自分は昔からノベルゲームが好きで、今は自分で作りたいと思うほど好きなんですが、個人的なノベルゲームのクオリティの塩梅はシナリオ5:キャラクター、イラスト3:音楽2がちょうどいいなと思っています。
シナリオ
やっぱり一番力を入れてほしいのはシナリオ。
ノベルゲームはシナリオありきのゲームなのですから、いい感じでプレイヤーの意表を突いてくるシナリオだったり、文章力の地力の高さが垣間見えたり、シナリオの展開でキャラクターの良さを上手く引き出すものがベター。
逆に、せっかくキャラクターや音楽、世界観は良いのにそれを活かしきれていないシナリオだったり、展開で違和感のある矛盾が起きてしまっているシナリオを見ると、もったいないと感じてしまいます。
キャラクターとイラスト
次にキャラクターとイラスト。
今は力を入れるべきはキャラクター>シナリオだと言われることが多いですが、自分はシナリオ>キャラクターのほうが好きです。
キャラクターはシナリオの力量で良くすることが出来るから、と考えているからです。
ただそうであってもキャラクターというのは作品の顔であり、キャラクターが好きだから作品を知るきっかけになる、という意味で、シナリオの次に力を入れるべきと考えています。
特に、キャラクターの特徴や良さをシナリオの展開や布石に組み込んだ作品はシナリオとキャラクターの良さが乗算された良さを発揮するので、非常に地力の高い作品になりがち。
音楽
そして最後に音楽なのですが、自分はノベルゲームに音楽の良さをそこまで求めていません。
当然音楽が良いことに越したことはないんですが、上で述べたシナリオやキャラクターの重要度と比べると一歩劣ると考えています。
ただし、ゲームのOPとEDの楽曲だけは別。作品の第二の顔と、締めくくりの部分ですからね。
もちろん、音楽に力を入れて成功したKey作品群といったものもありますし、音楽の良さから作品を知るなんてことも当然ありますし、全く力を入れないというのもまた間違い。
さいごに
これはあくまで自分の好きなノベルゲームのクオリティの塩梅なので、正解ではないことはあしからず。
この塩梅に全く合わない作品でも好きなものももちろんあります。
ただ自分が今後作る作品は、こういう塩梅で作っていきたいです。