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kuro 2024/06/12 00:18

【944日目】赤い世界:Geminiを活用したシナリオ管理、SunoAI曲の生成・編集テスト

芳香剤と空気清浄機の脱臭機能の組み合わせにより、お互いを打ち消し合っている可能性が頭から離れないゲーム作家のkuroです。
窓を開けたままエアコンをつけるかのように。
さて。

作業進捗動画や試行錯誤の様子が溜まっておりましたので、投稿しました。

Gap in the street
https://youtu.be/P_fXb8ljba4

2024/5/31 マップ制作作業
https://youtu.be/cV5LBND-wmY

2024/6/11 Geminiを活用/SunoAIの生成曲を編集する様子など
https://youtu.be/KbogXnuFzf4

赤い世界

Geminiを活用したシナリオ管理、SunoAI曲の生成・編集テスト

GoogleのAI「Gemeni 1.5」は100万トークン(文庫本7~8冊)程度のテキストデータの読み込みが可能です。
制作管理にどのような使い方ができるのか、試しています。

Googleスプレッドシート、Googleドキュメントを参照した処理は同社の「NotebookLM」でもできる様子。
今は「Gemeni」や「ChatGPTo」との使い分けを確認しながら、慣れることに時間を割いています。

今までは

1.人がシナリオを書く
2.AIにてチェックさせる

この1→2をトークンが尽きない範囲で細かく区切っていたのですが、Geminiの仕様通りならば作品全体を見通した運用ができるはずです。
AIを上手く活用できれば1人でもチームのような作業量ができるはず。

次期Apple製品にもChatGPTが標準搭載され、アプリを横断的に利用でき、AIをAIと意識せず利用できる未来が近づいてきました。
新しい技術は使える方が良いので、これからも色々と試していきます。

戦争について調べた話

言葉を選ぶ話題ですが、ドキュメンタリー映画から始まり、戦争について調べていました。

「マリウポリの20日間」
日本では上映映画館が少ないアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門受賞作品。
AP通信の記者が2022年ウクライナ侵攻の標的になった都市マリウポリに滞在し、包囲されていく様を収録した胸が潰れるような作品でした。

映画館のスクリーンで安全な状況とわかっていても、空襲の音には身がすくみますし、絶命する光景を見ていると言葉を失います。

「レーエンデ国物語」
2024年本屋大賞ノミネート作品。ファンタジー×歴史×革命の物語。
1作目は開拓と死生観、2作目はジャンヌダルクのような革命の英雄譚、3作目は2作目を演劇作家の視点で編纂する、展開に引き込まれる作品。

ここにも作品全体を通して国家、民族の対立を背景にしており、考えずにはいられませんでした。

そこからは池上彰さんの書籍を読んだり、AIに歴史上の戦争の背景を問うたり。

調べると人類史上、戦争がない時代はひと時もありません。
歴史的背景、信教、資源、様々な要素が原因になり、衝突は常に世界各地で発生します。

立場が変われば「侵略」とも「解放」とも言い換えられるわけで、どこから始まったのか、どこで終わらせることができるのかは問えない課題のように思えます。

学校では歴史的な事件として覚えていたけれど、時代ごとの点ではなく、土地に対するタイムラインで起こる事象群として捉えなければ、理解も進まない。

一人の人間としてできることは、人を憎まない、自分から憎しみに加担しないこと。
それは言葉選び一つとっても、心がけなければいけないなと思います。

まずは検索結果に表示される「●● 嫌い」「●● 気持ち悪い」と推奨ワードが表示される仕様は変わって欲しいところです。
そんなものを見て、ドーパミンを出すために人生の時間を消費するのは悲しすぎる。

一方で創作における「悪」は役割。
ディズニー映画の悪役の描き方は、理想だと思います。
私は「対立軸」と表現しますが、言い方の違いでしかありません。

そんなこんなで、現在制作中のシナリオはどう着地したものか、考え抜いて答えを出したいところです。
「世界平和」とは世界で一番の難題かもしれませんね。

それでは素敵な1週間をお過ごしください。

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kuro 2024/06/06 00:34

【943日目】赤い世界:ムービーシーンの試作

名前と見た目が一致しない料理ナンバー1は「プルコギ」だと思っているゲーム作家のkuroです。
北国の伝統的な鍋料理かお菓子のような語感ですよね。
さて。(さて?)

