4.ディストピアボードゲーム【シャイニングシティ】の紹介
概要
現在制作中の2人用デッキ構築型ボードゲーム【シャイニングシティ】の紹介です。
ゲームコンセプト
ディストピアを題材にしたボードゲームは少なく、特に中・重量級のものが多いため、気軽にプレイできない印象があります。
そこで、ディストピアの世界観を取り入れつつ、30分ほどで終わることをコンセプトに掲げたゲームを作成しました。
ゲームはデッキ構築型で、プレイ人数を2人に絞ることで、短時間でも充実感のある体験を目指しています。
また、ゲーム初心者の方も手を出しやすい1000円で販売できることを目指しています。
ルール紹介(ざっくり)
一言で表現するなら、「ドミニオンライクなデッキ構築型ゲーム」です。
ドミニオンについてざっくり説明すると
- 山札からカードを引きアクションを行う
- アクション効果や財宝カードを活用し、カードを購入してデッキを強化
- 強化されたデッキでより多くの勝利点カードを獲得した人が勝者
【シャイニングシティ】でも基礎となる流れは踏襲しており、手番プレイヤーはカードを使用して資本を産み出し、それで他カードを入手していきます。
カードを使いながらほかのカードを入手し、【忠誠心】(勝利点のこと)を稼ぎ、一定数に達したプレイヤーが勝者となります。
ルール紹介(詳しく)
初期山札は互いに2枚ずつ、カード総数は16枚なので購入対象となるカードは12枚です。
そのうちランダムな4枚が購入対象となります。
手番中に使えるカードに上限はなく、使い方として
- 山札からなくならない【労働】
- 山札からなくなるが強力な効果がある【密告】
の2種類を使い分けます。
カードを使い分けながら山札を強化して、【忠誠心】を一定数獲得したプレイヤーが勝者となります。
ドミニオンと異なるのは、アクション数がなく手札の使用制限はないため、毎ターン全てのカードを使うことができます。
また勝利点にあたる【忠誠心】をカード効果で稼ぐ必要があります。
PRポイント
ディストピアの世界観
プレイヤーはレジスタンスのリーダーなのですが、それは表の顔、本当は指導者(上位の存在)に認められるため、【忠誠心】を稼いでいます。
そのため仲間(カード)に【労働】させて資金を稼ぎ、その資金で新たな仲間を【動員】(カードの購入)、機を見て仲間を【密告】することで【忠誠心】を稼ぐ必要があります。
全14種類16枚
カード枚数は全14種類16枚となっています。
デッキ構築型ゲームといえば大体100枚以上のカードがある中、このカード枚数は同人含め多分最小だと思います。
(今後総数が減ることはあるかもしれませんが、増えることはないです。)
カードの種類は少ないですが、1つのカードで2通りの使い方ができるので、実際は28種類の効果があります。
先ほど例に出したドミニオンは多種多様なカードがありますが、1プレイで使用するカードの種類としては
- サプライ:10種類
- 財宝カード3種類
- 勝利点カード4種類(呪い含む)
の合計17種類(基本のみ)なので、28種類は結構多く、選択肢は多いように感じられると思います。
流動的なプレイング
入手できるカードは場に並べられた4枚のカードであること、初期カードを除いてカードは1枚ずつしかないので、望みのカード全てを入手するのは難しいです。
また、2種類あるカードの使い道のうち、【密告】は山札から除外されて、再び場に並べられるので、カードを独占されることはなく、常にデッキ構成は変わっていきます。
シナジーを考慮した戦略も数パターンも用意しているため、リプレイ性も担保できていると思います。
初心者にも優しい
デッキ構築型ゲームはカード効果や戦略の把握が必要となってきます。
それらを把握している上級者に、セオリーを知らない初心者が勝つのは至難の業です。
【シャイニングシティ】では次の工夫を施し、初心者にも遊べる作品となっています。
- 手札の使用に制限がないため、毎ターン手札を使い切る。
- カード購入に必要な資本を産むカードで、【忠誠心】を獲得。
- 勝利点である【忠誠心】獲得のためには、カードが山札から除外される【密告】を行う。
つまり初心者に対するアドバイスとしては
- 引いたカードは毎ターン使う
- 資本を産むカードを購入(こうすることで、よりカードを購入しやすくする。)
- タイミングを見て【密告】し、【忠誠心】を獲得する。
という「デッキを強くするカードを獲得していたら、気づいたら勝利していた」を目指しています。
これだと実力差が出ないので
- 同じカードは1枚しかない→早い者勝ち
- 購入対象はランダムな4枚のカード→ランダム要素
- 【忠誠心】を獲得のために【密告】すると、そのカードは山札から除外される→流動性
- カード相性の見極め→シナジー
これらの要素で「完成形に持っていく難しさ」「相手プレイヤーとの駆け引き」を体験できると思います。