レプリカの調律:部屋のはなし
ゲームにのせるつもりのない小話
九条→プレイヤー
問:あなたの部屋はどんな部屋ですか?
ユウ:部屋? 家具の趣味ということですか?
九条:確かにインテリアっていったら、家具の色とか配置の集大成だもんな。
ユウ:そうですか。家具は黒で揃えています。
九条:シック〜〜〜〜〜
ユキ:そうだな。兄さんの部屋は葬式会場のようだ。
ユウ:ミニマリストの究極系みたいな部屋に住んでいるあなたに言われたくありません。
九条:ユキはどんな部屋に住んでいるんだ……
ユウ:何もありません。引っ越してきたときのままの状態が維持されています。
ノイ:そういえばユキさん家のテーブルって、ぱかぱかしてるよね。
ユウ:あれはダンボールをひっくり返したものであって、テーブルではありません。
九条:テーブル買お?
ユキ:現状に不満はない。
ユウ:いつもこうなんです……弟がこんな風に育ってしまって、どこで育て方を間違えたのか……
ノイ:ユキさんも、お部屋にぬいぐるみ置く?
ユキ:必要ない。それより君の部屋は物が多すぎる。ゴミ屋敷だ。
ノイ:ゴミじゃないもん!!みんなかわいいぬいぐるみだもん!!!
九条:ノイの部屋にも問題がありそうだな……
ユウ:以前は足の踏み場がないほど、ぬいぐるみが溢れていました。
そこから養える子だけを手元に残し、残りはクリーニングに出して里子に出しました。
今は養える子の数を決めて、他は出品するようルールを決めています。
九条:『養える子』が、どうしても誤解を招く……
ノイ:九条さんも、ぬいぐるみいる?
九条:俺にとっての一番のマスコットはノイだよ。
ノイ:う、うん?????
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