【Tips】Effekseerでエフェクトプチ改造3
みなさん、こんばんは。
9月限定素材のEffekseerエフェクトプチ改造その3になります。
今回は実際のエフェクトファイル6点の簡単な改造例を紹介していきます。
ただ、今回は少し調整するパラメータ箇所が多いものもありますので、できそうな範囲でお試しください。
また、新しい編集パネルも出てきますので、Effekseer上にパネルが表示されていない場合は、上部メニューの「ウィンドウ」から探してください。
さらなら改造や自分で1からエフェクトを作成したい場合には、Effekseerの公式チュートリアルにトライして見ください。
Effekseer Help 日本語 — Effekseer Help ドキュメント
https://effekseer.github.io/Helps/15x/Tool/ja/index.html
音符
まずは、「pipofm-music01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
エフェクトが再生されるたびにランダムになるようにしたい
このエフェクトに関しては、ランダムシードを固定し毎回同じ表示状態になるようにしています。
毎回ランダムな表示状態にするには、「全体」パネルの「ランダムシード」の値を初期値の「-1」に変更します。
音符やキラキラの色を変更したい
前回、スピード線の背景などで色を変更する際は、画像そのものを変更していましたが、今回はEffekseer上のパラメータを使って色を変更します。
まずは「ノードツリー」パネルで、「onpu」を選択します。キラキラを調整したい場合は「kirakira」になります。
「描画」パネルの「全体色」にある「カラーチップ」を左クリックすると、色と不透明度を編集することができます。
このエフェクトでは「ランダム」な色で表示されるようにしているため、ランダムな色の範囲を「最小」~「最大」として設定しています。
ちなみに右クリックをすると、色編集時カラーモデルを変更することができます。
RGBA(赤,緑,青,不透明度)、HSVA(色相,彩度,明度,不透明度)。
シャボン玉
「pipofm-bubble01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
色を変更したい
これは音符のものと同じになります。
「ノードツリー」パネルから「bubble」か「kirakira」を選択してください。
シャボン玉の数を増やしたい
「ノードツリー」パネルで「bubble」を選択します。
「共通」パネルで「生成数」を変更してください。
動きを変更したい
このエフェクトは「乱流」と「重力」という効果を設定しており、そのパラメータを変更することで、面白い動きをつけることができます。
「ノードツリー」パネルで「bubble」を選択します。
「力場」パネルで「強や」や「重力」の値を変更してください。
花びら
「pipofm-leaf01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
色を変更したい
音符のものと同じになります。
「ノードツリー」パネルから「leaf」か「boke」を選択してください。
「leaf」は色がランダムではないので、1色変更するのみです。
「boke」はランダムなので、同じ色で不透明度をランダムにしています。
動きを変更したい
シャボン玉と同じで、「乱流」と「重力」で設定してあります。
「ノードツリー」パネルで「leaf」を選択します。
「力場」パネルで「強や」や「重力」の値を変更してください。
パーティクルの表示範囲を変更したい
前のものの調整で、丸い光のボケ部分が中央のみに集中しているので、全体になるよう調整します。
「ノードツリー」パネルで「boke」を選択します。
「生成方法」パネルで「生成位置」の「振幅」の値を変更します。
流星
「pipofm-star01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
流星の数を増やしたい
シャボン玉と同じになります。
「ノードツリー」パネルで「top」を選択し、「共通」パネルで「生成数」を変更してください。
ただ、「top」ノードで変更すると1変更するだけでも一気に数が増えるので、本来は「star parent」ノードで変更したほうがいいのですが、再生時間の調整なども必要で少し複雑になるため「top」ノードでの変更のみ紹介します。
流星の移動距離・角度を変更したい
「ノードツリー」パネルで「star」を選択します。
「位置」パネルで「終点」の値を変更してください。
「X」をマイナスの値にしていくと左側に、プラスの値で右側に移動します。
「Y」をマイナスの値にしていくと下側に、プラスの値で上に移動します。
「始点」の値に注意して設定してください。
流星の出現位置をもっとランダムにしたい
「ノードツリー」パネルで「star parent」を選択します。
「生成方法」パネルで「振幅」の値を増やします。
「流星の移動距離・角度を変更したい」と「流星の出現位置をもっとランダムにしたい」で変更したものがこちら。
魅了状態・気絶状態
使用しているテクスチャ画像が違うだけのものですので、一緒に扱います。
「pipofm-healthring01.efkefc」(魅了状態)か「pipofm-healthring02.efkefc」(気絶状態)をEffekseerで読み込んでください。
説明では「pipofm-healthring01.efkefc」(魅了状態)を使用します。
ハートの数を増やしたい
「ノードツリー」パネルで「heart parent」を選択します。
「生成方法」パネルで「分割数」の値を増やします。
数を増やすと、ハート同士の間隔が詰まってしまうので、「半径」も調整しましょう。
「共通」パネルで「生成数」を「分割数」と同じ値にします。
「glow heart parent」も同じように変更します。
ハートのリングをまとめて縦に増やしたい
ゲームでの使用時にキャラクター全体を囲うようなものにします。
「ノードツリー」パネルで「top」を選択します。
「生成方法」パネルでプルダウンメニューから「線」を選択します。
「終了位置」の「Y」を任意の値にします。
「共通」パネルで「生成数」を任意の値にします。
これはなかなかおもしろい改造なのですが、若干表示がおかしい部分があったので、どこかしら調整が必要かもしれません。問題がわかったら追記したいと思います。
おわり
今回のエフェクトはシンプルでわかりやすいものを選んでみましたが、シンプルなものほど改造でバリエーションを作りやすいので、今回説明した部分以外もパラメータをいじって改造してみてください。
ではでは、次回は7点(斬撃、ヒット系、ピラー系)を扱いたいと思います。