【816日目】赤い世界:マップ制作「夕焼けの海」 試行錯誤:京極夏彦さん工夫がのすごい話
スキマスイッチさんの由来は「聴く人の心の隙間に音楽が入り込んで、
スイッチのように切り替えるような云々」と想像していたら、
『名称に深い意味は無く、響きを重視して付けられた。』と残酷な真実を知り、
言葉を失っているゲーム作家のkuroです。
今日はトリビアめいたアイディアの話をします。
赤い世界
マップ制作「夕焼けの海」
画面キャプチャーソフトのOBSで「録画開始」ボタンを押し、マップ制作開始。
仕事の時間が長引き反射神経が落ちているときは、
このように作らねばならない環境を設けます。
今日、マップ作りで参考にしたのは
「オクトパストラベラー公式コンプリートガイド&設定資料集」。
オクトパストラベラー(以下オクトパス)は
X軸(左右)方向の動きが多いように設計されており、
キャラクターのドット絵も横が魅力的に見えるようになっています。
マップは横移動が中心にし、立体交差で隠し通路や宝箱を配置することで
単調さを消しています。
Y軸(上下)方向の移動はボス戦前やイベント前の予兆として機能しています。
シンプルだけれども良いですよね。
私も横移動を主体、Y軸で緊張感を作る試みをしてみました。
まだ単調さがあるので、装飾を加えて、隠し通路を探す遊び代を作ります。
試行錯誤
京極夏彦さんの工夫がすごい話
作家の京極夏彦さんはデザイナー出身であり、
フォントや位置組みを自身で調整されています。
文章がページをまたがないようにし、
ハードカバーと文庫本で文章を変えているそうです。
これらの理由は「読みやすさ」です。
ゲーム制作では、台詞の改行位置で応用できそうですよね。
そしてこの京極夏彦さんの工夫から生まれた話題の小説が
杉井光さんの「世界でいちばん透きとおった物語」。
2023年4月発売で、既に30万部越えのヒット作。
紙の本ならではのトリックを詰め込んでいます。
「世界でいちばん透きとおった物語」のヒットは1回きりしか使えない方法であり、
本を本以外の要素で読ませたアイディアの功績が大きいです。
この方法はもう再現性がありませんが(50年後くらいにやったら受けるかも)、
着眼点、視点の広さを持つことの大切さを感じられます。
そんなこともあり、今日の記事は文字のレイアウトを工夫してみました。
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作品「地図の時間~言葉集めの冒険譚~」
もしも言葉が力をもつ世界だったなら。
そんなアイディアから生まれた「言葉集め」×「異世界を旅するRPG」。
ぜひ週末の時間の過ごし方に数えて頂けたら嬉しいです。
https://kurogamestudio.com/2020/04/25/timeofmapworks/
実況動画
https://kurogamestudio.com/2021/06/21/実況動画/
それでは素敵な週末をお過ごしください。
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