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2020年 06月の記事 (12)

カスタムキャストの女の子(6)

色黒な女の子もかわいいんだよなぁ~。

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サイコロひとつまみ(1)

また怪しげなコーナーを作ってしまったぞ…。

山下達郎さんみたいなネーミングが気になってしまいますね…。


というわけで、Koplow Gamesの6面体になります。シンプルです。

オパキューダイス(Opaque Dice)なんて名前で売られていて、思わずお化けを思い出してしまったのもなつかしい話で…。6面体というと数字ではなくドットが刻印されている印象があって、初めて見た時は6面体なのに面に数字が書いてあるサイコロがちょっとだけ新鮮に見えたものです。

クリアバージョンもあります。こっちはお化けではなく普通にクリアダイスもしくはトランスルーセントダイス(Translucent Dice)と呼ばれているようです。だいぶ前に買ったものなので微妙に数字フォントが違ってたり黄ばんでたりなのが気になるところですね。最近のクリアバージョンは黄ばまないのかな…。

こうして比べてみるとクリアダイスの方が少し大きいんですね。メーカー的にはオパキューもクリアも定番ラインナップの1つですが、定期的にリニューアルしているようなので、ロゴや大きさなどの統一感が欲しい人はプレイスペース広島さんあたりでズギャッとまとめ買いをおすすめします。

Koplow Gamesの公式ページは写真いっぱいの見応えたっぷりで楽しいです。探ってるうちにどこかで見覚えのあるサイコロも見つかるかもよ~。

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夢見る2倍マクロ

文房具撮影用マクロレンズとして長いこと使ってきたtouit 50mm F2.8の入院と入れ替わるようにしてやってきたのが、老蛙ことLaowaの65mm F2.8 2x Ultra Macroでした。

細くて長い

またの名をCF 65mm F2.8 CA-Dreamer Macro 2Xと言うそうです。何が違うのかはよくわかりませんが、夢見る2倍マクロ。その気持ちは伝わりました。

細くて長いレンズで、オートフォーカスはありません。手でリングを回して絞りダイヤルを回して良さげなところに合わせるという昔ながらのマニュアルレンズです。インナーフォーカスになっていて、リングを回しても筒がびょーんと飛び出すことはなく、マクロ撮影時にはとても楽です。回転の感触は少し重めですが、マクロレンズのピント合わせはシビアなのでこのくらいがちょうどいいでしょう。

ところで2倍って何?

今のデジタルカメラの中には昔で言うフイルムの役割を果たすセンサーというものが入っていて、カメラの世界ではセンサーのサイズと同じ大きさの被写体がすっぽり収まるのが等倍(1倍)ということになってます。センサーサイズが横1cmなら等倍(1倍)は現実の横1cmがすっぽりと収まる範囲と…。投げやりな話ですが、フイルム時代を引きずってそういうことになっているので仕方がないのです。

センサーにもいろんな大きさがあって、そこそこいいカメラの場合でざっくり言うと横36mmのフルサイズ、横23.4mmのAPS-Cサイズ、横13.2mmの1インチサイズが主流で、各社微妙にサイズが違ってたりもします。それはいいとして、同じ等倍(1倍)でもセンサーの大きさによって等倍が示すサイズがバラバラというのがめんどくさい話でね…。

めんどくさいのでマクロ写真を撮る人の中には何倍という表現を使わず、FoV(Field of view:視野、画界)として画面の中にスケールを入れてサイズを表現している人もいるくらいです。頭の中にはなつかしの曲が流れてしまうんですけどね。

https://www.youtube.com/watch?v=mCiOuqZIiPg


うちのX-T2はAPS-Cサイズで横23.6mm、今回のLaowa 65mmもAPS-C専用設計ということで、等倍(1倍)の場合はうちの机にあるシャープペンを横23.6mm…約2.4cmまで拡大して撮影することができます。ところがLaowa 65mmは等倍を超えて2倍まで拡大することができるのです。2倍ということは横11.8mm…約1cmの大きさまでガツーンと。ニコンの人にとっても名実ともにマクロレンズ(※)。小さいようでドーンと大きい2倍の世界をじっくりお楽しみいただけるのではないかと思います。

