OPUWA 2021/06/17 22:19

冒険者の宿 竜の翼亭 ネタばらし7

今回も引き続きネタバレになりますので、閲覧の際にはご注意下さい。

■マグメル島について

マグメル島のシナリオはもう見てわかる感じです。
ダンジョン飯と、メイドインアビスのパロディです。
これらの作への思い入れが強すぎて、
かなり長丁場のシナリオとなりました。

シナリオを考えるにあたって悩んだのが、
2作とも(現時点で)未完の作品であるということです。
なので、原作のネタを拝借しつつも、
着地点は私が考える必要がありました。

それと、原作と似てるけどなんか違うという
OPUWAパロディゲー特有の空気を出そうとして、
導入でルイオス、原作における「ライオス」ポジションのキャラを殺したのですが、
これによって、登場人物の中に「ボケ」がいなくなってしまいました。
残ったキャラは全員リスク回避思考の人たちだったので、
へなちょこなトラブルを起こせなくなってしまいました。
やらかしました…。

また、私がハッピーエンドが嫌いって訳ではありませんが、
覆水盆に返らず、取り返しがつかないことが起こったら、
それを元には戻せないという考え方の人なので、
登場人物たちは、その時点で手に入れている情報から
ベターな道を模索し続けるものの、
結果としてあの終わり方になりました。

だって、「まほうの ちからで なんでも きれいさっぱり もとどおり♥」なんて、
それまで起きてきたことや、それに至るまでの人々の決断を全部ぶち破る、
一番気が抜ける終わり方じゃないかと私は思うんですよ…。
北カメリア編も、その考えが
私のシナリオを考える上での基盤にあるので、
あんな終わり方になっているのです。
(なのでGODEATER2で最終的にロミオが生き返ったのがちょっとアレでした。)

導入は、ウッヒョォォォ!な感じで書き始めたくせに、
結末を考えるのはとてもしんどかったです…。
ちなみに、マグメル島最深部、
原作のメイドインアビスでは成れ果て村に相当するエリアですが、
ここからはシナリオを終わらせるために、
両原作とは違う方向に舵を切っています。

ぶっちゃけると、環境については「SUBNAUTICA」の
樹木が化石化している水深700m前後の
エリアを参考にしています。
出現する敵は、「鍛治女王の領域」に出現する連中とかなり似ています。
地の底、異界、ワームホール、エムブイテイカ山脈。
そういった要素が、境界が曖昧な世界で緩やかに繋がっているのかもしれません。

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    アイシャ ID00696600
    作者さんの信念や想いが伝わる、いい記事でした。お疲れ様です!

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