使命交錯ーSpiral Resonanceーー刻時の章　第二話の巻ー

折角タイトルあるんだから記事タイトルこれでいいじゃないか

いや、大分今更だけど…
今日もシナリオ構築やってみます

先に本日の楽曲

ー刻時ーはじまりの勇者/The Story of the Ancestors

ザ・RPGな勇ましい曲
王道です王道ですとも

またまた書き散らす

登場人物
ユウ　双子の時の御子の片割れ

ヴィヒトリ　ノーテルマンス教団の僧兵

ティニア　ノーテルマンス教団の僧兵

カレルヴォ　ノーテルマンス教団の老僧兵

キリア　飛龍使いの一族クレシー族の村を治める

ユハン　気弱なクレシー村の青年　因果の血を引き継ぐ

パラケルス　傷だらけで現れた、大陸の発見者にして光剣に選ばれし者

ニバス　かつて憎悪に囚われ、英雄パラケルスに倒された黒の精霊使い

刻時の章　第2話　古の勇者

バルトサールの策謀により歴史が破壊されて数日後…
「…ユアッ！！」
「気がついたのね、良かった」
見慣れぬ天井に、一角に長耳…角鱗族でも兎鬼族と呼ばれる種族の女性
気がついたのはクレシーという辺境の村でのことであった
あの時からどうやってこの場所までたどり着いたのか記憶が無いが、
これも時空混濁の影響か…

「御子殿…あれから不可思議なことが幾つも起こっているようです…」
フェルム帝国では大陸最大の災厄と称された”暴威帝”バレリオが復活
レムル帝国と名を変え大陸統一を掲げ隣国全てに宣戦布告した

ラプラタ王国では南北に王国が分かたれた時代の英雄が蘇り
エバン王の南ラプラタとユリエル王の北ラプラタが相争い始めた

旧シェルピア連邦国領では首都に突然世を去ったはずの騎士団が現れ
それに乗じて王家最後の姫が蜂起、帝国からの独立を宣言

スコリア共和国では属国時代の総督府が出現
そして滅亡した旧宗主国カンディア王国の艦隊までもが現れた
その力の前に諸侯のうち幾つかはそちらに寝返った

他にも大なり小なりの天変地異が各地で発生しているようだ

「そうか…ここでも何か起こるかもしれないな…」
これまでこの大陸が乗り越えてきた歴史がめちゃくちゃだ
これは大変なことになった…

「村長様、大変です！村前に怪我人が！」
「またか…こんな辺境までどうなっている…」
血相を変えて飛び込んでくる双角族の村人
この村は2種類の角鱗族が共に暮らしているのか…
いや、それどころではないか
「我らも手伝います、回復魔法の心得はありますゆえ」
「俺にも手伝わせてください、この時魔法で怪我を無かったことに…」
「それは心強いな。流石は時の御子ご一行様と言ったところか。」
担ぎ込まれたのは壮年の男性
浅い傷ではなかったが時の秘術により完治させた
「どうやら助けられたようだな、私の名はパラケルス＝レンゲル、イカルダの村長だ」
「パラケルス…何だって！？」
イカルダの村は遠い昔に滅びた伝説上の地であり
パラケルス＝レンゲル…200年以上昔に黒の精霊使いを倒した伝説の英雄…
時空混濁の影響はこのような形で現れたか…
「ああ、ニバスとの決戦中に仲間が次々と消えていってな…」
「まさか、出会った歴史が書き換えられたのか…」
はじまりの英雄には他種族の仲間がいた
有尾族の英雄レイノルド、背翼族の英雄ヒューゴ、角鱗族の英雄ヤスパル…
人間族のパラケルスと共に4英雄と呼ばれる者達
それぞれ現代に多くの足跡と子孫を残す始祖である
「ニバス…ですか…」
ニバス＝ネストリ＝タネリ
憎しみに囚われた黒き精霊使い
その始まりは来訪者を警戒する誰にでもある感情であったが
幾度にもわたる来訪者同士の争いを経て、
全ての来訪者を排斥するようになった…
「そういえば、君も時魔法を扱うのだな…私の仲間にも…」
「知っています…”時空賢者ヤスパル”ですね…」
ヤスパル＝トーマス＝ノーテルマンス
伝説のクロノセイジ
4英雄の一人であり、ノーテルマンス教団の始祖であり、そしてユウの祖先
「大した礼もできなくてすまないが、すぐにでも仲間を探して旅立たねば…」
「俺たちも行きます、時の御子として、この事態を収めないと」
男に続いて、時の御子一行も旅立つことに。
「……村長様、僕も行きます、怖いけど僕が行かなければいけない…」
ユハン＝リュリュ＝タネリ。
黒の精霊使いと恐れられたニバスの血を現代に伝える者
「よく言ったユハン、私も村長…いや巫女として務めを果たさねばな…」
彼ならばニバスの心を解かすことができるかもしれない…
いやしかし、歴史を変えてしまう、それは許されることなのか？
思い悩みながら巫女も出立の準備を始めた…