横1cmの世界をパソコンやタブレット、スマートフォンの画面で見たり、テレビやプロジェクターに写したり、思い切って大きく印刷して額に入れてみたり…それぞれ好きな鑑賞方法で楽しむのがいいと思います。自分が撮ったマクロ写真、ちゃんと印刷したことないんだよなぁ~。



ニコン的には原寸大(等倍)以上を撮影できるレンズをマクロレンズと呼び、原寸大(等倍)を超えることができないレンズをマイクロレンズと呼び明確に区別しています。Laowa 65mmは2倍まで撮影が可能なことにより、このニコン的な厳しい定義においてもマイクロレンズではなくマクロレンズに該当します。やったね。

色、解像力、ボケ味

もうこれはいろいろ言うよりも見ていただいた方がいいでしょう。シャープペン10本勝負!でも第0回の途中からずっとこのレンズで撮ってます。

「10」と書いてある写真は金属定規で、2倍で撮った後に切り抜いて拡大したものになります。等倍にしても2倍にしてもこの解像力はそうそう出せるようなものではなく、マクロ域優先設計とAPS-C専用設計が効いているのかなと思ってます。解像力としてはF4がピークで、以降は絞るほど落ちているように見えますね…。色収差はかなり少ないと言っていいでしょう。F2.8(開放)とF4では少し周辺光量落ちが気になるので、総合的に安定した描写が欲しい場合はF5.6が良さげです。

被写体から2~3m前後できれいに撮れるように調整されたポートレート用のマクロレンズとは異なり、あくまで等倍や2倍のマクロ撮影に最適化されたレンズです。遠くの景色はやや弱い印象ですが、付属のレンズフードを使うともう少し良くなるのかな…。

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シャープペン10本勝負!コラム スペックシートの読み方

あるといいのに、スペックシート

シャープペン10本勝負!では可能な限り正確な判定を下すため、スペックシートにおいて公平さを追求しています。しかし文房具メーカーはなかなかこういう細かいところまで書いてくれなくて…。確かに細かなスペックシートなんてなくても、いいシャープペンであることには変わりないのかもしれません。しかし、ないものは作りたくなるのが人間ってものでしょ。そしてせっかく作るなら気合い入れないと~。

名前、メーカー

名前は軸に記載されているものを優先して、正式名称もしくは予想される読み方をカタカナで書くようにしています。これは検索に便利という理由もあって、情報をカタカナ表記で検索して見つからなくても、ローマ字表記で検索すると出てくる…なんてことがしばしばあるからです。そう、シャープペンを使うのは日本人だけではありません。

メーカーについては一部のマイナーメーカーを除きカタカナ表記で統一してます。読みの情報は意外と見つからなくてたまに当てずっぽうで書いてしまうこともありますが、それはそれでみなさんからツッコミが来るのでためになるものなのです。

芯径

0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.9mm、1.3mm、1.4mmなど、指定された芯径をそのまま書いてます。一部海外製品には規格の都合上0.35mm(=0.3mm)や1.0mm(=0.9mm)と表記されているものが存在しますが、そこはわかりにくくならない程度にツッコミを入れるくらいですね…。

なお、今回のシャープペン10本勝負に関しては、芯径2.0mm以上のシャープペン(2.0mmシャープペン、芯ホルダーなど)に関しては扱わないことにしてます。そちらは別枠として、また後の機会にでもお話できるといいな。

長さ、太さ、重さ、重心

長さ、太さ、重さに関しては数字で書いてもなかなか実感がわかないところで、どの程度なのかを7段階に分けて書くようにしてます。とは言っても世界規模のシャープペン統計に基づく立派なものではなくて、あくまでいろんなシャープペンを使ってみた自分の経験に基づくざっくりな基準なんですけどね。

値はそれぞれ実測値で、時々文房具メーカーが発表しているものと異なることがあります。改めて実測してみると自分が実測した値とほとんどずれないところもあり、明らかにずれた値を平気で発表するところもありと、考え方が見えてくるところだったりもします。やってみることで想定外のものが見えてくる、楽しいじゃありませんか。

