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2024年 07月の記事 (4)

Blankmap情報局 2024/07/27 19:00

製図室 ~BlankMapがよく分かる?コラム~ 第四回「書記担当:しょううう」

こんにちは。BlankMapでイラストの仕事をしているしょうううです。

ついにコラムの順番が回ってきてしまいました。
かなり前から、コラムを書いてもらうのでどんな内容にするか考えときなと言われていてずっと考えていたのです。

が、ついに何も思い浮かばずにこの日がやってきてしまいました!

なので前回の音楽担当しんどり君のコラム、作曲・作詞のやり方を紹介してましたよね。
これをパクらせていただこうかと思います。

冗談はこのくらいにしておいて、今回はイラストの描き方(上達法?)を紹介したいと思います。私もまだまだ未熟者ですが楽しんで読んでいただけると幸いです。

皆さんは芸術(絵や音楽など色々ありますよね)って結局才能なのでは、と思っている人もいると思います。ですがイラストに関してはそんなことないんですよ!

は?何言ってんだコイツ?ですよね。でも本当なんです。
意外と知識ゲーなんですよねイラストって。だからと言って頭がよくないと描けないってわけでもないんです、私めちゃめちゃ〇゛〇なので。

じゃあどうやってそれっぽい絵が描けるようになるのかというと、観察するんです色々なものを、何なら描いてる最中にだって。
例えばうまい人のイラストだったり、カッコいい手のポーズをさせたかったら自分の手をガン見するのも良いですよね。で、この観察をしているときに気づいたことを知識として蓄えるんです。

あとは自分が好きな漫画、アニメ、ゲーム、VTuberの方を描くのも良いですよね。好きなものだからモチベーションも上がりますし、多くの人が好きになるということはそれだけ魅力的な要素(デザイン・ポーズだったり)があるということなので、そこからどんどん吸収しちゃいましょう!

結構楽しそうでしょう?

YouTubeの解説動画を見るのもありですね。でも一番大事なのは自分で描くということなのでそこは間違えないようにしないとですよ!

イラストを描くことは楽しいですし、完成した時の達成感もありますので皆さんもぜひ描いてみてください!

今回はこのくらいにしたいと思います。読みづらい文だったと思いますが最後まで読んでくださりありがとうございました。

Blankmap情報局 2024/07/22 19:00

B面 ~BlankMapの裏面図~ 第九回「かいたひと:サトガミ」

聞いたことのない曲を耳にして、気になって調べてみたら数年前の曲。
なんだか聞いたことのある曲を耳にして、「最近の曲?」と聞いたら「もう何年も前の曲」。

楽曲でさえこの有様である。一時期は流行に乗れている若者のつもりであったが、今となっては時代錯誤も甚だしいと言われてしまいそうだ。
現代は流行の移り変わりが特に激しいと言われている。いくら似たような作品が多いと言われているとはいえ、異世界に転生して先でやることも多様化が進み、かと思えば悪役令嬢にスポットが当たってみたり、そもそも勇者パーティーに入ってすらいなかったり・・・
擬人化の流行り、その遍歴も凄いぞ。船、銃、飯、馬、戦闘機・・・ああ忙しい。みんなは好きな作品ありますか。あるいは、ありましたか。
これでも人生百年時代の折り返しにも立っていない若造の一人だが、そんな自分の「おじさん」と呼ばれる。もちろんそんなことはないと子供相手にみっともなく噛みつくが、どんなに反発しても流行の波に乗り切れない。
ハイテンポな楽曲の多い現代。自分が将来音楽番組を聞いた時、「当時の懐かしの音楽」として流れるであろう速くて高い声の歌を、果たして聞き取れるだろうか、と思うこともある。
仮にも作品を作りだそうとしている身としては、流行に乗り遅れないようにしたい気持ちもあるが、自分の感性も大事にしたいような。
そしてこのネタ、永遠に決着のつかないネタのような気もするが。
何にせよ、好きなものを好きになった時の感覚だけは忘れないようにしたいと、今日も古のネットミームを見ながら思うわけだ。

みんなの好きなソレ、何年生まれですか?

