りょす 2024/08/28 20:25

【Deadlock(デッドロック)】次の覇権ゲー確定か?その理由と今後の展望を徹底解説

はじめに

最近、テストプレイが開始されているDeadlock(デッドロック)をプレイしたのですが、ApexやVALORANT初プレイ時と同じような覇権ゲーの感触を得ました。

もし今後伸びるゲームであれば配信者にとって早期参入のメリットが多くあると思います。

今回はそんな筆者が期待する新作ゲーム「Deadlock」について記事を書いていきます。

Deadlock(デッドロック)とは


DeadlockはValve社が開発した6対6のチーム制ゲームで、MOBAとTPSの要素を融合させた独自のプレイスタイルが特徴です。

プレイヤーはヒーローと呼ばれるキャラクターを操作し、各々が持つ特有のアビリティを駆使してチームを勝利へと導きます。

TPS(一部FPS)シューティング要素に加え、MOBAならではの戦略性が求められるため、両ジャンルのファンにとって新鮮なゲーム体験を提供します。

このゲームの最大の魅力は、戦略的なプレイとシューティングアクション性が巧妙に両立している点です。

例えば、ゲーム内では立体的なマップが採用されており、高低差や遮蔽をを活かした戦術やが重要となります。

また、各ヒーローの特性を理解し、試合を畳むまでのビルドや戦略などチーム全体でどのように連携するかが勝敗を分ける鍵となります。

これら要素により、プレイヤーは多種多様なプレイスタイルを楽しむことができるでしょう。

現在、Deadlockはアルファテスト段階にありながら、すでに多くの注目を集めています。Valveのブランド力や開発力が支持されていることもあり、正式リリース後のさらなる人気拡大が期待されています。

※アルファテスト参加方法に関する記事はこちら

「Deadlock」が日本で覇権を握る要因と背景

Deadlockが覇権を握るか否かについて言及する前に、その考察に大きく関わる日本におけるMOBAの普及について解説していきます。

日本でMOBAが定着するまでの苦難

日本市場では、MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)ゲームが当初はなかなか受け入れられませんでした。

特に「オーディンクラウン」や「ポケモンユナイト」といったタイトルは、国内市場向けに開発・改良されたにもかかわらず、期待通りの結果を出すことができませんでした。

「オーディンクラウン」は、スマホ向けに設計されたことでユーザー層を広げようとしましたが、既存の人気海外製MOBAなど競合の存在や、複雑な戦略性の高さなどから日本のカジュアルゲーマー層に馴染みませんでした。手を出すきっかけが少なかったとも敗因と言えるでしょう。

また、「ポケモンユナイト」も、任天堂の人気IPを活用してリリース当初は大きな注目を集めましたが、その後は勢いが徐々に失われました。

ただし、ポケモンユナイトに関してはZETA DIVISIONやREJECTといったプロゲーミングチームがユナイト部門を立ち上げたことにより、競技シーンでの活躍が期待されており、再び盛り上がりを見せる兆しがあります。

LoL初心者大会「The k4sen」の成功

日本でのMOBAの流行を大きく変えたのが、「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)の成功です。LoLは、世界的に人気のMOBAタイトルですが、日本では長い間注目されることが少なかった状況でした。

しかし、2023年末に開催された「LoL初心者大会 The k4sen」が転機となり、国内でも一気に人気が拡大しました。この大会では、FPSを中心に活躍している有名配信者が集結し、彼らが初めてLoLをプレイする姿が大きな話題を呼びました。

特に注目すべき配信者には、Kamito、赤見かるび、きなこなどがいます。彼らは普段FPSをメインに活動していることが多いですが、このLoL初心者大会をきっかけに、MOBAの魅力を新しい層に伝える役割を果たしました。

また、彼らの影響力により、新たなファン層が増え、結果的に日本におけるMOBAの地位が大きく向上しました。

「Deadlock」が覇権ゲーになる可能性

2024年に入ってからも、LoLを中心に日本でのMOBA人気は継続しています。

最近開催予定の「しゃるる杯 2024.8.26(月) ~ 8.29(木)」でも、橘ひなの、白波らむね、夢野あかり等のぶいすぽっ!メンバーを中心とする国内有名配信者が多数参加し、再び大きな話題となっています。

こうした大会の開催により、日本市場におけるMOBAの人気はさらに高まり続けている状況です。

このMOBA人気は、大きな懸念点である日本人へのMOBAの受け入れ難さを軽減し、覇権ゲーになる可能性を秘めている要因となっています。

また、火付け役となった有名配信者のほとんどがFPSシューティングゲームをメインに活動していることも大きな追い風です。

先ほど紹介したぶいすぽっ!メンバーを始め、Kamito、赤見かるび、きなこもAPEXやVALORANTをメインに活動していた時期があります。

これらのプレイヤーがDeadlockをプレイし、後述する魅力から大会の開催や継続的な配信活動を行った場合、覇権ゲーとなることは容易に想像することができるでしょう。

「Deadlock」のゲーム内容とその魅力

どれだけ追い風が吹いていても、そもそもDeadlock自体が面白くなければ話になりません。『Portal』『Counter-Strike 2』『Dota 2』を運営しているvalve社の新作であるため実績としてはこれ以上ない程に申し分無いですが、新作ゲームであるDeadlockはどうでしょうか。

