★ゲーム制作の参考になった本『インディーゲーム・サバイバルガイド』
ゲーム制作に直接的に関係しそうな本のうち、
役に立ったものを紹介しよう!シリーズの3回目。
インディーゲームのパブリッシャーPLAYSM監修、
ゲーム開発者であり業界のアドバイザーでもある
一條 貴彰さんが執筆した『インディーゲーム サバイバルガイド』です。
インディー活動に必要な、ゲームデザイン「以外」をすべて網羅。
という思い切ったキャッチコピーでしたがまさにそんな感じでした。
具体的な情報は陳腐化するのであまり細かいところまで記載せず、
項目を漏れなく記載して必要に応じて参照元を紹介するような作りです。
つらつら書いても書く方も読む方も辛いですし、
ネタバレして迷惑が掛かってしまうのも良くないので
備忘録のつもりで簡単にポイントだけ書くようにします。
公式サイトは以下:
https://head-high.com/survivalguide/
■役に立つゲーム制作者
収益化を目指している制作者に特に役に立つ内容だと思いました。
『サバイバル』とあるようにいかに継続して利益を得るかが書かれています。
完成させることはもはや前提というか当然のこととして、
そこから先の宣伝・配信・継続について詳細に書かれていました。
私自身は副業まで持っていきたいという野望は特にないのですが、
Steamなどへの配信はとても興味があるのでそこはためになりました。
参考になったポイント
■一線級クリエイター同士の対談
登場するクリエイターはインディーの有名な方ばかり。
対談形式で様々なテーマにつき話し合っており、
当然ながら意識の高いコメントの数々にモチベが爆上がりです。
出発点やスタンスの違いなんかも興味深かったです。
■配信について
スマホやSteamでのリリースの注意点などです。
こちらは興味がある内容なのでとてもためになりました。
■宣伝について
基本は漏れなく押さえるような内容になっておりました。
書かれていることをやるとやらないとでは大違いなのでしょう。
面白いゲームは巷に溢れているので、
面白いゲームを作った後にいかに話題作にするかがもう一勝負ですよね。
なお、単にフリゲを作って公開するのにも応用できる話が多数でした。
ゲーム制作のノウハウではなく、ガワの情報を網羅的にまとめた書籍でした。
個人的には有名クリエイターの座談会部分だけで書籍代の価値はあったかと。
というわけでゲーム制作で収益化を真面目に検討している方は必須、
そうでない制作者やインディーゲームファンにまでおすすめな一冊でした!
以上、富井サカナでした。