※基準は変更されることがあります。ご了承ください。

長さ

芯の周囲を覆っているパイプを最大まで伸ばし、芯を出さない状態の長さを普通の定規で測定します。軸が大きく伸縮する場合は最長と最短の両方を測定します。太さや重さに比べると書き味に大きく影響しない印象ですが、意外なところでこの長さが効いてるんだな~と思うことがあります。もちろん長すぎると収納に困るし、短すぎると支えにくいというのもあるでしょう。だいたい見たらわかるけどね。

太さ

ミドリの厚みを測れる定規で軸とグリップ部の直径を測定します。ちゃんとしたノギスもありますが、そこまで精度が要求されるものでもないので楽してもいいかなと…。位置によって異なる場合は最大3ヶ所測定します。どこまでが太軸でどこまでが細軸というのは人によっていろいろあると思いますが、今回はあえて自主基準で落としどころを決めてます。本当は形状についてもいくつかパターンを分けられるといいんでしょうけど、なかなかね…。

重さ

手元のキッチン用はかりで芯が1本入った状態の重さを測定します。クリップが容易に着脱可能な場合はクリップを付けた状態と外した状態の両方を測定します。0.1g単位で書くとそれっぽく見えますが、0.1g単位の重さに大きな意味はなく、書いてみると同じ重さでも軽く感じたり重く感じたりします。人間の感覚はあいまいなもので、その日の気分によっても違うのが困ったところです。

重心

ペンを指の上に置き、水平になってバランスが取れる位置が軸の中心からどのくらいずれているかを定規で測定します。いわゆる天秤法とでも言えばいいのでしょうか。本来の重心位置は持ち方によって異なるものです。しかも同じ重心位置でも重量配分の違いによって安定感や動かしやすさが異なるため、書きやすさの明確な基準にはなりません。あくまで傾向の1つというところでしょうか。

文房具メーカーはやたらと低重心という言葉を使いたがりますが、太さや重さと同様に、前重心(低重心)だから書きやすい、後重心(高重心)だから書きにくいという単純なものではないのでご注意ください。後重心な多機能ペン、ゼブラのクリップ-オン マルチをこの上なく好んで使うイラストレーターさんもいるんですよ…。

買える?

記事更新段階で買えるかどうか、どのくらい買いやすいかの目安です。データは時間とともに古くなるものです。更新日をよく見て判断してください。それと、欲しいと思ったシャープペンは店頭から姿を消さないうちに買っておきましょう。店頭から消えてからレアだの高値だの転売だの騒いだところで文房具メーカーにとって何もいいことはないのです。シャープペンは入れ替わりが激しい商品で、欲しい時が買い時です。くれぐれも逃さないように…。

毎回すみっコぐらしのぬいぐるみがあるのはなぜ?

記事一覧のサムネイルが棒1本になってしまい味気ないからです。

すみっコぐらしの開発元、サンエックスは意外なほど長い歴史を持つ文房具メーカーで、文房具好きとしても親近感あります。油断すると増えるそうなので気をつけないと~。

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シャープペン10本勝負!第3回 ロットリング「rapid」

シャープペン10本勝負!第3回はロットリングの変わりものです。ダブルノックに回転繰り出し式消しゴム付き、このギミックに引っ張られるんですよね…。

スペックシート

  • 名前:rapid(ラピッド)
  • メーカー:ロットリング
  • 価格:700円(税抜) ※購入当時は500円(税抜)でした
  • 芯径:0.3mm(0.5mm、0.7mmもあります)
    ※表記は0.35mmですが、0.3mmの替芯が使えます。
  • 長さ:通常時 約15.1cm(やや長い) / 収納時 14.9mm(普通)
  • 太さ:軸 約9.4mm(普通) / グリップ 約10.0mm~10.5mm(普通~やや太い)
  • 重さ:クリップ付き 約12.8g(普通) / クリップなし 約11.1g(やや軽い)
  • 重心:クリップ付き やや前重心 / クリップなし 前重心
  • 買える?:買えますが、売ってるお店は少ないかも(2020/6/20)

ひとめぼれの機能美

あの東急ハンズが札幌にオープンすると聞いて、いてもたってもいられなかったあの頃。当時はまだ高校生で、行きたいと言ってもなかなか行かせてもらえることができず、だからと言って自分のお金と足で行くことはできず、初上陸を果たしたのはオープンから数ヶ月、夏休みになってからの話でした。

