同人ゲーム制作についてアレコレ④
もはや恒例の長ーーーーーーーい独り言。
今回の記事はホントにめちゃくちゃ長いです。(この一文を最後に書き足してます)
書き散らしなのでゲームの絵とか制作話に興味無ければ、絶対読まないで良いです。
今回は更に伝わるもしなさそうなネタを、裏話と添えて。
『 繭イのカランコエ 』
シナリオ執筆も佳境―――現在進捗90%というところ!(多分)
なお推敲作業などもあるので、書き上げたところでまだまだ調整は必要になると思われます。
そして散々言っちゃってるのですが、これは全体で言えば構想四部作の1部……ギャルゲー的に言うなら1ルートにすぎません。全体なら90%どころか20%……いく?
9-nine-シリーズ(制作ぱれっとさん)でいうなら「ここいろ(九條都ルート)」
『どんな大構想してんねん!』って突っ込みになるのですが、流石に全部をひと纏めに作っていると、それこそ企画が途中でとん挫するので……まずは触り、体験版のような感じで造ろうと制作されてます。2章は……私は作りたいと考えても、他スタッフさんたちのモチベーションが解らない。
1章の手応えや私の資金次第でしょうか……(◜ᴗ◝ ) へへぇ……
今、こんなトコでぶっちゃけんじゃねぇって話、そもそも、このノベルゲーム制作企画はここまで大きくなるものじゃありませんでした。
2022年(去年)冬、コミックマーケットにて「α版」というものを出したのですが、もともと企画立ち上がりころは……その「α版」の半分ほどの尺のゲーム(ついでにHP)を作って終わりにするような、使い捨て……経験のための企画でした。
じゃあなんで今やこんな大きくなって作っているかというと、まぁどろ臭い話もいくつかあるのですが……あえて自分が悪い話ですると前任の方に「シナリオ書いて」と軽く振られた自分が世界、設定、人物、物語を考えて作りすぎた。
そういったものをサークルメンバーさん何人かにお披露目したとき、
「そのまま企画で棄てちゃうには」
「最後までゲームとして造ってあげなきゃ」
『勿体無い』という感想を頂きました。
―――そんな感想を貰って、欲が出たんだと思います。
ノベルゲームの制作に携わるのは昔からの夢でした。
今ちょうどアニメが始まっている『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』の主人公ちゃん並みにキラキラしていたので……。
そこから「ちゃんとゲームとして作らせてください」と制作進行として参加し、以降は当初の予定以上の作業を自分で兼任しながら、無理なところは協力交渉を、といった感じ。
個人でできることは、もともとシナリオは自分で書くものとして、発注できない素材の制作、用意や、スクリプトを覚えて書き演出を作るなり……とにかくいろいろ。
今年春からは企画代表も引き継ぎました。今は制作総指揮、ディレクターとして追いてきてくださるスタッフさん方に申し訳無くなりながら、お手伝いに付き合って頂いて動いてます。
企画そのものが立ったのは去年7月ですが、肥大化してしまい今年からリスタートを切りました。なんだかんだとリスタートからあと数か月で1年が経とうとして、ようやっと1作目として目途が出てきた……。
なんといっても、自分のバカみたいな指揮の悪さだとか、シナリオ執筆が遅かったりだとかで散々に迷惑もかけてるのが、本当に申し訳辛くて……日本語めちゃくちゃになるくらいには。
どうでも良い苦労話が続きます。
以上のことが前提としてあって、そう、もともと登場キャラクターたちの9割くらいはゲームとして絵が出て来る予定はありませんでした。
だって企画建てられたときは体験版みたいなので終わる予定でしたから……。色々描いて貰っているのも、HPとかで紹介に載せられるためだけで描かれた絵なんです。
最初に作るぞーと言われたゲーム、プレイ時間15分とかの予定だったんですもの。
プロローグとキャラ1人だけ、みたいな尺です。「α版」をプレイして下さった方がもし居たら、あれの半分ほど……おっぱい大きい双子も出てくるように展開に書いたからテキスト増えたけど、もっと短いと思って下さい。あのキャラクター出て来て終わりです。完、みたいな。
「α版」後半の女の子『砂羽村千代』ちゃん(デザイン・原画よしなさん、彩色りりーさんさん)の初登場シーン。
これも急遽的に造って私のワガママでねじ込んだもので、本来予定はありませんでした。衝撃のぶちまけかもしれない制作話。