高いリプレイ性と戦略性

Deadlockは、MOBAとTPSの要素を融合させたゲームであり、DOTAやLoLと同様にその戦略性とリプレイ性の高さが際立っています。

プレイヤーは各試合で異なるヒーローを選択し、それぞれのスキルを駆使して戦います。

戦略を練り、状況に応じてビルド、チーム方針、プレイイングを変えることが求められるため、プレイするたびに全く新しい体験が得られます。

これは、LoLやDota2といった人気MOBAゲームと同様に、プレイヤーが年単位でプレイし続ける大きな要因となるでしょう。

ビルドやチーム構成の多様性

「高いリプレイ性」とも被る部分がありますが、Deadlockではビルドやチーム構成の多様性が非常に豊富です。

プレイヤーはゲーム内で敵プレイヤーや中立モンスターのキル獲得したリソースを使って、ヒーローの能力を強化するさまざまなビルドを試すことができます。

これにより、同じヒーローでも異なるプレイスタイルが可能となり、チーム構成も無限の可能性を持ちます。

異なるビルドや戦術を試しながら、最適なチーム構成を見つけ出す過程は、このゲームの大きな魅力の一つです。

スノーボールによる爽快感

DeadlockにはLoLと同様にスノーボールによる爽快感と大逆転の要素があります。

Deadlockは、6v6のMOBAであることから1人で影響力を出すにはかなり難しいゲームです。しかし、スノーボールしてしまえば話は別です。スノーボールとは、試合の初期段階で優位に立ったプレイヤーがそのまま勢いを維持し、敵を次々と倒すことができる状態のことです。

スノーボールしたプレイヤーはゲームの流れを支配し、自分が圧倒的な力を持つ状態になります。このような状況は、他ゲームでは味わえない程の無双感を味わうことができ、ゲーム楽しさが一層高まります。

これはMOBA×TPSシューティングという新しいジャンルの観点からも、Deadlockでしか得られない唯一の楽しさとなるでしょう。

最後まで残る大逆転の要素

試合を最後まで楽しむための要素として、MOBAではお馴染みの大逆転できる可能性は必ずあります。

たとえ試合中に不利な状況に陥っても、適切な戦略やチームワークを発揮することで、最後まで希望を捨てずに戦い続けることができます。そして、LoLでいうバロンのような重要な中立モンスターを倒してバフを得ることで、戦況を一気に逆転させることが可能です。

実際にテストサーバーにてプレイした際も、味方が本陣まで押し込められた状態で敵チームから3キルを奪い、人数差を生かしてバフが掛かる中立モンスターを取得し大逆転できました。

これらの要素が組み合わさることで、Deadlockではプレイヤーに常に新しい挑戦と楽しみを提供し続ける、リプレイ性の高いゲームとして魅力を発揮しています。

「Deadlock」の強みと課題

強み:唯一のゲーム体験とブランド力

Deadlockの強みは、前述した唯一無二なゲーム体験とValve社のブランド力でしょう。

MOBAとTPSシューティングの要素を融合させたことで、それらの良さを兼ね備えた全く新しいプレイ体験を楽しむことができます。

さらに、Valveという信頼性の高いブランドが開発しているという点は大きな強みです。

Valveは「Dota 2」や「Counter-Strike」など、長年にわたって成功を収めてきたゲームを手がけており、その開発力とサポート体制には定評があります。

これらの要素により、プレイヤーはDeadlockに対しても高い期待を寄せるでしょう​。

課題:競争激化と運営の力量

一方で、Deadlockにはいくつかの課題も存在します。

まず、既存の競合タイトルとの競争が激化していることです。

「LoL」、「Overwatch」、「Smite」など、すでに確立されたハイブリッドゲームとどのように差別化を図り、長期的にプレイヤーを引きつけるかが重要な課題でしょう。

また、競技性の高いタイトルとして長生きするためには、運営の力量が試されます。

Riot Gamesのように、競技シーン向けのバランス調整や一般ユーザー向けの調整を両立させる能力が求められますし、チーターへの対処や、批判が殺到する要素への迅速で誠実な対応も不可欠でしょう。

もしこれらに成功すれば、Deadlockはプロシーンでも長く支持されるタイトルとなるはずです。

しかし、これらの課題に適切に対応できない場合はアクティブプレイヤー数の低下に繋がるリスクがあります。

これらの強みと課題を踏まえて、Deadlockが今後どのように進化していくかが注目されます。

まとめ:「Deadlock」は覇権ゲーになりうるか?

Deadlockは覇権ゲーになる可能性が十分にあるでしょう。

前述の課題をクリアし、持続的なアップデートとコミュニティの支持を得られれば、Deadlockは覇権ゲーとして確立される可能性がかなり高いです。

今後の開発とコミュニティの反応次第では、eスポーツシーンでも一躍主役となることが期待されます。

プレイヤーやプロチームがどのようにこのゲームを受け入れプレイし続けるかは、Deadlockの未来を決定づける要素となるため注目していきたいところです。

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