【Tips】Effekseerでエフェクトプチ改造4
みなさん、こんばんは。
9月限定素材のEffekseerエフェクトプチ改造その4になります。
今回も実際のエフェクトファイル7点の簡単な改造例を紹介していきます。
今回も前回同様少し調整するパラメータ箇所が多いものもありますので、できそうな範囲でお試しください。
Effekseer上に記事中の編集パネルが表示されていない場合は、上部メニューの「ウィンドウ」から探してください。
さらなら改造や自分で1からエフェクトを作成したい場合には、Effekseerの公式チュートリアルにトライして見ください。
Effekseer Help 日本語 — Effekseer Help ドキュメント
https://effekseer.github.io/Helps/15x/Tool/ja/index.html
斬撃
まずは、「pipofm-slash01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
斬撃の数を増やしたい
「ノードツリー」で「slash parent1」を選択します。
「共通」パネルで「生成数」を増やします。ここでは「5」にしてみました。
このままだと、同じ場所に5つの斬撃が表示され、光が強くなるだけなので、表示位置をずらします。
「生成方法」パネルで、「生成角度に影響」をチェックし、「円」を選択します。
「軸方向は」「Z軸」か「Y軸」が良さげでした。あとの「半径」や「開始角度」はお好みで「振幅」を付けてみたりしてください。
完成したものはこちら。
増やした斬撃の発生タイミングをずらしたい
前の続きで増やした斬撃が同時に表示されるので、タイミングをずらして表示されるようにしてみます。前回の記事では少し難しい部分なので、説明しませんでしたが、エフェクト全体の表示時間を編集することになります。RPGツクールMZではエフェクト全体の時間設定よりも、エフェクトの実体が消滅するまで表示されるようなので、設定は不要かもしれませんが、Effekseer上で画像として出力する際には必要な操作になります。
「共通」パネルで「生成時間」を「5」にしてみます。5つの斬撃がこの時間内に間引かれ生成されるようになります。「0」だと同時。
「ビュワー操作」パネルで最後のフレームを見てみると、「生成時間」が増えたため、最後のフレームでエフェクトが消えきっていないのが確認できます。
フレーム数を増やします。
ここでは「60」にしてみました。
自動再生中なら停止させ、「ビュワー操作」パネルで表示フレームをスクラブして、エフェクトが消えきっている箇所を確認します。
「ランダムシード」を「-1」にしてあるので、再生ごとにランダムとなり若干ぶれますが、「60」でちょうど良さそうです。
ヒット1
まずは、「pipofm-hit01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
色を変更したい
「ノードツリー」パネルから4つのノードの色をそれぞれ変更可能です。
「描画」パネルの「全体色」を変更してください。
「particle」と「particle line」は「ランダム」にしてあり、「不透明度」のみ幅をもたせていますが、自由に調整してみてください。
数を増やしたい
「ノードツリー」パネルで「top」を選択します。
今までと同様に「共通」パネルで「生成数」を変更します。
「生成位置」を「点」にして、「振幅」を調整し、位置がずれるようにします。
表示タイミングをずらしたい場合は、斬撃のものを参考にしてください。
今回は「拡大率」を変えてみます。
「拡大」パネルで「拡大率」の「振幅」を変更してください。
色も変えており、こちらのようになります。
ヒット2
まずは、「pipofm-hit02.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
星を別のマークに変更したい
「ノードツリー」で「particle star」,「star small」,「star small」の3つをそれぞれ変更してください。
「描画共通」パネルで「色/歪み画像」で「読込」ボタンを押し、変更したい画像を指定してください。
色を変更したい
色をしたい場合は「ノードツリー」で線で囲ってある6ノードをそれぞれ変更してください。
数が多くて少し面倒なので、画像で出力する場合には出力後に画像編集ソフトで変更した方がいいかもしれません。
「描画」パネルで「全体色」を変更します。
「trail」だけ特殊なので、元を参考に調整してみてください。
上記2つの変更を適用してこのようにしてみました。