時は　歪み　なおも　流れる
善も　悪も　過去も　今も
ただ己の　未来を　望み
これより　全てが　ぶつかり合う

「最早誰にも止められぬか…バルトサール…」
これがお前が本当に望んだ結果なのか
老騎士は一人呟いた

SRPGstudio雑記ー汎用職　槍斧の巻ー

近接歩兵の設定を一気に

今回で近接歩兵系の汎用職を一気に揃える予定
具体的には槍と斧８職
ステータス説明
体力(HP)：今作ではロストは実装しない（生存ボーナス追加とかで調整）
気力(FP)：特殊以外のアーツ時に消費、通常攻撃やターン経過で回復
特殊回数(EP)：特殊アーツで消費　１マップでの回数が決められている
武力(Arm)：力に相当　　通常攻撃と一部を除く物理アーツに反映
霊力(Spi)：魔力に相当　魔法アーツ、支援・特殊アーツの回復量に反映
命中(Hit)：命中率にのみ影響、値をそのまま命中率に追加
敏速(Agi)：通常攻撃の再攻撃に影響し、値をそのまま回避率に追加
幸運(Luc)：クリティカル率、クリティカル軽減率両方にそのまま追加
守備(Def)：そのまま　　物理ダメージを軽減する
抵抗(Reg)：魔防に相当　魔法ダメージを軽減する
移動(Mov)：そのまま　移動できるマス数

ちなみにアーツの威力の高い低いは昔自作した武器倍率を利用する

槍歩兵系の設定

サージェント
人間族
最大体力：55
初期気力：20
特殊回数：4
武力：23
霊力：15
命中：40
敏捷：25
幸運：25
守備：14
抵抗：13
移動：6
　通常攻撃：1回近接攻撃
物理アーツ：スラスト系（反撃を受けない近接物理攻撃）
魔法アーツ：プレッシャー系（後攻に回り強力な遠隔魔法攻撃）
支援アーツ：ガード系（次のターンまで反撃・回避を封印して防御）
特殊アーツ：リングエイド系（範囲回復）
兵種スキル：フルライフシールド（HP最大時防御UP）
コンセプト：性能にとがったところの無い衛士
　　　　　　エンフォーサーと似た構成だが遠隔技を持つことと
　　　　　　回復回数の多さがポイント

ランサー
有尾族
最大体力：52
初期気力：20
特殊回数：2
武力：24
霊力：15
命中：45
敏捷：35
幸運：40
守備：11
抵抗：8
移動：6
　通常攻撃：1回近接攻撃
物理アーツ：ストレイフ系（チャージ技　貫通する近接物理攻撃）
魔法アーツ：レックレス系（自身の敏捷と防御を下げ、貫通近接魔法攻撃）
支援アーツ：チャージ系（次のターンまで反撃封印　チャージ技準備）
特殊アーツ：ラウンド系（範囲物理攻撃）
兵種スキル：カウンターチャージ（敵ターン戦闘ダメージ時簡易チャージ）
コンセプト：粒ぞろいの近接アーツが特徴の槍使い
　　　　　　高威力の技が揃うが運用には一癖ある

