閑談茶房 2022/06/05 14:27

「パン工房 どんぐり」

以前サクラタウンの書店に所沢ゆかりの作家コーナーを設置するとの事で、寄稿した文章に私の好きなパン屋さんの事をエライ長文で書かせて頂きましたが…。


こちらがそのお店となります。
狭山ヶ丘駅西口を出て、道を渡り僅かばかりに小洒落たレンガ敷きの建物の間を抜け、左側に見える駐輪場で右折し(ラーメン屋鈴の木さんを通り過ぎ)ずーーーっと進むと、見えてきます。

店内はこんな感じ。店舗としては小さめです。くそう品揃えが良いタイミングをと思って12時目指して訪れる筈が、先に一度位足運んどこと思ってサクラタウン行ったのが不味かった、12時半を回って仕舞った…東所沢、遠いです。商品が少なくなってる。

何でこのお店がそんなに好きなのか、なのですが。
美味しいというのは勿論なのですが、それ以上に驚きを与えてくれるからです。
元々私はパンは特に好きでもありませんでした。というか興味が無い。何か飲みながらじゃないと喉に詰まるし、味気無いし。なので食べるなら惣菜パン位で。

どんぐりさんで初めて食べたのはカレーパンでした。
国産小麦パンの吊り下げ看板(そしてあの当時は入口付近に立て掛けられた黒板に天然酵母の表記があった記憶が…)に惹かれて、つい買って仕舞った訳ですが、一口齧りついた瞬間に「!???」となったのです。
パンよりカレーの方が多いんじゃないかと思う程にカレーが飛び込んでくる、しかもカレーも普通なら固めなのにトロっとしてるし。これだけカレーのパンチが強いのにも拘らず、パンが味で負けてない!?
どういう調理をしたらこうなるのかが分からない!夢中で貪った訳です。


他には例えばコレ。まぁコーンが乗ってるんだろーなー、位の印象位しか思い浮かびませんが、

切ったら溢れて来たし。トウモロコシ齧ってる気分になれます。いやホント。
こちらは最近好みのパン。


パッと見普通じゃん、と思うのですが(というかじゃがバターに興味が無かったので他を知りませんが…)。歩き食いなんかしてると大変です。バターが凄く零れてくる。何度も「嘘ォ!?」とズボンにバターを垂らすのです。
以前に販売されていたもので、いよかんパンというコッペパンがあったのですが、コレがまぁ旨かった。その当時70円で売られていた見た目ホント只のコッペパンですよ。でも食べれば凄く良い香りが口中に広がって。一番好きでした。
店主さんにまた出さないのか聞いたら「そんなの有りましたっけ?」って店主さーん!というツッコミを入れたくなりました。

ただやはりベースのパンが美味しいという事でしょう。
ただどうにも分からない。
他の店のパンも食べてみるのですが、バターが効いていたり甘かったり…という事に比べるとパンの表情としては割と穏やかというか、尖った物凄い特徴がある訳でも無いのですが、しっとりしていて味もしっかりしていて食べ易い。懐が深い…うーん未だに正解の言葉が思いつかない。
まぁ旨いから細かい事は良いのです。


一番人気は食パン、2位は揚げパン出そうです。
とても滑らかな口当たりの食パンです。店主さんに「オリーブオイルに塩を混ぜてつけると美味しい」との助言を頂き、そのやり方で食べています。
揚げパンに関しては、そりゃ旨いパンで揚げパン作ればそりゃ旨いですよね。

季節のパンも出されていて、新作の濃い抹茶あんパンや梅チーズパンが今並んでいます。梅チーズパンは結構な人気商品だそうです。私も夏のキーマカレーパンを心待ちにしております。

以上結構な熱量で語らせて頂きましたが、それ位は好きという事です。
アシスタントって作家先生の休載・連載終了と不安定な仕事で、生活がキツい時とかも有るんですが、そんな時にちょっとおまけして貰えたり(そんなに飢えた顔してたのかの思うと恥ずかしいですが)するとホント嬉しかったり。助けて貰ったなぁ。
今はコロナや情勢不安で、「どんぐり」さんだけでなく色んな店が厳しい時だと思いますので、僅かばかりでもの恩返しにでもなればと思います。


近くに立ち寄ったら食べてみて下さい。
他の店の紹介してみようかなぁ。結構地元の店も、探せば良い店があるものなので、皆さんも地元探訪やってみると面白いですよ。

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