6月から7月にかけての修理状況のはなしなど!

電源まわりがよく壊れる時期?

アストロシティのなかでも、3.3Vというバーチャなどに使う
電圧が出せる電源2種類。同じように見えて別物というややこしさ。
運用は同じなんだけれど、修理がちょっと部品的に違ったりして
その都度コンデンサーを調達しています。

う〜ん、常に潤沢にコンデンサーを用意しておきたいけど、
使わないものを長期保存していてもアレだし難しい部分がありますな。
そう簡単に弱ったりはしないんだろうけどね!



それで、故障したものをすぐに交換できるように順番に直しつつ、
ジャンク品を調達して、補欠の補欠みたいなものも用意したり、
完全にバラして勉強し直したりしております。

それもこれもCi-enでみなさまがご支援いただいているおかげです。
本当にありがとうございます。

でっかいコンデンサー1つ数百円って見て、か……買おう!
と決意できるのはご支援いただいているみなさまの熱意を感じたり、
リバースにきてくださるかたの顔が思い浮かぶから。
感謝、感謝です。


梅雨時にブラスト電源がよく壊れる気がする

梅雨時、吸排気のファンが動きにくくなりがちで、
鳴きが発生し出したら数時間以内に故障とかもあるので、
鳴いたら即止める、ということにしております。
変な音してるな〜と思ったら、ぜひお伝えください。
筐体の健康維持にご協力たまわれれば幸いです。


さて、今回はブラストシティの電源を交換するのと並行して進めた、
電気代ケチケチ大作戦の一端を見ていただくことにしよう!

ブラストシティは裏蓋を取るとそこに直接蛍光管が貼ってある。

これがその裏蓋で、開けた状態が以下。


鉄板一枚に貼っつけているため、鉄板をおっことしたら
蛍光管が木っ端微塵ということにもなりかねないので
結構注意が必要なのだ。
ネジを外していく最中に落とすことは起こりうるので……。

アストロシティなどは枠のなかに取り付けられていて、
枠をバラすのが重いけれど、おっことして木っ端微塵というのは
あまりなさそう。

簡単にアクセスできるのがいいのか、それとも……
難しいはなしですなぁ。


ブラストシティで使われている蛍光管は1本30Wって
以前つぶやいたことがあるけれど、20Wでした。
それでも10時間以上点灯したら10円くらい?
これが10台、20台、大きいお店なら100、200となると
毎日蛍光管だけで1000円、2000円となるし、
これが発する熱で空調も少々変わると思う。

月に数万〜の変化が出るなら、いっそ省エネということで
取り出したほうがいいかも、と思うんだ。

リバースは明るいゲーセンだからできることかもだし、
やっぱり「あんどん」の部分が光っていてこそ筐体とも
思うんだけれど、そこは店舗管理者の考えでもって
そのゲーセンに合うような運営をしてもらえたらと思う。

あそこは電気代を垂れ流している! とかじゃなくね。
リバースも修理のときに明るくて助かるから、
1台だけ蛍光管入れたままにしているものもあるし……。


最近は電気を落としているゲーセンもあるようだし、
それも仕方ないと思う。

特にPC系が入っている液晶筐体は1台でブラウン管筐体の
2〜3台ぶん電気代を食う。

しかも、電気をつけたり消したりすると立ち上がりにすごく
時間がかかるし、サーバーの兼ね合いとかもあるだろうから
こりゃ簡単にはいかない。

だからブラウン管筐体のほうを(電力消費量が少ないのに)消す、
ということにしているんだと思うんだ。
古いゲームはそのあたりの電源ブッチに強いから。


電気代が1.5倍とかになってくると、これはもう待ったなしの事態。
寂しいけれど、一番時代を感じる部分かなぁ〜。

いまを生きてるっていい方向に感じたいよね。

スーファミとかって5〜7Wとかで動いてたんじゃなかったっけ。
いまのゲーム機はそんなわけにはいかないし、PCなんて
100倍の消費電力とかもあるわけで。

ゲームの進化、か。
蛍光管1本で4台スーファミが動くことのほうが衝撃だけど。
MAXがファミコンが4W、スーファミが8だか10Wだったっけ?
そのあたりは詳しいかたに任せよう。

そのうち省エネゲーム機なんてものも出てくるかもな〜。


31kHz筐体を救い出せ!!


さて、次の修理。
カプエス2をどうにか盛り上げよう!といっていた矢先に
ドライブかコミュニケーションボードという部品がお亡くなりに。
再調達は相応に厳しいかもしれない。
ドライブレスで動かすことができたらいいんだけどなぁ。
光学ドライブの悲しきサガ、寿命やタバコ問題で故障はあるからね。
これまでもキン肉マンやドラゴンボール、犬福2などを
さんざん看取ってきたから、その都度心に澱(オリ)のようなものが
溜まっていくんだ。解消法があればいいんだけどね。
ディスククリーニングやレンズどうこうではダメみたいで。


同時に31kHzという高精細な映像を出せるドリキャス時代の筐体が
故障してしまった。
具体的には音と電源部分で、音を増幅させる回路の部品が
ダメになっているようなんだ。でも、この部品、最近、
個人などが修理用に販売を禁止してしまったために手に入らない。
買うなら何かしらの製品に加工して販売しなさいって
ことらしいんだけど……。

半導体系列は軒並み値上がり。この部品を必要数買うだけで
3000円+送料とかかかっちゃって厳しいので、
だったらジャンク品でもいいから買ってみて、これで治らなければ
別の手を考えよう!一部でも治ったら儲けもん!!

という発想で動いてみた。

現在組み込み準備中のニューネットシティの電源&アンプ回路一式。
こうしてみると、アストロシティやブラストシティと違って、
かなりPC電源っぽくて小さいよね。近代化されか感がある。


15kHzのゲームで育ったオヤカタも、解像度が4倍になった
ドリキャス時代のゲームにはびっくりしたし、
この時代、2000年前後のゲームにこそ思い入れがある世代も
大人になってきているから、こういうゲーム機もしっかり修理しないとね。


なにより、「バーチャロン」を動かせる筐体なんだから尚のことだ。
仕事がひと段落&天気がよくなったら諸々運び出して組み込むぞ〜!!

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