アマゾーン
背翼族
最大体力：49
初期気力：20
特殊回数：4
武力：22
霊力：12
命中：25
敏捷：40
幸運：25
守備：9
抵抗：8
移動：6
　通常攻撃：1回遠近両用攻撃
物理アーツ：シュート系（安定した性能の遠隔物理攻撃）
魔法アーツ：スフィア系（安定した性能の遠隔魔法攻撃）
支援アーツ：リード系（次のターンまで先制反撃の構え）
特殊アーツ：リカバリー系（自分を大回復する）
兵種スキル：アンブッシュ（攻撃が当たった相手の反撃を封じる）
コンセプト：水上移動可能な軽戦士
　　　　　　火力は低めな構成だが、反撃封じと自己回復もあり粘り強い

ハーミット
角鱗族
最大体力：54
初期気力：20
特殊回数：6
武力：20
霊力：18
命中：25
敏捷：15
幸運：30
守備：8
抵抗：20
移動：6
　通常攻撃：1回近接攻撃
物理アーツ：スラスト系（反撃を受けない近接物理攻撃）
魔法アーツ：インパクト系（相手を怯ませ反撃を封じる近接魔法攻撃）
支援アーツ：ヒールポイント系（単体のHPと状態異常を回復）
特殊アーツ：シャープネス系（ダメージを受けるまで自身を大強化）
兵種スキル：オートヒール（ターン開始時に少量のHPを回復）
コンセプト：しぶとい回復役となれる僧兵
　　　　　　高い抵抗力と回数制限無しの回復魔法が特徴
　　　　　　攻撃技は短射程ながら低リスクで攻めることに特化

斧歩兵系の設定

ファイター
人間族
最大体力：78
初期気力：20
特殊回数：3
武力：30
霊力：10
命中：20
敏捷：35
幸運：30
守備：15
抵抗：2
移動：6
　通常攻撃：1回近接攻撃
物理アーツ：ランチャー系（チャージ技　高威力の遠隔物理攻撃）
魔法アーツ：カウンター系（後攻し被ダメージ分上乗せする近接魔法攻撃）
支援アーツ：チャージ系（次のターンまで反撃封印　チャージ技準備）
特殊アーツ：フォース系（次の戦闘の間だけ　能力超強化）
兵種スキル：カウンターチャージ（敵ターン戦闘ダメージ時簡易チャージ）
コンセプト：基本の斧戦士　最も物理攻撃が強力なクラスの一つ
　　　　　　能力を瞬間的に超越させる特殊スキルも有り爆発力が高い
　　　　　　反面、斧職は命中に恵まれず不安定

バーサーカー
有尾族
最大体力：80
初期気力：20
特殊回数：1
武力：30
霊力：8
命中：10
敏捷：40
幸運：50
守備：10
抵抗：2
移動：6
　通常攻撃：2回近接攻撃
物理アーツ：スマッシュ系（低命中近接物理攻撃）
魔法アーツ：レックレス系（自身の敏捷と防御を下げ、貫通近接魔法攻撃）
支援アーツ：リベンジ系（次のターンまで敏捷と防御を下げ反撃超強化）
特殊アーツ：ジェネレート系（FPを回復し、その場で再行動する）
兵種スキル：スーパーアーマー（怯み、ノックバック、貫通、即死耐性）
コンセプト：恐ろしいまでの通常攻撃威力とまるで信頼性のない命中率
　　　　　　アーツは身を削るものが多くまさに狂戦士
　　　　　　地味に荒れた地形の踏破能力が高い

マスラオ
背翼族
最大体力：74
初期気力：20
特殊回数：4
武力：28
霊力：9
命中：20
敏捷：45
幸運：20
守備：7
抵抗：7
移動：6
　通常攻撃：1回近接攻撃
物理アーツ：クロス系（威力の高い近接2回物理攻撃）
魔法アーツ：グレネード系（状態異常を起こす　遠隔魔法攻撃）
支援アーツ：リード系（次のターンまで先制反撃の構え）
特殊アーツ：ラウンド系（範囲物理攻撃）
兵種スキル：アンブッシュ（攻撃が当たった相手の反撃を封じる）
コンセプト：妨害や範囲攻撃を得意とする水兵
　　　　　　当然のように水上移動可能
　　　　　　斧職としては大人しめなアーツ構成で扱い安い

