【2022年7月】道草恋歌の月例賞発表
どうも、オオムラサキさんです。
8月上旬まで色々とありまして、月例賞が少し遅れてしまいました。ご容赦をば。
道草恋歌
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というわけで、道草屋への思いを短歌・俳句で綴る道草恋歌の「文月賞」の発表です。
文月賞
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夏盛り 揺らぐ青田の 草間より 手を振るあの子 逃げ水の向こう
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作者:のりひじき
部門:短歌部門
解説:
暑いですね
田んぼも青々としてるのはなかなか壮観です
そんな田んぼから手を振る稲さんはどこかにいるのかも
次点
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君握る この手の温度 +2℃
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作者:オオムラサキさん
部門:俳句・川柳部門
解説:
「旦那様の手、温かいですね」
旦那様の手は元から温かいのか、それとも...
分け合うはずの体温も不思議と熱いままで。
総評
文月賞は歌全体の情景に惹かれて選びました。夏真っ盛り、田んぼの中で手を振る稲さん、それは夢か幻か。そんな風景が何となく思い浮かびませんか?そのうち「おーい」なんて声が聴こえてくるかもしれません。
「逃げ水」の言葉選びもgoodです。決して近づくことが出来ない距離感が伝わりました。
31文字で情景を見事に表現する。のりひじきさんの強みが出た歌ですね。
次点の歌はシチュエーションの良さから選びました。手の温かさからドキドキが伝わってしまいそうで、恥ずかしかったり、嬉しかったり。旦那様の様々な感情が汲み取れました。
他にも手を握られることによるドキドキを「+2℃」と表現したところが良かったです。
連絡事項
夏本番の8月は夏休み歌会を開催します。
いつもどおり自由に詠んで構いませんが、夏らしさ全開の歌を選びたいですね。
応募期間は8月13日(土)~8月23日(火)の10日間です。
お盆に合わせたので夏を楽しみながら歌を詠んでみてください。
表彰はいつも通り月例賞とまとめて発表です。
それでは8月もよろしくお願いいたします。