたため、この考察で話しを進めても問題なさそうです。

実際に作図するときは、4つの三角錐を加工して画面に配置するという考えで観測したほうがよい。そのためにはどういった方法があるでしょうか?以下、考えて来ました。

キーワードは窓とドアとなります。

窓は三角定規の二等辺三角形と同じ比率となっており、ドアも同様に、三角定規の
直角三角形と同じ比率となっています。

大体のモチーフは、ドアか窓の比率に収まるように出来ている。

それはなぜかというと、家具などの大きい物はドアから通るように設計されています。
花瓶などの小さい物も、窓から通るかどうかで設計されています。この性質を利用して、

人物は直角三角形で。人物より小さい物は二等辺三角形で。人物より大きい物は
それらを組み合わせ、三角錐にそって配置することが、パースにつながる。
となります。ここまでが、いわゆる一点パースと呼ばれる作図にかんする考察です。

2点パース、3点パースについて。

これらは、応用となります。
一点パースの場合、三角錐が真正面にくるように描くことになります。
2点パースの場合、三角錐が2つ見えるように。3点パースは3つ見えるように描きます。


観測箇所を限定することがパース。
となります。量子論てきな何か。

夢見月すぐる 2024/06/05 01:06

夢見月研究所 番外編その1 【考察と回答】何も見ないで絵を描く方法は存在するのか。

何も見ないで絵を描くことは可能なのか?


なぜ番外編なのか?
完全に独学で、自分用にメモを残す用途のため。


教科書や参考書をよんだ感じ、何をすべきか?

色々技法が書いてあるけれど、いったん全て忘れて、
見なかったことにする。まず、背景は写真を撮って、その上からトレースしてストックを増やして保管。
スキャナで取り込んで、そのまま張り付けて使って、人物はポーズ人形にポーズを取らせて、スマホのカメラで撮影。その上からトレース。それを下地にキャラを描く。
この時、間違っても、何も見ないで想像で描こうとしたりしてはいけない。
出来ること以外やらない。何をやらないか決めることも重要。


↓それでも、どうにかして何も見ないで絵を描くという無謀なことをしようとして
いる人向けの考察と回答。



結論、空間をどう割り振るのか?という話になる。
詳しくは、次回のパースの話で触れる。

空間の冊どりの一例。平面構成の定義

まず、対角線上に線を引く

この時、自分は左利きなので左から。
右利きの人は右から絵を描くようにする。
将棋で飛車から動かすか角行から動かすかの違いですね。
こうすると、空間を4つに分けることになる。

この作図は、原論の中で触れられている、
全体を等しい部分に等しく分割した部分は等しい、
等しい部分に等しい部分を足した全体は等しい、

という定義に基づくものだ。
等しい物、つまり、視界に近い物、写真と比較して等しい物を足したり、切り取った場合、その場面は等しい物となり、違和感がなくなる。
この作図を定義として応用例を
構築することが出来る。

この考えを応用すると、
次に人物の立面図を用意。正面、側面、後ろの3てん
用意。それらを三角定規でしめす長方形、正方形に当てはめる。
こうすることによって、等しくなかった人物の形が等しい物として認識されるように
なるので、やはり写真と同じになるし、すなわち埴輪と同じ構造になる。すると、写真同士を合成し、構築する、すなわち何も見ていなくても写真を見ながら描くのと変わらなくなるのだ。これが、何も見ないで絵を描く方法の回答。
作図例
立面図は長方形である。その比率は三角定規と同じ物とする。
それらは三角定規が作る正方形で分割することが出来る。
背景を用意。人物の後ろに敷いて使うイメージ。
用途にあわせて切り抜いて組み合わせるのもよい。

作例を見てみると、どういうわけか、立体的に見えるようになる。
なぜこの方法で上手くゆくのか、
自分でもよく分かってないので、下記のメモだけ覚えるように。


どうやって思いついたの?
エジプトのピラミッド、スフィンクス、壁画を見て、
なるほどなぁとなって。色々閃いた。ピラミッドの中の壁画もこの方法で描かれているし、スフィンクスも同様の方法で建造されている。ピラミッドの形を見て、
三角定規がどう機能するのか、なんとなく分かった。