赤い世界

ムービーシーンの試作

ゲーム制作に利用できそうなAIサービスを試していました。

①Text to Sound Effects
https://elevenlabs.io/

テキストから効果音や音声を生成するAI。

②Pixverse
https://app.pixverse.ai/home

テキスト、画像から動画を生成するAI。

③Gen-2
https://research.runwayml.com/gen2

テキスト、画像から動画を生成するAI。

おそらく①+②または①+③を組み合わせれば台詞を喋らせることができる。
そしてカットを動画編集ソフトで組み合わせれば10~20秒くらいのイベントシーンはできそうです。

まずは4秒のシーンで実験。
結果は成功。

これでムービーシーンを作る方法が確立しました。

効果音の試作

Text to Sound Effectsを利用した例です。
先ほどは台詞に使いましたが、たとえば「ファンタジー世界のクリスタルに触れたときの光輝く効果音」のように想像を言語化することで生成できます。

イメージボードの作成

ChatGPTを活用した例です。
GPToから画像参照しての応答ができるようになったので、会話を重ねて色々と試します。

・マップ画像からマップの続きを提案
・マップ画像からイメージボードを提案
・マップ画像から背景画像を生成
・MidJourney用にプロンプトを提案

このようなことを試しました。



1回で上手くいかないこともありますが、経験と会話という学習を重ねていけば思いもよらない結果が得られそうです。

さて、それでは素敵な1日をお過ごしください。

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kuro 2024/06/05 01:16

【942日目】赤い世界:SunoAI×Ozone11×RX11、マスタリング研究2

ジョギングしたり、料理をしたり、AI生成の組み合わせを調べたりしていますゲーム作家のkuroです。
SunoAIを活用した試行錯誤が一区切りつきました。
所見を整理する回です。

赤い世界

SunoAI×Ozone11×RX11、マスタリング研究2

■生成した曲
Twilight Vibes
https://youtu.be/K3LLCWIIQ5w

プロンプト
electoric piano, shibuya-kei, jrpg,stylish,DnB, emotional, jazz, funk, jpop, lo-fi, clear sond

After School Chat
https://youtu.be/ywRW7djtm2Y

プロンプト
Jazz, Funk, Pop, jrpg, lofi-hiphop, Shibuya-kei rap, cutecore, female voice, DnB

■使用環境
StudioOne6
Ozone11
RX11

■サービス比較
2024/6/4現在、「SunoAI」か「Udio」です。
この2サービスは現状、ユーザー数が多く、学習データ、資金が潤沢であり、開発への投資が見込めるためです。

AI開発において性能を決定づけるのは「学習データ」と「サーバー」の量。
ChatGPT(openAI)、Bing(MicroSoft)のように資金力とユーザー数とスタートダッシュで決まるように思えます。

機能でいえば「AIVA」が素晴らしく、STEM単位のMIDI出力(楽器パートごとの編集可能なデータ)が出来るのですが、生成される曲の質はどうしてもSunoAIやUdioに軍配が上がります。
多くのユーザーはDAWで編集するよりも、そのまま使えた方が良いですからね。

「SunoAI」か「Udio」どちらを選ぶかは、開発競争で大きな差が生まれるまでは、好みで判断すれば良さそうです。
「Windows」と「Mac」みたいなもの。

■どこまでマスタリングで音が良くなるか
SunoAIの課題は音質の向上と、編集できるようになること。
ここ数日はSunoAIで生成したWAV形式の音をどこまで作曲に活かせるかの検証をしていました。

・STEM単位で分離し、RX11でノイズ除去し、Ozone11でマスタリングと最短工程で進めても、元の音源の音質を大きく上げることはできない

・STEMをMIDI変換し、ノイズ除去を試すも、MIDI変換の精度が足りない

結論としては、SunoAIやUdioのバージョンアップを待つのが最適。
SunoAIはv4.5かv5で、ループ編集以外の要素を解決できそうな気がします。
プロンプトをつくるスキルは磨いておいても無駄にならないと思います。
SunoAI v3.5の検証はここまでとし、次回からは制作の話題に戻ります。

