謎工房てくてく 2024/06/21 18:23

若葉コンテスト終了

若葉コンテストが終りました。

まずは、コンテストを主催していただいたふじかかし様、関係の皆様をはじめ、さまざまな形でコンテストにかかわった皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

以下、コンテストの振り返りなどを書き記します。

若葉コンテスト参加のきっかけ

コンテストに向かない私の作品

私はもともとコンテストというものに興味がありませんでした。
自分がつくるゲームは「謎解き」という一部分のみに特化していることに加えて、「メモを取る(面倒)」「やり込み要素なし」という、ゲームとしてはマイナス要素が多い作品だからです。
そのようなゲームはコンテストには向いていません。

私はただ「『私が面白い』と思っている部分に共感して(時には購入してまで)ゲームを遊んでくれる人がいてくれたらいいな」という気持ちでゲーム制作を続けています。

そのような中で「若葉コンテスト」に出会いました。

こだわりに共感してもらえる場

若葉コンテストは競う要素がありません。
「遊んでくれた人が制作者に賞を贈る」というコンテストです。
このコンテストであればゲームの総合的な評価を気にせずに、「私が面白いと思うこと」に共感してくれる人とつながることができると思い、エントリーしました。

実際にさまざまな方が私のゲームを遊んで、「私が面白いと思う部分」や「ゲームへのこだわり」をみつけてくださいました。
ゲームとして気になる部分も多々あったと思いますが、それでも表現にさまざまな工夫を凝らして「賞」を贈ってもらえたことは、制作者として幸せなことだったと感じています。

いただいた賞と一言コメント

各作品について、いただいた賞とそれに対する私からのコメントを書き記します。

『おばけ館からの脱出』

「謎解きが素晴らしいで賞」

若葉コンテストで初めていただいた、私にとって記念すべき賞です。
実はコンテストが始まった時、「やっぱりエントリーしない方がよかったかな?」と、とても不安になっていました。
そのような中で、早々に私の作品を遊んでもらい、一番のこだわりである謎解きを「素晴らしい」と表現していただいたことに感動しました。
最初にこの賞をもらえたことで、自分の作品に少し自信を持つことができるようになりました。
ありがとうございます!

「謎の連鎖がすごいで賞」

謎制作に関して持っている私のこだわりを的確に表現していただいた賞です。
私が謎解きにハマったきっかけが「あらゆる謎が複雑に絡み合っている」ことに感動を覚えた瞬間でした。
それ以来、同じ感動を共感してもらえる人がいてくれたらと思いながら、謎解きゲームを制作しています。
まだまだ未熟な部分も多いですが、これを励みに謎制作を続けたいと感じました。
ありがとございます!

「最強武器はメモ用紙と筆記用具で賞」

「メモを取る(面倒)」というこのゲームのマイナス要素を「最強武器」と表現していただいた、ネーミングセンス抜群の賞です。
「メモを取る(面倒)」と私はよく言ってますが、実は「面倒の先にある感動」「アナログとデジタルの共存」というのが私の制作テーマの一部です。
だからメモ用紙と筆記用具は「最強武器」であってほしい……。そういう私の思いを代弁してもらえた賞でした。
ありがとうございます!

「一番の謎は主人公の冷静さで賞」

いただいた瞬間、思わず笑ってしまった賞です(悪い意味ではありません)。
もしかしたら多くの方が、あの主人公の冷静さに違和感を覚えたかもしれません。
もちろん、わざとあのキャラ設定にしています。
そういえば、リアル脱出ゲームの参加者は「爆発まであと60分」とか言われながら冷静に謎を解いてるよなぁ……。
そういうことを思い出させてくれた賞でした。
ありがとうございます!

「洗練された謎で賞」

再び謎について評価していただいた賞です。
私はゲーム制作の大半を「謎制作」に時間を使っています。
謎の「つながり」「納得感」「解答への導線」にこだわり、全体像が見えた時に感動してもらえることをめざしています(まだまだ修行中ですが……)。
そのこだわりを「洗練」と評価してもらえたことがとても嬉しいです。
ありがとうございます!

『忘却の塔からの脱出』『博士の青い箱』

この2作は有料作品ということもあり、受賞には至りませんでした。
しかし、基本コンセプトは『おばけ館からの脱出』と変わらないので、『おばけ館からの脱出』と同じ賞をいただいたということに自分でしておきます(厚顔無恥!)。

最後に

コンテスト中に遊んだゲームの感想も書こうと思ったのですが、書けば書くほどネタバレ要素を含んでしまって、最終的に割愛せざるを得なくなってしまいました。
ごめんなさい🙇
期間中、X(Twitter)に感想をあげていたので、そちらを見ていただけるとありがたいです。

結論として、若葉コンテストにエントリーして本当に良かったと思います。
みなさんがとても温かくて「これからもゲーム制作をがんばるぞ!」という気にさせてもらえました。

私自身はゲーム制作について、よい作品をつくることも大事ですが、それ以上に「続けること」を大切に活動しています。
そういう意味で、私の活動に自信とやる気を与えてくれた「若葉コンテスト」にたいへん感謝しています。ありがとうございます。

若葉コンテストに関わった全ての方がこれからも充実した日々を送れることを、心から願っています。

P.S.

主催者のふじかかし様には、シャドウバンされた私のポストを度々リポストしていただき、本当にありがとうございました。
思ってもいなかった対応に感動いたしました。

若葉コンテストは本当に素晴らしいイベントです。
主催者様の育てた若葉が大きく成長できるよう、私自身もゲーム制作を続けていきます。

お疲れだと思いますので、今はゆっくりと休んで英気を養ってください。

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