ヒット3
まずは、「pipofm-hit03.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
線上にエフェクトを増やしたい
わかりにくいと思うので最初に結果を。
全体攻撃っぽいかんじになりますね。
「ノードツリー」パネルで「node」を選択します。
数を増やすのは「共通」パネル。
「生成方法」で「線」を選び、「分割数」を上で増やした数と同じにすると調整しやすいです。
線の「開始位置」と「終了位置」を設定します。今回は横一直線にするので、それぞれ「X」を変更し、「Y」はランダムにしたいので、「振幅」を設定します。
ついでに「拡大」パネルで、大きさがランダムになるように変更します。
線の始点から終点に順番に表示されるようにしたい
「生成方法」を「線」などにした場合には、エフェクトを座標順に表示することができます。
「円」などにしても面白いと思います。
「生成位置種類」を「順番」に変更します。
表示タイミングをずらさないと効果がないので、「共通」パネルで「生成時間」を設定します。
「ビュワー操作」パネルでフレーム数も増やしておきましょう。
こちらのようになります。
ライトピラー1
まずは、「pipofm-lightpillar01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
色を変更したい
色を変更したい場合は、線で囲った3点をそれぞれ「描画」パネルで調整してください。
「pillar」ノードだけ特殊になるので、元を参考に調整してみてください。
回転しないようにしたい
「ノードツリー」で「top」を選択します。
「回転」パネルで「角速度」の「Y」を「0」にしてください。
光の柱の形を四角にしたい
「ノードツリー」で「pillar」を選択し、「描画」パネルで「頂点数」を「4」にします。
こうなります。
光の柱の長さを変えたい
「ノードツリー」で「pillar」を選択し、「描画」パネルで「外輪」「位置」の「Y」を変更します。
「pillar」を変更したら、「kirakira」も調整しましょう。
「ノードツリー」で「kirakira」を選択し、「位置」パネルで「終点」の「Y」を変更します。
地面の円を濃くしたい
色変更で、暗めの色を指定すると見にくくなるので、目立つようにするため、表示数を増やして濃く表示されるようにします。
「ノードツリー」で「ground」を選択し、「共通」パネルで「生成数」を調整します。
もろもろ変更したものがこちら。
ライトピラー2
まずは、「pipofm-lightpillar02.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
光が発生する高さを変えたい
「ノードツリー」で「pillar parent」を選択します。
「位置」パネルで「Y」を変更します。
光の広がりサイズを変更したい
「ノードツリー」で「pillar」を選択し、「描画」パネルで「位置」の「X」を調整します。
あわせてキラキラの広がるサイズも調整しましょう。
「ノードツリー」で「kirakira」を選択し、「位置」パネルで「終点」の「X」と「Y」を調整します。
地面部分の光も調整したいところなのですが、少し複雑な操作になるので省きます。
こんなかんじになりました。
魔法少女変身ピラー
まずは、「pipofm-lightpillar03.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
全体的な角度を変更したい
これは画像出力する際に別角度にしたい場合になります。
「始点操作」パネルで「X軸回転」を調整してください。
こんなかんじに。
ハートマークは角度変更の影響を受けません。
光の柱の広がりと長さを変更したい
「pillar outside」「pillar center」「pillar inside」で、それぞれ「描画」パネルの「外輪」「位置」を調整してください。
上に昇っていく線の数を増やしたい
「ribbon generator」を選択します。
「共通」パネルで「生成数」を増やします。
「生成方法」パネルで「分割数」とお好みで「半径」を変更します。
前の光の柱の広がりの調整とあわせてこんなかんじに。
中央のハートの大きさを変更したい
「big heart」を選択します。
「拡大」パネルで「終点」「中心」を調整します。
あわせて表示位置も調整しましょう。「位置」パネルで「Y」を調整します。
もろもろ適用してこのようになりました。
おわり
次回で最後ということで、残りの6点(トゲ、クリスタル)を扱います。
ではでは~。