常識の崩落
催○術師としてたまにはブログを書いてみる。
「これからあなたに催○術を掛けます!」
こう言われたとき、大体の人間は否定的な気持ちを出してくることが多い。
催○術に対するネガティブな勘違いが大きく4つあり、そのうちのどれかを示すことが多々ある。
・意識がなくなるのではないか
・記憶が飛ぶのではないか
・意のままに操られるのではないか
・いやな暗示をかけられ皆に笑われるのではないか
催○術師として、いずれも起こりえないといいたい。
そもそも、意識がないのであれば、眠っているかのように崩れた姿勢の人間に暗示は聞こえないし、催○状態の記憶が残らないのであれば、終わった後に感想が聞けるわけがない。
そして、意識があるのなら、意のままには操られないし、嫌な暗示をかけられそうになろうものなら、本人が強い拒否の意思の元で、自ら催○を解いてしまう。
先日放送されたテレビ番組「水曜日のダウンタウン」の企画の中で、おぼんこぼんのお二人がまさにそうだ。
本来、催○状態で特定の相手を魅力的に感じるには、少なくとも相手に対して極端に悪い印象を持っていないのが前提で成り立つ。
多少喧嘩するくらいの中であれば、即座に催○が解けるようなことはない。
あの二人の不仲は、本物だ。
話は変わるが、私が催○術でよくやる「キャラクター化催○」またの名を「人格変換」。
簡単に言ってしまえば、「あるゲームやアニメのキャラクターの人格を被験者に暗示として入れ、演じてもらう。」そんな催○であるが、これを見たある人が「本格的にかかっててちょっと怖かった」と感想をくれた。
感想の抱き方そのものは人それぞれなので、これに対して特にこちらが不快な思いになることはない。
おそらく、彼の中では「目の前で起こった現象が今までの経験で全く起こりえず、初めてのものに対する未知」からくる恐怖が今回の「怖い」に集約されたのだと思われる。
催○術を初めて経験する人が大きく驚いたり楽しんだりしてくれる時、私は「常識の崩落」と呼んでいる。
崩落は決して悪いことばかりで使う言葉ではない。
今までの常識が大きく覆るということは、それだけ人生における新しい発見に巡り合えたのと同義。
刺激を求めるなら、常識を捨てる覚悟を持とう。