製図室 ~BlankMapがよく分かる?コラム~ 第五回「書記担当:sabotenn」
皆さんどうもこんにちは。
現在BlankMapにてテスターを務めておりますサボテンと申します。
猛暑が続き夏もピークを迎えている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はこの暑さにさらに追い打ちをかける少し古めのパソコンとともに、
仲間の創作能力に驚かされる日々を過ごしております。
さて第5回となる今回ですが、私の担当であるテスターについて書かせていただきます。
BlankMapの中でもテスターとしての仕事は他とは少し異なり、
シナリオやプログラム・音楽やイラストなどの0から1を生み出すのではなく、
その生み出された1を1のまま保つ仕事だと個人的に思っております。
1を100にする仕事ではありません。1を保つ仕事です。
これだけだと何を言ってるかわからない人が多いかと思いますが、
例えば、プロジェクト内の4つの分野の担当が各々1を生み出したとします。
しかし全部組み合わせて出来上がったものが必ず4になるわけではなく、
良くも悪くも相互作用することによって3.5にも4.5にもなる可能性があるのです。
せっかく各々が良いものを生み出したにも関わらず、
合わせるとそれが損なわれてしまうのはものすごくもったいない。
そこで私の出番です。
テストプレイを通してチェックや修正を重ねながら合わせたものが最低でも4の状態になるようにしていく、それが私のテスターとしての仕事です。
さてここまでは一般的にテスターとはどういった仕事かについて
個人的な見解を交えてご紹介してきたわけですが、
ここからは現在制作中のゲームにおけるテスターの仕事についてご紹介していきます。
今回のゲームジャンルはアドベンチャーノベルゲームとなっており、
物語の世界に没頭していただけいるよう、
背景やキャラのイラスト・テキストの配置がお互いに干渉していないか、
テキストの改行や切れ目の位置は読みやすくなっているか、
BGMやシーン切り替えの場面と長さはシナリオ通りになっているか、
など様々な箇所の確認と修正を行っております。
序盤に書きました通り、
BlankMapの仲間が各々0から1を生み出し、
その完成度の高さ、創作能力の高さに驚きを隠せない日々を過ごしております。
そのため皆様にもこの完成度の高さを、
それぞれが1の輝きを持ったまま楽しんでいただけるよう、
これからもテスターとして精一杯頑張らせていただきます。
今回はここで終わりとさせていただきます。
少し長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました。
来月のコラムもお楽しみに。