それでは素敵な1日をお過ごしください。

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kuro 2024/06/03 01:30

【941日目】赤い世界:SunoAIのプロンプト、マスタリング研究

2日間通しでAIとDAW弄りに費やしていましたゲーム作家のkuroです。
ついに米粉とベーキングパウダーを常備し、お菓子をDIYしはじめました。

さて。

Sunset Reverie
https://youtu.be/fZSvL1K3sK4

Dusk Detective
https://youtu.be/1ddqoHBctug

赤い世界

SunoAI v3.5

v3.5から、音質の向上と4分以内の曲が生成できるようになりました。
さっそくゲーム制作に活用できるものか、140曲ほど生成し、検証。

結論、まだ充分な音質ではありませんが、あと2回メジャーバージョンアップする頃には実用に耐えられるようになるでしょう。
今でもlofi hiphopならば、Vynal(ノイズ音)との組み合わせで軽いストリーミングに使えます。

プロンプトの傾向:
・同じプロンプトでも曲調のバラつきが多い
 =Search機能はあまり参考にならない
・トラック数の多いジャンルは音質が下がる(Kawaii Futuer Bassとか音の厚みが必要なジャンルは弱い)
・楽器名を絞るほど、音質が上がる(ピアノソロなど)
・Instumentalにした方が、音質が上がる

AIの裏処理はトークンを消費して行われるもの。
トラック数が少なくなるような指示を出し、負荷処理が低いほど、音質にリソースが回せる印象を受けました。

・バトルBGMならば「Battle」ではなく「DnB(ドラムンベース)」「Upbeat and danceable」とした方が欲しいテイストが手に入りました

DAWとの組み合わせ

・Acon Digital社の「Remix」で楽器別に音を分離し、音量調整
・「Ozone」、「Gate」で音を整える

ループタグは早いと数分以内で作ることができるようになりました。

SunoAIのバージョンアップ速度を考えると、今後は音質向上、STEM(楽器単位)の音量調整などができるようになりそうです。
つまり、今回の調整作業は未来では不要になるでしょう。
Spliceとあわせて作曲ツールとして重宝しそうです。

それでは素敵な1週間になりますように。

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kuro 2024/05/31 23:19

【940日目】赤い世界:マップ画面効果/ティルトシフト/看板用パーティクル

多崎礼さんの書くダークファンタジーの世界観が素晴らしくて、関連作品を読み始めたゲーム作家のkuroです。
本屋大賞ノミネート作「レーエンデ国物語」の前に「煌夜祭」を読み、心を掴まれました。

「煌夜祭」はたとえるならファンタジー版の百物語。
百物語の各話を戦記物のように繋げ、人食いと生贄の要素と、少しの恋愛・家族愛の要素を足して、見事な仕上がりになっております。

さて、今回はスクリーンショットを多めの記事です。

赤い世界

マップ画面効果/ティルトシフト/看板用パーティクル

4日連続で毎日9km走り、体力を使ったおかげで睡眠の質も上がり、脳が冴えています。
しばらくするとぼうっとするブレインフォグが皆無。
フィジカルとメンタルのバランスが大切と改めて思います。
脳を使った後は身体も動かさねば、ですね。

そんな中。
これまで制作したマップを見直すと、良いものもあれば、NGとしたものもありました。

ティルトシフトは数日前に設定した値では、見辛いために修正。

看板も見つけ辛いので、パーティクル(キラキラ)を追加して調べやすく改善。

ステージあたりのマップ数もバラつきがあるので、調整します。

これまでのスクリーンショットを並べると、同じ赤系の画面表現でも、ホラー風味に感じとれたり、けばけばしい(品のない)感じだったり、少し統一感がありません。
画面の明度のパラメーターでも印象が変わるので、試行錯誤してみます。

それでは素敵な週末をお過ごしください。

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