悲しみと喜びに 目の前に 黒い大きな犬があらわれて ふいに 心が沈んでしまう この過敏とも言える心が 子供の頃はひどくいやだった 一方で 過敏な心は 飛びこんできた薔薇の花に うちふるえる 喜びと哀しみが かげろうのように交差し 私は今日も 世界を味わう