アパッチ
角鱗族
最大体力：71
初期気力：20
特殊回数：2
武力：27
霊力：20
命中：15
敏捷：30
幸運：20
守備：9
抵抗：18
移動：6
　通常攻撃：1回遠近両用攻撃
物理アーツ：トマホーク系（低命中高威力の遠隔物理攻撃）
魔法アーツ：ソウル系（高性能だが反動ダメージあり　遠近両用魔法攻撃）
支援アーツ：オーラ系（攻撃を受けるまで隣接する味方を強化するオーラ）
特殊アーツ：リングエイド系（範囲回復）
兵種スキル：シャドーランナー（相手をすり抜けて移動可能）
コンセプト：魔法威力が特に高く、支援に長けた霊闘士
　　　　　　回復と味方強化を持ち合わせながらも高攻撃力
　　　　　　ただし、命中率は信頼できない

公式素材、有志素材共に数多いし、クラスチェンジも実装しないので
少しくらい欲張っても大丈夫なはず
ただ、種族特徴の改変…背中に羽生やすわ尻尾生やすわ…
実際にゲーム内で動くのはいつになるやら

本日の楽曲

ー覇道天焦ーこの野望、燃えたゆる/Burning ambitions

SRPG戦闘シーン向けに制作した曲
…どうも主人公陣営向きでは無い感じ

SRPGstudio雑記ー自作の汎用職　剣の巻ー

何か手を付けよう

シナリオに手をかけてて、しばらくデータ面に手を出していなかったので
今日は実装クラスの予定でも決めることにする。
楽曲？そちらは技術的な話はちょっと…私の場合全て経験と直感なので…

とりあえずは机上論

一系統に四種族分クラスを設定予定、転職は専用クラス除き省く
使い物にならなかったり、強すぎたりした場合
修正入れるつもりで机上論を書き連ねていく
クラス補正値が重要なゲームになる予定、
初期気力、特殊回数、移動は据え置き
他の能力は20ほど個人の値で上乗せを期待できる程度に予定

自作でのステータス
気力(FP)：特殊以外のアーツ時に消費、通常攻撃やターン経過で回復
特殊回数(EP)：特殊アーツで消費　１マップでの回数が決められている
武力(Arm)：力に相当　　通常攻撃と一部を除く物理アーツに反映
霊力(Spi)：魔力に相当　魔法アーツ、支援・特殊アーツの回復量に反映
命中(Hit)：命中率にのみ影響、値をそのまま命中率に追加
敏速(Agi)：通常攻撃の再攻撃に影響し、値をそのまま回避率に追加
幸運(Luc)：クリティカル率、クリティカル軽減率両方にそのまま追加
守備(Def)：そのまま　　物理ダメージを軽減する
抵抗(Reg)：魔防に相当　魔法ダメージを軽減する
公式のcustom-rareweaponを利用し、通常攻撃のみで反撃するように設定
なお通常攻撃が優秀だったり移動力が高かったり特殊回数が多いクラスは
能力合計値が大きく削られている
クリティカル倍率は発生率が高めな分２倍までに抑える予定

ー剣歩兵系ー
エンフォーサー
人間族
最大体力：60
初期気力：20
特殊回数：2
武力：20
霊力：15
命中：40
敏捷：35
幸運：20
守備：20
抵抗：10
移動：6
　通常攻撃：2回近接攻撃
物理アーツ：アタック系（安定した性能の近接物理攻撃）
魔法アーツ：ウォール系（後攻に回るが防御力を高めつつ近接魔法攻撃）
支援アーツ：ガード系（次のターンまで反撃・回避を封印して防御）
特殊アーツ：リングエイド系（範囲回復）
兵種スキル：フルライフシールド（HP最大時防御UP）
コンセプト：守備力を高めた盾剣士、勇者タイプ
　　　　　　高性能の通常攻撃にわかりやすい性能の防御技を備える
　　　　　　回数は少ないが周囲回復可能
　　　　　　ただし、最大瞬間火力は低めで地味