すでに行き慣れた石田文具や大丸藤井セントラルとはひと味違った明るく洗練された雰囲気の文房具コーナーで、少ないおこづかいの中で何を買おうかと3時間近く歩き回ってあれでもない、これでもないと選び抜くのはとても楽しかったのを覚えてます。そんな中で一番最初に見つけたのがこのrapid。ダブルノック式、回転繰り出し式消しゴム、それでいてたったの500円(税抜)(※現在は700円(税抜)に値上がりしてます)。そんな機能美にひとめぼれしてしまったのです。思えば初めてのロットリングでした。



好きなのは0.5mmと0.7mmですが、今回は新しい型の現物でロゴがきれいなものが見当たらなかったので0.3mm(=0.35mm)の写真で代用してます。引き出しの奥から出てきたら差し替えるかもしれません。

ペン先、グリップ、書き味

まず最初に衝撃を受けたのはダブルノックの感触でした。強く(深く)ノックして内側の先端部が一気に繰り出され、弱く(浅く)ノックして芯を出す。そんなダブルノック式のシャープペンは初めてではありませんでしたが、ここまでしっかりした機構を味わったことはありませんでした。バネが強いので油断すると先端部収納時にノック部がロケットのように吹っ飛びますが、そこはご愛敬というところ。ダブルノックで繰り出された内側の先端部には約3mmのガイドパイプが付いていて、筆記用シャープペンでありながら製図用シャープペンのような見通しの良さを持っています。

グリップは縦に8本の凸ラインが入ったラバーグリップで、大きくボコッと飛び出したラインにはやや独特の感触があります。形としてはわずかな流線型で、グリップの下部で約10.0mm、中心部で約10.1mm、上部で約10.5mmと、中心部から上にいくとやや太くなっています。グリップ部の長さは約3.8mmと、こちらは普通くらいでしょうか。素材としてはやや硬めのラバーグリップで、大きく飛び出したラインの奥には細かな凹凸が施されていてサラサラとした感触があり、見れば見るほど不思議なグリップです。この感触だけでもこのシャープペンだけの個性的なものと思って差し支えないでしょう。

発売当初のものはラバーグリップにも関わらず革のような上質感がありましたが現在のものはそこまでの好感触はなく、比べてみるとややベタ付きが気になるところ。安定感はあるんですけどね。昔更新してた文房具サイトの掲示板でwabyさん(※)が教えてくれたのがなつかしいなぁ~。

個性的なグリップはやや人を選ぶところがありますが、ダブルノック式でありながら信じられないほどの安定感とやや前寄りの重心で、力まかせにガンガン書き進めるにはもってこいのシャープペンです。書きやすさはもちろんのこと、書き味としても機能としても個性のかたまりみたいなシャープペンで、何より書いてて飽きないのが最大の魅力かなと思ってます。



wabyさんはフルネームで呼ぶとwabysabyさんらしいです。たまにwbayさんになってることもありましたね…。現在は信頼文具舗の和田さんと言った方が通りがいいと思いますが、個人的にはやっぱり和田さんよりもwabyさんなのです。

クリップ、キャップ、消しゴム

クリップは真ん中にスリットが入ったもので、DRAFIXと比べるとだいぶ長めで手に引っかかって邪魔になってしまう人もいるかもしれません。邪魔にはなりますが、簡単に外すことができるのがいいところ。どうしても気になる人は勇気を持ってクリップを回しながらぐいっと外してみましょう。クリップの付け外しで重さや重心が変わるので、自分の好きなスタイルで使っていくのがいいと思います。個人的にはクリップの長さには目をつぶって、クリップを付けたままで使うのが好きです。

キャップは回転繰り出し式消しゴムユニットになっていて、上から見て時計回りに回すと消しゴムが繰り出され、反時計回りに回すと消しゴムが収納されます。細めではありますが、一般的なシャープペンに付いているおまけ程度の消しゴムではなく、十分な実用性を持つ消しゴムで、気兼ねなくガンガン使うことができます。標準の消しゴムは消字力がいまひとつですが、トンボ鉛筆「MONO KNOCK 3.8」用リフィルなど、3.8mm径の消しゴムリフィルを使うとかなり改善されます。純正品よりも安いし消える。文句なしですね。

