滝行で知る先人(「カセット録音 野外編」)の凄さ(進行豹
こんばんわです!
進行豹でございます!!!
オクターブガールズ
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ273409.html
を一緒につくってるあらけんさんと、先日別件でフィールドレコーディングにいってきました。
で、2作品分の音を録ってきまして、本日ようやっと2本めに取り掛かるべく音源チェックをいたしましたのですが――
「……あれ??」となる音がございました。
録れてないわけではないのです。
録れてるし、レベルも適正です。
録る前にきちんとモニターして、「いい感じに聞こえてるな」と確認もしたはずなのです。
のですが。
実際。
録れた音を聞くと。
「現場で聞いた音よりも、あきらかに物足りない」のです。
「これは……なぜ???」 と思ってわたくしは、
わたくしが唯一所有しているフィールドレコーディングの専門書
『カセット録音 野外編』(中坪礼治/日本放送出版協会)をひもときました。
すると! 目次に!!!
『かなりやっかいな録音 「滝の録音」』と、もろに書いてあるではないですか!!!
ずばり! わたくしが「録れてるんだけどものたりないぞ???」と感じたものも、滝だったのです!!!
「でかける前に細かくチェックしとけばよかった!!」と思い、内容を読み進めます。
曰く
・滝の音は流れ落ちない
・ステレオの3要素「音の広がり(臨場感)」「音の位置の明確さ(位置感)」「音そのものの動き(移動感)」のうち、滝には「移動感」がない
・ので、「臨場感」「位置感」を充実させるよう録る工夫が必要
・具体的には
A「滝壺におりて、流れ出してくる川の水音を主役に、滝を背景音にする」(と、比較対象ができるので位置感が際立つ
B「同じく、鳥や虫の声を主役にする」
――等が有効
・ステレオでは上下の音を出せない。が、モノラル録音で、高いところ→低いところで、高音強調→低音強調、ボリューム小さい→ボリューム大きい、と調整するなどして、落下の「感じ」を出すことはできる
――等々。
いやもう!!! 先人の知恵には拝み伏しても触れるべきでございますね!!!!
と、いうことで、次の録音取材までの間に!!
「カセット録音 野外編」 なんとか時間やりくりして読み進めて、少しでもよい録音ができるようになろう! と、改めまして決意しました次第です!!!
その学び、もちろん『オクターブガールズ』のシナリオにも音にも! ぜひ活かしていきたく思いますので、ご期待のほどいただけましたらうれしいです!!! がんばります!!!