フェンサー
有尾族
最大体力：44
初期気力：20
特殊回数：1
武力：16
霊力：16
命中：50
敏捷：50
幸運：40
守備：9
抵抗：5
移動：6
　通常攻撃：2回近接攻撃
物理アーツ：クロス系（威力の高い近接2回物理攻撃）
魔法アーツ：レイド系（低威力近接魔法攻撃、戦闘後その場再行動）
支援アーツ：リード系（次のターンまで先制反撃の構え）
特殊アーツ：シャープネス系（ダメージを受けるまで自身を大強化）
兵種スキル：ネクストパワー（その場再行動中攻撃アップ）
コンセプト：剣士系のイメージに違わぬ手数と
　　　　　　低めの火力を補う補助技が特徴
　　　　　　防御力は低いがシンプルで扱い安い

サムライ
背翼族
最大体力：37
初期気力：20
特殊回数：1
武力：21
霊力：18
命中：40
敏捷：40
幸運：50
守備：1
抵抗：3
移動：6
　通常攻撃：2回遠近両用
物理アーツ：ガトリング系（低威力低命中5回遠隔物理攻撃）
魔法アーツ：デスペラード系（自身の防御を捨て、強力な遠近両用魔法攻撃）
支援アーツ：アボイド系（次のターンまで防御を下げ、回避UP）
特殊アーツ：パージ系（防御力を０にしてその他の能力を大強化）
兵種スキル：アサシネイト（５％の確率で耐性の無い相手を即死）
コンセプト：極めて高性能な通常攻撃が特徴の弓剣士
　　　　　　HPが低く危険だが反撃で多くの敵を迎撃することも理論上は可能
　　　　　　防御を下げるリスクを伴う技が多いが、元々守備・抵抗共に低い

ハイランダー
角鱗族
最大体力：71
初期気力：20
特殊回数：4
武力：28
霊力：20
命中：20
敏捷：30
幸運：20
守備：11
抵抗：10
移動：6
　通常攻撃：1回近接攻撃
物理アーツ：バスター系（チャージ技　高威力近接物理攻撃）
魔法アーツ：ブラスター系（チャージ技　高威力遠隔魔法攻撃）
支援アーツ：チャージ系（１ターン反撃を封印、チャージ技準備）
特殊アーツ：エンチャント系（無条件に自身の能力を長時間強化）
兵種スキル：カウンターチャージ（敵ターン戦闘ダメージ時簡易チャージ）
コンセプト：正しく一撃必殺を信条とする大剣士
　　　　　　命中率が悪く大火力を出すにはチャージ必須など
　　　　　　取り回しは悪いが、耐久力もごまかせる程度に高い重戦車型

本日の楽曲

ー水鏡ー写し身は舞い続け/Dancing in the mirror

踊子は去っても、湖の写し身は舞い続ける…そんな曲
明るいようで少し物悲しいような…

SRPGstudio雑記ーまた妄想を書き散らすの巻ー

また書いた。

現状作業が進んでいないので
また何か書き散らしました。好き放題に。

本日の楽曲

ー龍郷ー古代の塔/Ancient towers

寂しげな遺跡ステージ曲
まあ、ダンジョン曲らしいダンジョン曲です。

以下、プロット

薫風の章　第２章　最果ての街にて

登場予定人物
ウィン　　　巻き込まれ体質の主人公

ロミィ　　　情熱型愛が重い系ヒロイン

アルモ　　　”アルモの屋”店主、チームの生命線

リューナ　　背翼族の少女　生まれつき話せない

ピューザ　　リューナの幼馴染兼通訳

ランザス　　集落の自警団長　一族の長を兄に持つ劣等感の塊

レイドゥス　ランザスの良き理解者にしてストッパー

ルエラ　　　色気より食い気な有尾族の女戦士

リンネ　　　見えてはいけないものまで見える不思議系巫女

目的地、ミルダの宿場街に着いた３人
そこで待ち受ける出会いは…

「”アルモの屋”初店舗、ミルダにて開店でーす！！」
なんでも村長さんと交渉して空き家と住み込みの店番を紹介してもらったらしい
「お姉さん心配だからさ、どこかに向かうときは一声かけてよね。」
店番は仕込んだし、あたしはあくまで行商人だからさと
「それでは、さ～てそこのお熱いお二人さん、家財道具一式いかがかね～」
「買ってこ！お揃いの食器と二人用ベッド！！」
「いや、落ち着いてな。はは…敵わないなこれは…」
商人に乗せられてすっかり散財モードのロミィちゃんに
もはや苦笑するしかなかった。