夢見月すぐる 2024/05/10 14:46

夢見月研究所第27回 【空と雲 土と輪】平面構成の話

平面構成について色々調べてきたのでまとめ

円筒形に見立てて描くこと→素体、モデリング


抜き型を描くこと→投影図

それらを組み合わせて構成すること→平面構成

模写→投影図に見立てて描くこと

模倣→素体を描き、投影図を重ねること

模写、模倣はこのふたつの要素を混同せずに描けるようになるための、
計算ドリルのようなもの。

基礎知識として覚えておきたいこと

連続量と分離量

連続量→数を長さで表したもの。川で流れる水の量をみること
分離量→連続量を何らかの方法で分割する方法。比率、分数など
量子化→目に映る景色をそのまま記憶すること
標本化→目に映る景色を基本形に置き換えて記憶すること


基礎知識から覚えること

円筒形に見立てて描くことにより、基本形をまとめることができる。
それらはろくろ回しによって調整できる。
(円筒形は他の基本形に変えることにちょうどよい形をしているため)
※以下、なぜろくろ回しによって、円筒形から他の形へと調整することが出来るのかの数式メモ。
(確認のためのメモなので、覚えなくて良い。論文だったら必要かも)






目に映る景色を投影図に見立てて描くことにより、細部まで正確に描いて記録できる。


【重要】どう解釈し、行動するのか


まず、雲と空をみているかのように描くことが、
投影図に見立てて描くことにつながる。
「四角に丸を足す」と考えると覚えやすい。


埴輪は土と輪で円筒形に出来ている。土と輪は、目に映る景色と基本形の関係であるため、埴輪を作ろうとすることが、人物などの複雑な形を円筒形に見立てて描くことにつながる。

絵を描くとき、雲と空、土と輪。ふたつの見立てのどちらかなのかを決めて、描くことが重要だ。

ふたつを組み合わせることにより、構図となる。

このような解釈をすることが、
平面構成につながる。

三角定規の活用
「ろくろ回しを紙の上で成立させるには、
雲と空は三角定規を寝かせて使う。土と輪は三角定規を立てて使う」




こういうことどうやって覚えたの?

美術をやるなら徹底的にやりたいと思い、洞窟の壁画から現在まで調べて、
結果、埴輪の理論で宇宙空間(宇宙船も宇宙服も埴輪と同じ構造)でも
通用することが分かって、そこから掘り下げていった。
三角定規は元々、土地の区画整理やピラミッドを作るときに使われていたらしく、
そこからの応用で。前に話したとおり、自分は国語に全振りした人間なので
数学をやるときは不安だったが、数字や記号も文字の一種で、数学で使われている三段論法も文章の形式のひとつなので、何とかなった。次回、パースの話。

夢見月すぐる 2024/03/13 05:38

第26回 雲を掴むような話 平面構成「空と雲・土と輪」美術館の絵画はどういった方法で描かれているのか

美術館の絵画は、感覚で描く方法を用いられており、
教えたり教わったりすることができません。
ですので、いわゆる才能の世界となります。
そのため、美術の教科書にも作例と解説のみです。

イラストの情報誌は、円筒形に見立ててえがくのに対して、
空を眺めて、雲の動きと形に見立てて描く、
という表現が適切で、クッキーの型抜きのように描くのが最適とされていますが、説明としては不充分です。

なぜ飛行機が空を飛べるのか分かっていない、
といった類いの話になります。

と言っても難しく考える必要はなく、
バラエティー番組でよくある、箱のなかに手を入れて、手で触った感触で中に何が入っているのかを当てるゲームをイメージすると分かりやすいです。
訓練をして、完璧に言い当てられるようになることを
授業で実践することが、感覚で描く方法となりますが、個人差があり、本当に上達しているのかどうかも分からないので、授業として成立していないと言う見解が適切でしょう。

空と雲の描きかたを理屈で覚えたり、教えようとすると、円筒形で見立てた方法になる。

雲を円筒形で見立てて、少し形を変えたり、そこに土を盛るように少しずつ形を付け足して近い形になるまで繰り返すと雲になり、その要領で、空は最も近い色で一面を塗り、色が微妙に違うところを濃く塗ったり、薄く塗り替えたりを繰り返すと空になる、という説明になります。
そこに、より見栄えがよい構図を考えるのが
平面構成という授業となります。

まさに、雲を掴むような話、ですね。

形の取り方、絵の描きかたはどうやっておぼえたの?

科学誌でエジプトの土地やピラミッドの測量方法を読み、電磁辞書で埴輪とろくろを回す話をみて、なるほどなぁと。

なんでそういうことを知っているの?
自分のなかで、学校の授業の黒板が一番美術していると感じていて、それを追求した過程で。
教室や机の配置、学校の授業そのものがアート。
自分にとって学問は全部美術。


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