【ゲーム紹介】アイリンとまほうのくすり
「魔法使い」との取引で少女は邪悪に染まる『アイリンとまほうのくすり』
世間を恐怖に陥れた連続殺人犯がいた。
小柄な女性ばかりを狙ってはその血を抜き取りその心臓を持ち去る。
その正体は可憐な少女。
何故彼女は血に塗れた運命を選ぶことになったのか。
何故悪魔に魂を捧げてしまったのか。
どれほど独りよがりで歪んでいて、端から見れば滑稽でも。
秘められた想いはどこまでも純粋だった。
ゲームオーバーなし、一本道シナリオの探索ゲーム。「邪悪と偏愛と狂気」がテーマ。
ひとりきりで重病の妹の世話をする主人公
両親を亡くしてからというもの、アイリンはひとりで病気の妹リイナの看病を請け負っていた。親戚からお金だけは十分に貰っていたようだが、とうてい幼い子供の肩で背負えるような問題ではなかった。
「魔法使い」のおばあさん
アイリンの前に現れたのは「魔法使い」を名乗るおばあさん。必要なものをとってくることで、リイナの病気を治す薬を作ってくれるという。半信半疑のアイリンだったが、おばあさんのくれた痛み止めでリイナが一気に元気になったことですっかり信用し、なんでも協力すると約束する。
壊れて行く心
おばあさんの要求は次第にエスカレートしていく。だが、アイリンはリイナを助けたい一心で言いなりになるしかない。次第に倫理観の狂っていくアイリンだったが、リイナへの愛情は決して変わることはなかった。
一縷の望みに縋った、彼女が得たものは…。
大切な人のために、決してかけてはならないものを天秤にかけてしまったアイリン。彼女に下される罰は何だろうか。そして、本当ならどういう罰が相応しかったのだろうか。