「ん～と、これでこの町に滞在する準備はできたかなぁ。」
滞在する古い洋館に結局路銀の殆どを費やして用意した
家具一式を運び込み終えた…
（…あれ、この町に永住？）
なんか乗せられて可笑しなことになっている気はするけど…
ロミィちゃん機嫌いいし、もういいや…
流され系主人公はあっさり思考を放棄した。
「それじゃ、この町のギルドへ。手持ちがもう無いからね…」
街のギルドだが、はっきり言って受付一人だけという有様であった
なるほど、新人がいきなり飛ばされる訳だ。戦力不足にもほどがある…
依頼の請負登録を済まし、掲示板に目を通す…畑仕事の手伝いに、害獣駆除…
ほぼ便利屋か…なるほどのどかだ。平和すぎる。
「これであたし達傭兵なんだね！これでとうさまみたく、悪い奴らをズバッと…」
「いやいやいや…実際はそんな格好いいわけでもないし…」
もし依頼なんてあっても害獣駆除とか…と言いかけた所で
丁度よく背中に翼を持つ二人組が入ってきた
「……」
「あんたらがギルドから派遣されてきた傭兵さんだよな、頼みがあるんだ」
自分はピューザ、そしてこいつはリューナ、話せないんだと軽い挨拶を済ませ…
依頼内容を話し始めた。
「えーっ！！人さらい！？」
「……」ｺｸﾘ
「ああ、こいつの兄貴が連中にさらわれちまって…」
何とか手遅れになる前に取り返したいという依頼だった
「ふむ…」
いきなり対人戦が想定される依頼か…
正直、あまりにも荷が重いのは否めないが
「わかった、引き受ｋ」
「ちょっとまったァ！！」
声を張り上げて乱入してきたのは有尾族の男
「傭兵が来たとは聞いたが、吹けば飛ぶような青二才たぁ、とんだ外れじゃねぇか」
「ああ、はい…」
いや、うん、間違ってない。
対人戦経験０のペーペーです。
「あんた達は自警団の…」
「ランザスだ。この名覚えておきな。」

「ここはそんなド素人じゃなく俺たちに任せておきな。」
まあ、ごもっとも…仕方ないかと手を引こうとしたところで…
「バカにしないでッ！ウィンは強いんだから！！」
「！？」
突然声を張り上げたのはうちの猫…
やめてロミィちゃん、話ややこしくしないで…
「ほーう！？そいつは面白え…」
不穏な笑みを浮かべ始める狼男…
「それじゃ、負けた方が勝ったヤツのお供だ、それでいいか？」
「当然よ！負けるわけがないじゃない！ウィン！！」
勝手に話を纏めて、うちの駄猫は今日も元気よく飛び出していく…
「いや、どうしてこうなるのさ…」
「……」
「あ～…なんか大変そうだし、俺たちもあんたらに協力することにするよ…」
「ロミィちゃんから決闘と聞いてお姉さん助太刀に来ました！！」
本人不在で決闘の話が決まり、準備が進んでいく…
現状にただ、呆然と天を仰ぐ。
いや、やるけどさ…やれというのなら一応…
「仕方が無い、対人戦の経験、ここで一度積んでおくとしますか。」