変わったところではタジマ「すみつけクレヨン」のリフィルが3.8mm径になっていて、マーキングに使うという荒技もあります。ユニットを外してガンガン書き込むことができるのも魅力の1つ。ノック感はDRAFIXと比べてやや重めですが、そこはダブルノック機能に免じて許して…もらえるかな…。

チャック、安定感、そしてかる~く分解

内側の先端部を外すと小さいチャックが見えます。3分割の金属チャックで、この価格帯ではごく一般的なものです。しかしこのシャープペン、分解がなかなか困難でして…。好奇心で分解してしまうと再起不能になってしまう可能性すらあります。芯が詰まってしまった時はとりあえず他のシャープペンの消しゴムに付いてるクリーナーピンを見つけてトントンと突いてやり過ごすのが第一選択でしょう。あくまで分解は最終手段。メンテナンス性としては不安が残ります。

もしどうしてもチャックに詰まった芯を分解してかき出したい場合、ポイントになるのはいかに内側の先端部を分解するかで、うまくやらないと空回りして外すことができません。ダブルノックで強くノックして内側の先端部を繰り出した状態で外側の先端部を外してロックが解除されないように気を配りつつ内側の先端部を分解するか、外側の先端部を外した後でノック部を強く押しながら内側の先端部を分解するかのどちらかで、どちらにしても敷居が高い話です。どちらの場合も中に入ってるスプリングをなくさないようにね…。

分解すると本体、内側の先端部、外側の先端部、大きめのスプリング、クリップ、消しゴム、回転繰り出し式消しゴムユニットと、パーツ数は多いので分解したい人はうっかり落としてなくさないように気をつけましょう。ちゃんと分解すると軸の真ん中からペン先側とクリップ側に分解できたり内側の芯を収納するパイプと回転繰り出し式消しゴムユニットをつなぐパーツが出てきたり赤リングが外せたりするのですが、そこはお察しくださいとでも言っておきますか。分解は上級者向けなので、自信のある人以外は手を出さないのが無難です。700円(税抜)もするシャープペンがただの置物になっても知りませんよ…。

バリエーション

0.3mm(=0.35mm)、0.5mm、0.7mmと芯径違いで3種類のバリエーションが選べるのはありがたいところです。せっかくなら0.9mmも欲しかったけどね。カラーバリエーションは特に用意されてないあたりが無骨なロットリングらしさを感じます。古いものはクリップにrotringの刻印があったり、先端部とグリップの間に溝があったり、ロゴが違ってたりと微妙な違いがいくつかありますが、やはり一番大きいのはグリップの質感の違いでしょう。値上げついでにグリップを昔の質感に戻してくれるとうれしかったんだけどな…。

まとめ

うれしい!

  • このシャープペンにしかない独特な感触と安定感の両立。
  • ダブルノック+回転繰り出し式消しゴムという機能性の高さ。
  • クリップの着脱が容易。

物足りない!

  • ややベタ付きが多いグリップ。独特の形状や感触も好みが分かれる。
  • ひと通り分解は可能だが、慣れてない人には困難。メンテナンス性に課題あり。
  • 油断するとペン先収納時にキャップが吹っ飛ぶぞ!

評価

  • 作りの良さ:★★★★ 20/25
  • 感触の良さ:★★★★ 20/25
  • お買い得感:★★★☆ 17/25
  • 書きやすさ:★★★★☆ 22/25
  • 合計 79点

個性のかたまりのようなシャープペン。こう言うのが一番適切でしょう。クセは強いですが、このシャープペンにしかない持ち味がはまる人にはとことんはまる1本です。ちなみに上位版のrapid PROというのもありますが、持ち味の個性的なグリップもダブルノックも回転繰り出し式消しゴムもなく、手軽さと機能性の両立を求める人にはおすすめできない別物となっています。やっぱり普通のrapidが最高ですよ。

次回予告

叩かれても痛くないくらい軽いんです。

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