【無料部分アリ】『ニュートンと林檎の樹』の当時の話(と、いつもの進捗報告)
おはようございます。
3月も後半戦に突入しましたね。
事務所のトイレットペーパーがなくなって周辺にも全く売っておらず、やっとコロナ騒動が身近になりました。
緒乃です。
マジどうしよう、事務所のトイレットペーパー問題。
このままだといいおっさんが一箇所に集って、ケツにはちょっとうんこ付いているという香ばしすぎる事態になってしまう。
手で拭いて手洗っても流しがなんかうんこ臭くなりそうだし。
今、事務所でなにも気にせずうんこできるのはもはやプーチンだけです。
すみません朝からうんこの話ばっかりで。
さてさて、ニューリンがセール中です。
めっちゃ売れてるみたいです。
五桁の大台のったら、広報効果もあってばんばんざいじゃねー、なんて思っていたのですが、
週末だけでその見込みのダブルスコアーを叩き出していました。
正直このペースでそこまで行くとは思ってなかった。
ニューリンは広告もバズっていた作品でもあるし、名前は知っていて、「あぁ、あれか」という方が多くいたようです。
せっかくなのでこのニューリンの裏話を少し。
この童貞会の会員でもあるユーザーさんが、ニューリンの紹介ブログを書いてくれました。
淵底を照らす三日月
https://hms1582.blogspot.com/2020/03/laplacian.html?spref=tw
この記事の冒頭にある部分、
公式サイトのコンセプトには「Laplacianが描くのは、ヒロイン達の身近な悩み。
それを、セックスしながら解決してあげるのです!」と書かれてる。
なるほど前作のキミユメと同様に夢を追うヒロイン達の手助けを…。
と、書いておきながら、
アリスは命を削って書いた論文をないがしろにされ、
ラビのママは魔女狩りで殺されている。
身近な悩みにしては重くね!?
というご指摘です。
これを読んで、当時のことをアリアリと思い出しました。
これはまさにその通りで、ニューリンの公式サイトを出した時点では、まだキミユメのような路線で行く気マンマンだったんですよね。
それは、自分が書きたかったと言うよりは、重めのストーリーってのは自分には荷が重いだろ、
という、今思えば守りに入りながら決めたコンセプトでした。
当時、Laplacianは今よりもさらに無名だったし、業界には「学園モノが無難」という認識があったように思います(その半年位あとに、学園モノでも売れないってなった)
このニューリンの企画も当然、そんなに歓迎はされなかったんですよね。
なので自分もそれならばと、「中身は結構軽いよって、いう方向でサイト作るか」と文言を組み立てていきました。
自分の中で風向きが変わりはじめたのは、OPムービー「風の唄」ができたくらい。
ニューリンを作っているときは、心のどこかに「これが最後のチャンスかも知れない」という悲壮感は常にあったので、楽曲の方向性も、トレンドを全て無視して好きな音楽の一点突破でいこうと、ケルト調の3拍子バラードにしました。
この曲ができて、OPの歌詞を書いている位の時に、
「この曲がOPを飾る作品が、コミカルなだけでいいのか?」
という疑問が浮かび、
「自分ごときが死を描くのを、照れている場合ではないかも知れないぞ、このキャラたちの人生をえがけるのは今、自分だけやぞ?」
と思い直し、自分が思う、この物語のあるべき姿を描くに至った訳であります。
この要素は体験版の時点でもふんだんに入った訳で、
察しのいい人なら気付いてくれるだろ、
と方向転換をしたわけです。
そんなにゴリゴリのSFでもないし、
結局書き味はポップだし、
許されるよね多分! みたいなね。
そしてそれが今のサイトに未だに書いてあるわけで、
もしかしたら今回、100円だからとサイトを見て買ってくれた人達には
新鮮な驚きになっているかもしれないですね。
ちょうどこの部分を冒頭で取り上げてくれているサイトを見かけたので今回ご紹介しました。
あと読んでると作品プレイしてみたくなる感があって、メーカーとしては有り難いです。どうもありがとうございました。
また、当時の自分がこの作品に乗せた思い的なアレは、
発売日当日に以下のサイトに書いたので、この機会に宜しければどうぞ。
続きはいつも通りの、新作進捗実況中継です。
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