【383日目/days】イラスト線画改善/最近読んだエンタメの話
初夏の予感をかんじながら、お品書きです。
・イラスト線画改善
・最近読んだエンタメの話
イラスト線画改善
あるキャラの髪のシルエットが時間をおくたびに納得いかず。
-8テイクの髪レイヤーやりなおし
-米山舞さん、トマリさんのライブドローイング動画を視て比較
このような工夫をしていました。
1テイクごとにわかるのは「この方法では駄目だったのだな」ということ。
具体的にはロングヘアだと髪が長い=線が長くなるため、毛先ほど柔らかく自然な揺らぎが求められます。
つまり「曲線を描く技術」と「毛の流れを想像する」の二つがコツだと感じました。
私がここ二ヶ月とりいれているのは、クリップスタジオのデフォルト設定のGペンで直線を主体にイラストを描く望月けいさんの技法(この前提は私にも再現性が高いという仮説が立つ)。
直線は迷いなく引けば描けるので(=技量/経験よりもメンタルで補う比重が大きい)、直線依存が今の苦戦の原因なのだなと仮説を立てました。
そうしたら解決策は曲線の描き方を練習する……ではなく直線を曲線に少しずつ転用すること(今の武器を置かずに利用する)。
5/26朝はその考えでいつもと違う作業開始時間で変化を取り入れて作業しました。
まだ課題はあれど、前進です。
最近読んだエンタメの話
-ブルーピリオド 12巻
集団と個の話を思わせる展開。
このあたりはとんがり帽子のアトリエにも通じる流れです。
スリザリン、グリフィンドール。
そして集団から個に視点を戻すと、キャラ自身やキャラの背景がより強調されるのですよね。
アートの起源は識字率が低い文化時代の娯楽、といった芸術史の解説は目から鱗。
美術館に行きたくなるコミック第一位。
-宇宙兄弟 41巻
We are space brothers.
40巻でタイトル伏線回収し、そろそろ終わりも近いと予想される流れ。
この作品の魅力は会話の中のユーモアの比率と、一貫した自我で動くキャラの魅力。
「天才」と「万能」と「使い捨て」といった展開の都合から作られたキャラがいないのです。
それを裏打ちしているのは膨大な取材なのだろうなと想像します。
状況設定が固まっているから、その上で動く人物は可動範囲内で魅力的な動き(行動、台詞)に専念できる。
書き出すと思考が整理できますね。
ヤァマン。