おまけ

ウィン
↓可愛いうちの仔
絶対に離さない↑
ロミィ
関係性は良好だが、現在この位の温度差である

SRPGstudio雑記ー数年ぶりに筆がのるの巻ー

手が、勝手にッ

何となく筆がのってきたのでまた何か書いてみました
前回とは同じ世界で別の場所の話になります。

ひとまず本日の楽曲

ー使命交錯ー雪原に足跡を残して/Footprints of a snowfield

雪原ステージ曲
イベント曲を戦闘マップ風アレンジ

以下、プロット

今回の登場人物
ウィン
薫風の章主人公、特技は有尾族のブラッシング
巻き込まれ体質な風使いの４姉弟次男

ロミィ
かつてレイン家に拾われた有尾族の孤児
昔からウィンに執着し最近は”ふぃあんせ”を名乗り始めた

アルモ
有尾族の行商人”アルモの屋”の女店主
極東の国の貨幣を髪飾りにしている

薫風の章　第一話　新たなる風

大陸一の大傭兵　ウィーヴェル＝レイン
彼が謎の失踪をとげておよそ半年後
四人の子の運命が動き出す…

「こっちだよ、ウィン！」
振り返りながら尻尾と手を振る獣耳の少女。
「とうさまがお世話になっていたわけだし、早く行かなきゃ！！」
そういって、元気よく駆けだしていく…
「はは、全く、ロミィは無邪気だなぁ…」
苦笑しながら気怠げに歩く少年。
「やれやれ、僕にできることならいいんだけれど…」
手には家宛ての依頼書、父が所属していた傭兵ギルドからのものだ
父がいなくなってから戦力低下が激しく、縁者に勧誘がきたというわけだ
…ここ数年、ギルドクレイモアの状況は芳しくはない
主国シェルピアが滅亡してからというものの、
帝国の傭兵ギルド、ピヘンニスに多くの人材が流出し
残ったのは経験浅い地元民や老兵ばかり…
ここに実戦０の青二才を加えてどうしようというのか…
「ま、考えても仕方ないか…見捨ててもおけないし」
先輩傭兵の姉さんは実入りの良い依頼で暫くは仕事漬け
同じく傭兵の兄さんは父さんの消息を探って帝国に潜入
修道女の妹は記憶喪失の依頼主の助けになろうと西方へ
まあ、見事に自分だけ手すきだったのである。
「待つのも飽きたしなぁ…。」
一つため息を落として、元気の良い少女に続いて駆けだした。

ギルドにたどり着けばすぐさま新人としての登録。
なぜかロミィまで登録されて、いきなり傭兵団になってしまったが…
ギルドの老兵達からはお坊ちゃんと冷やかされながらも
しっかりやってきな、生きて帰ってこそだと
暖かく背中を叩かれた…
そして…
「あっ、丁度良かったロミィちゃん。」
たしか、彼女は行商人”アルモの屋”店主の…
「アルモちゃん！」
「偶然だな、アルモ。」
「ウィンタールもいたんだ、ギルドにってことはとうとうデビューするの？」
「まあ、そんなところかな…ミルダ出張所の人手が足りないって」
ギルドで告げられた派遣先は氷樹海の宿場町ミルダ
交易路の要所ではあるが、あまり大きな街ではなかったはず
「ミルダかぁ…宿場町とはいえ、ド田舎ねぇ…」
行き先を聞いて何か思案する様子のアルモ。
「…初依頼、あたしから出してもいいかな、ミルダまで護衛お願いしたいの」
ロミィちゃんいるなら賑やかで退屈しないしと付け加えつつ
「なんか…二人ともぽやっとしてて…ほっとけないしついて行きたいかな」
なるほど、それが理由か…と苦笑するウィン。
「ご指名ありがとう、しばらく一緒に行きますかね。」
「ありがとー！街道にも魔物増えているから心細かったの！！」
最近は翼のある魔物多いし、風使いのウィンタールならうってつけと付け加えて
「まあ、いざという時はお姉さんにお任せあれ！これでも投擲なら得意なんだから！」
投擲紐を軽く振り回してから胸を叩いた。
「あーっ！ふぃあんせのあたしも頼って頼って！！」
平たい手持ち鍋を掲げてアピールしている…が
まあ、戦闘能力はお察しの通りである
「はいはい、頼りにしているよロミィ。」
軽く流しながら頭をわしゃわしゃと。