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しずれさん支援プランの記事 (34)

金欠緊急事態宣言

お金がない。
これは緊急事態です。緊急事態宣言です。ダイレンカリア緊急事態宣言を発令します。

とうとう自炊を始めました。
冒頭の画像のカレーの食材費は以下の通り。

豚肉300g   302円
カレー粉140g 96円
玉ねぎ1個   53円
人参1本    68円
消費税     25円(食料品3%引きの店なので税率5%計算です)
合計      544円

これが4食分なので割ると1食136円の計算です。
あぁ、写真にはじゃがいもが写っていますが、それを足しても1食150円くらいでしょう。
米代はざっくり50円くらいかな。

カレーはレトルト食品が市場に多く流通しているのであまり自炊する必要性はありませんが、このお値段でお腹いっぱい食べられるのは魅力です。

私は後述の理由から自炊なんてできないと思っていたのですが、今の生活ならそれも案外可能なのではないかと気づいたのです。
というのも、大学生時代は廃人のような生活をしており、自炊なんてとてもできたものではありませんでした。部屋は散らかり放題、シンクには洗ってない食器がたまりっぱなし、食材は腐らせ、玉ねぎからは芽が生え、部屋にはアリやゴキブリのみならずネズミまで出現する始末。木造の一階でしたが湿気はあまりなくカビの被害に見舞われることはなかったのが唯一の救いでしょうか。でも庭の雑草を放置していたため虫がすごくてナメクジが出たこともありましたし、ヤマトシロアリの群飛はトラウマものでした。

新卒で入った会社はおいしい社畜生活100%を謳歌していたので料理する時間なんてありませんでした。残業時間は平均して月100時間ほど、始発出社・終電退社が週3日あることもありました。夕食(もとい夜食)はもっぱら24時間営業のオリジン弁当。当時はそれに加えて缶チューハイ2~3本飲んでいました。毎晩のように弁当晩酌していました。飲まなきゃやっていられなかったのです。ただでさえ足りていない睡眠時間はその質も悪く、毎朝寝起きがつらかったのを覚えています。寝酒がないと寝られない生活が長く続いていました。幸いだったのは、社宅などの住宅補助でお金に困っていなかったこと。

2社目はホワイト企業だったので自炊する時間的な余裕はありましたが、やはりお金に困っていなかったので普通に米だけ炊いて惣菜を買って食べて過ごしていました。転職して社宅は出ましたが家賃が今ほど高くなかったこと、また昼食は事務所で取ることも多く、パンなどで安く済ませられていたからです。
でもたまに残業して帰りが遅くなるときはスーパーで惣菜が買えないので、今思えば自炊の習慣を身に着けておいてもよかったのかもしれません。そういうときはほっともっとでお弁当を買っていましたし。まぁその分の残業代が出ていたのでいいんですけど。

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そして3社目、現職では……

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『生物と無生物のあいだ』を読んで

ウイルスは生物ではない。
生物学の世界ではそれは常識。

新型コロナウイルスの世界的な流行をきっかけに、この本のことを思い出しました。
今からもう15年も前のことになるのですが、中学生時代、当時の生物の先生が「ウイルスは生物ではありません。生物の定義に当てはまらないからです。参考図書として『生物と無生物のあいだ』がお勧めです」などと言っていました。
大学でも動物心理学の研究室に入ったのでもっぱら生物系の領域を扱うことが多くなり、そこの教授からも『生物と無生物のあいだ』は大変お勧めされました。

やっぱりこの本は必修科目だよなぁ読まなきゃなぁと思って研究室にいた当時、私も買いました。Amazonの注文履歴を見ると2012年10月31日発注。今からおよそ8年前です。

そして長い月日が流れ、地球上の文明はグレゴリオ暦2020年の時を刻み、新型コロナウイルスが大流行しました。

日常生活の中においても潔癖症的な強迫観念を持っていると、つい色んなところを拭いたり消毒したり除菌したりする習慣が身についてしまいますが、そもそも実際のところ(雑菌は別として)、ドアノブや手すりに付着したウイルスというのはどの程度の時間、生きていられるものなのでしょうか? 厳密にいえば――活動を続けられるものなのでしょうか?

