いつものようにゲーセンの裏舞台をお届け

難敵!バーサスシティをバラせ!!

トップの画像はアストロシティとブラストだけど、
きっと格ゲー全盛期にゲーセンに行っていたなら
見たことがあるはずだ。

2台の筐体が1つに繋がっているブツを。

リバースはこのバーサスシティを開業当時から
預かって動かしていたんだけれど、

モニター不調→各部破損→電気的故障
→電源故障

といった具合にてんやわんやで、
結局ブラストシティを導入した段階で
お役御免となっていた。

200kgを超える巨体。
パワーゲートもない状態で、
作業員3人のフルパワーでもって
14tトレーラーの荷台から運び下ろした
思い出深い1台だったんだけど、残念だ。

いい思い出とはいってねえよ!
九州豪雨の最中、徳島も大雨でびしょ濡れに
なりながらの作業だったからなぁ……。


そんなブラストも倉庫のなかですら置き場所に
困る始末になってきた。
そこでこのたび解体することにしたのだ。

元は真っ白だったはずの筐体も、
リバースにきた時点でヤニの着色汚れで
黄変しちまってる。これはもう仕方ないよな。

早速バラしていくぜ。まずは行灯の部分。
ここは連勝数表示や蛍光灯が収まってる
ところだな。じゃんじゃんバラす。

次にモニターを外すにあたって、コンパネがあると
腕を伸ばし切った状態で40kgのブラウン管を
持つことになって大変だ。

バーサスシティはアストロシティのように、
モニターを引き出してコンパネの上に少しだけ
重さを預けるってことができない構造なので、
コンパネを台ごと外しておくのがいい。

別にコンパネに重さを預けてもいいんだよ。
プラの部分が木っ端微塵に弾け飛ぶけど……。


モニターを外したら、左右のガワを外す。
次に中身を支えている鉄柱を解体し、
配線類を抜いていく。

片側のモニターと枠が完全に解体されると、
見えるのは向こう側のモニターだけだね。

同じ容量で2P側もバラすと、
とうとう底板だけになる。
これでも40kgくらいあるけどね。

かつてバーサスシティだったものは、
あと一息で完全解体だ。

金庫内の備品もせっかくだし何かに使おうと
思って、キャッシュボックスを取り出して
びっくりした。

アストロシティやブラストシティの
ボックスと違うんだよ。ずっと同じだと思ってた。

2台分のインカムを預かるんだから、
デカくないとダメだろうに、
形状が違うだけで収納容量は同じくらいか。

95年ころのようにキャッシュボックスが
あふれるようなことはなかったのかな?


最後に。バーサスシティの行灯に
取り付けられているパネルは回収して洗浄。
やにと埃で黄土色だったけど、
文字がくっきり見えるくらいまでは
回復した。

対戦台なんていまや珍しくもなんともないけど、
当時はまだまだ定着してなかったのかなぁ。
一人用だと思って遊んでトラブルことって
割とあったとも聞くし、時代を感じる
説明文だよね。


バラした側や枠は使いきれないだろうけれど、
モニター以下諸々については
可能な限り修理して再利用する予定だ。

そんなわけでリバースはこれからも
ジャンク扱いで産廃処分を受けかねない
アーケード筐体を可能な限り修理し、
博物館ではない「誰でも遊べる状態」の
「ゲーセン筐体」として維持していくつもりだ。


ご支援いただいているみなさま、ありがとうございます。
支援してやってもいいかな〜?
というそこのアナタ! ぜひよろしくお願いします!

もう少し作業スペース等があれば、
近隣の故障筐体を積極的に回収に行って、
修理するなんてこともできるんだけどな〜。
今後の課題だね。


そんなわけで12月もがんばっていこう!!

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