Blankmap情報局 2024/07/15 22:01

B面 ~BlankMapの裏面図~ 第八回「かいたひと:nepian」

こんにちは!Blankmapのnepianです。


なんだか今年ももう半分終わってしまいましたね...なんだか、もう七夕だったのか〜という気持ちです。

そういえば、この時期になると地元の七夕祭りが妙だったなと思い出します。僕の出身地が北海道なんですけど、竹に短冊を飾るお決まりのヤツはありました。そのあとに子供たちで、

「ろうそくだーせーせーよー。だーさーなーいーとかっちゃくぞー」

ってろうそくとお菓子をねだりながら町内を練り歩くってハロウィンとごっちゃになったようなイベントがありましたね。なぜかっちゃくのかなぜろうそくなのかなど疑問が尽きないものでしたけど、なんだか楽しかったいい思いでした。


少し短いしノベルゲームの話でもありませんがたまにはいいですよね...
それでは、nepianでした。

Blankmap情報局 2024/07/07 19:00

手記:6月30日

 小さな街の中心部、商店街の少し外れに、一際大きな賑わいを見せる居酒屋がある。
ようやく日も沈み、街並みも静かになる頃。しかしそんな静けさと反比例するように、店の明るさも一層強くなっていく。客同士の話し声や笑い声が、店の中を包み始めた。

「しっかし、アンタも物好きだな。祭りの話を聞きに来たってなら、始まってから来ればいいのによ」
「始まってからじゃ、皆さん忙しいでしょ?それに、こういう時だからこそ分かることもあるし、ね」
「ふぅん、そういうもんかね」

 カウンターを挟み、店主の男性と言葉を交わす。彼に差し出されたジョッキ一杯のジンジャーエールには、大きな氷が三つ浮いていた。

「今時こんな規模の、というより町ぐるみのお祭りってのも珍しいのよ。私としても、こういう催し事は大事にしていかないと、って思い始めてね」
「ワハハ、ホントなのは三割って所だ。嬢ちゃんがそんな理由で祭りなんかに食いつくワケねえ事くらい、俺だって分かるぜ」

 やれやれ、どう思われているのやら。間違ってはいないがなんだか複雑な気分。ジョッキの中の氷をストローで回しながら、少しだけ目を伏せる。

「で、今回はどこに感じたんだ?例の『スクープの予感』ってヤツは。伊達に雑誌記者なんかやってるんじゃなかろうし、今回も何か思うところあったんだろうさ」
「そんなに色々言われたら、私もかえって話しづらいんですケド。それに白鳥さん、もう大体分かってたりして」
「いや、まさか。超能力者じゃあるめぇ、人様の考えてること一々理解できててたまるかい」
「どうだか」

 ポケットからメモ帳を取り出す。普段ならボイスレコーダーを併用して使うが、この喧噪ではおそらく役に立たないのでお休み。合わせて取り出したボールペンのインクを確認してから、再び店主に向き直った。
 卓上には一枚のポスターが広げてある。私がお願いして用意してもらった、『ささな七夕祭り』の宣伝用ポスターだ。邪魔にならないようにジョッキを少しずらしてから、できたスペースにメモ帳を置く。

「今年の七夕祭り、今年も特に、その……言い方は良くないかもだけど。いつも通り、変なことはしないわよね?」
「そういう企画があるなら大歓迎だと思うぞ?」
「生憎品切れ。私が欲しいくらい」
「零細雑誌のネタねぇ。祭りの企画より考えるのが大変そうだ……ともかく、今回はそこのポスターに書いてるのが全部。あっても後は役場やら個人企画のものくらいだろうな」
「ふーむ……」