インフルエンザもそうですがウイルスは単独で活動できない存在なので、生き物の細胞ではない無機質なドアノブや手すりの上に付着したままだと、時間の経過とともに死滅します――正しい言い方をすると、失活します。
生物の体内にいるときのみウイルスは増殖でき、活動を続けられるのです。

へー! ふっしぎー! ウイルスって何なの? ほんとは生きてるんじゃないの? それでもこれは生き物じゃないってわけ?

では果たして、『生物と無生物のあいだ』とは一体……

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なぜウイルスは生物ではないのか

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「普通の人間っていうのはね、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ」

村田沙耶香の第155回芥川賞受賞作『コンビニ人間』に登場する台詞です。

「何で一回も恋愛をしたことがないのか。性行為の経験の有無まで平然と聞いてくる。『ああ、風俗は数に入れないでくださいね』なんてことまで、笑いながら言うんだ、あいつらは! 誰にも迷惑をかけていないのに、ただ、少数派だというだけで、皆が僕の人生を簡単に強○する」

他にも、地の文で。

私は妹が黙ってしまったので暇になり、冷蔵庫からプリンを取り出して泣いている妹を見ながら食べたが、妹はなかなか泣き止まなかった。

ここらへんがこの小説を象徴するセンテンスだと思います。
普通になれない人たちと、普通を強いる世間の人々を強烈に風刺した作品です。

的確で無駄のない語り口に運ばれて物語は動き出し、その展開には目が離せません。
登場人物たちに好感を抱かせようなどと1ミリも思っていない風の人物描写は純文学然としていますが、私たちを取り巻く"いま"を克明に描いた作品には、引き込まれる魅力があります。

それにしても目を見張るのは、面白さとリアルさを両立したこの人物描写の匙加減。
高度に抽象化されたキャラクターたちの言動には「こんな奴いねーよ」という感じすらあります。にも関わらずすんなりと読めてしまう筆致にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。

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決め手は、組み合わせ。

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0円のトーストに490円のコーヒーがついてくるお店の話


昔はねコメダのコーヒー400円だったんですよ。
私が大学生の頃と、あと社畜をやってた頃もそうでしたね。
あの頃はお金に糸目をつけていなかったので、ゆったり座れるソファと居心地のいい店内の雰囲気が好きでよく通っていました。
社畜の頃はルノアールなんかにもたまに行っていました。お金に糸目をつけていなかったのと、あとそれくらい喫茶店に長居していたのでルノアールくらいの値段でも十分に元が取れたんですよね(喫茶店で「元が取れる」っていう考え方も冷静になってみると意味がよく分かりませんが)。

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金に糸目をつけなかったあの頃の思い出

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山田養蜂場の蜂蜜のお酒を飲みました


フォロワーさんからいただいた蜂蜜のお酒を飲みました。おいしいです。なんだか梅酒に似た感じです。
それほど甘ったるくはありません。むしろ少し苦いくらい。甘すぎて逆に苦く感じるのかな? よく分かりません。
蜂蜜のお酒なので一歳児には飲ませないほうがよさそうです。

蜂蜜で思い出した前々職の記憶を語ります。
赤坂に行くとお昼ご飯はココイチでカレーを食べるのが定番のルートでした。別に赤坂だからココイチみたいな高いお店しかないってわけじゃありません。もうちょっと歩けばすき家があるんです。なのにあえてココイチです。
すき家なんかどこにでもあるじゃん。ココイチなんか(自分の担当エリアでは)赤坂にしかないし。せっかくここに来たならココイチでしょ。
みたいな思考回路でした。マジで金銭感覚が今と違いすぎる。ラチェットの法則だなんて言いますけど、主観的には可処分所得が減った分、生活水準が下がりまくってる気がします。

赤坂にまつわる話はココイチだけじゃないんですよ。

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赤坂の某TV局の話

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