 少し言いたい事はあるけれど、一先ず置いておこう。ペンを走らせ、少しずつ情報を整理していく。
 見たところ、ポスターにおかしな表記は無いし、何か隠された企画がある感じでもない。これ以上の情報は話の中からも得られないだろう。加えて、ここまでの情報はどれもピンとくるものが無かった。そうなると、私が求めている情報はこの中には無い。
 ……私が何かありそうだと感じていたのはこの祭りではないのだろうか?もっと何か、別の……
 ジンジャーエールを一口喉に流し込み、再びポスターと睨み合う。大きく見えていた氷が、水滴だらけのジョッキの中ですっかり小さくなっていた。

「どうしたよ、なんか気になる事でもあったか?」
「逆。何も気になることがないの」
「なんだそりゃあ。気になる事が無いのにわざわざこんな街まで来たのか?」
「いや、何かにひっかかりはある……でも、一体何が……」

 どれだけ中身を見直しても、綺麗なデザインのポスターだと感じるばかりで何もひっかからない。ポスターの隅では、可愛らしいデザインで描かれた織姫と彦星が笑顔で手を繋いでいる。
 実に七夕な雰囲気だ。間違いなく今の私が欲しい情報じゃない。

「いいデザインだろ?ウチの町にゃ絵も描けるヤツも文が書けるヤツもいる。今回はソイツらが全面的に協力してくれたよ」
「……」
「ワハハ、集中し過ぎて聞いてねえな?……んー、ここに書いてないだけで、別の所にはあるのかもな。本祭と合わせて、ウチのバカ息子が行ってる高校で学校祭もやるし、商店街じゃ露店も開かれる。規模が規模だから、この中に無くても不思議はないな」
「……そういえば毎年、展望台の方でイベントもやってたもんね。となると確かに、この中には無いってだけ……?」
「折角だから、祭りが始まるまで見ていったらいいじゃねえか。探し物があるかもしれないぞ」

 たしかに、そうすれば『ネタ』は見つかるかもしれない。間違いなく魅力的な提案だ。何より、私自身がこうした祭りにのんびり参加できた例が無い。取材がてら、一夏の思い出作りにはピッタリだろう。そんなガラでもないけど。
 ポスターを折りたたんでメモ帳に挟みこみ、ボールペンと一緒に鞄の中にしまう。ストローと氷だけになったジョッキとお代を卓上に残し、私は席を立った。

「折角だけど、今回はここでお暇するわ。居られても精々数日、そんなに居たら最後まで遊んでいきたくなっちゃうし」
「なんでえ。今度は本番に遊びに来いよな」
「考えとく」

 後ろ手に手を振って、私は今なお騒がしい店を出た。店から漏れ出す明かりに照らされているとはいえ、外はすっかり暗くなっている。軽く伸びをして腕時計に目をやると、短針はすでに12の文字を通り過ぎていた。

(今日の所は収穫無し、か……とはいえ、このまま引き下がるのもなんか悔しい。仕切り直しって事で、どこかでもう一回来よう)

 携帯のスケジュールアプリを確認しながら、星空の下を少しずつ歩き始める。今日は取り敢えず、宿に帰ってゆっくり休むことにしよう。

(……ん?)

 一瞬、空が明るくなった。
 何事かと上を見上げると、暗い夜空を裂くように一筋の光が流れ、消えていった。ただの流れ星、にも見えた……けど、今の光……随分近くにも感じたし、なにより今の星の流れ方……
……まさか、落ちてた?
 確証はない。そんなに星に詳しい訳でもないし、あくまで素人の想像の域は出ないだろう。でも、そうだったら。きっとそうだ、と胸の高鳴りが抑えられない。

(これは……明日の予定は決まりね!)

 そうと決まれば、もうのんびりもしていられない。この後の楽しみに備えて、急いで準備しなくては。
 気付いた時には、すでにその足は走り出していた。もしかすると、私が探していたのはこれだったのかも。

「……スクープの予感がするわ!」

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