そういえば久しぶりにその「α版」のデータを自らプレイしてみたのですが、いやぁ……色々と拙くて酷いのなんの……。
制作も全然足りてない……は、まぁ仕方ないところあるのですが、やはり自分のテキストですね。今は多分そのころよりは良くなっていると信じたいのですけど、今も決して「良い」とは言えないです。そもそも今この記事がどうなんだと。
ずっと「何かを描く」はやってきましたが、「何かを書く」のは今回初挑戦なので、きっとボロボロです。プレイしてくれて読んでくれる人いるのかなこれ。
私は何かというと運動部だったので体育会系で、文系は避けてきた人生だったので壁にぶつかっていますね。推敲がどうなるかな……。
「α版」と「現行制作版」を同じシーンで揃えてみました。(上:α版、下:現行)
文章力はともかく、随分ノベルゲームらしくなってきてると思いますね。
クリックタイミングも読みやすいように計ったりしているので、演出も気を遣ってます。つもりです。
私がシナリオを書きながら、それを自分でスクリプト書きこみに流し、プレイしながら演出を作り、確認をしながらにシナリオの推敲作業をするという組み立てをしているので、ちゃんとコツコツ形作られていっているのが眼に見えているのが非常に楽しいところでしょうか。
(やること多くて辛くもなります)
逸れましたが、基がこんなに大きくゲームを作る企画では無かった、まで戻ります。
なので立ち絵だとか、あれの差分とかも表情が3とか4パターンとかしか元々は発注をお願いしていないのです。
企画肥大化して最初から(ルートの)最後として創るには、物語上圧倒的に立ち絵作劇の幅が無い。
これは困った……と思いきやなんと、ここで活きるのは自身のイラストスキル。
単純なところ、顔のパーツというのは「眉毛」「眼」「口」の3つで構成されています。
それぞれのパーツを分解、組み合わせ、構築することにより、表情のイラスト差分が……増えた!
福笑い状態です。組み合わせるだけなら3の3乗で27通りのお顔が作れちまうんだ!
実際は合わないパーツの組み合わせもあるので、数はもっと減るのですが。
どうしても合わないパーツは、私が編集で描き足させて頂いたりしてて補完してたりもします。
一例を挙げると直近で編集した『砂羽村樹里』ちゃん(原画 遥さん、彩色りりーさんさん)がいるのですが、
この子は元々存在した差分は髪型2つ、表情が3つでした。
それが構築編集で、差分が全96枚まで増えました。
はい。これでも面倒で削りました本当は……。しかも作っておいて絶対ゲームで使わないだろうっていうのもめちゃくちゃ入ってると思います。
でもお顔はいくらあっても良いとは思います。
一部登場キャラクター除き、立ち絵の差分が無いので、そのぶん表情を多くしようかなと。
これをですね、会話劇の中でコロコロと表情変えるのが、演出作っている身としてはめちゃくちゃ面白いんです。(勿論面倒でもあります)
登場人物たちが一文を話す度に表情を指定して動かしてたりしてるので、スクリプトも頑張ってます。こんなことしてるから組み立てが遅くもなるのですが……。
ゆずソフトさんのゲーム作品をプレイしたことがある方なら解るのですが、キャラクター立ち絵のあの表情変化は死ぬほどスクリプトが大変なので、ヤバいです。身を持って知りました。
あそこまでは、無理です。一度やろうと挑戦はちゃんとしてみました。デジタル音痴で不器用な初心者の私には管理が大変で、無理です……。
ノベルゲーム制作に乗り出してからスクリプトなど初めて触ることになりましたが、まだ新しいことを覚えるものとして楽しくあります。
これもそもそもプログラムを用意して下さったUUYさんのおかげなのですけれど。色んな方に助けられて今があるので、感謝しか覚えがありません。
イラスト素材もスクリプトも好き勝手弄りまわしているせいで役職乱用みたいになってます。みたいに、じゃねぇもう。
(……多分)
そろそろ本格的に1本のゲームとしては形になり始めた制作。
1作目のプレイ時間が、おそらくは4時間程度となる予定です。
内容が解ってる本人がプレイしてそれくらいになるだろう、と思っているので実際はゆっくりプレイされると5時間程度になるかもしれません。
ボイスはありません。この作品創るのにお金、掛けてないので……(私のポケットマネー除く)
ボイスあればシナリオ書く側も色々と楽ができるんですけどねきっと。
日本語下手なイラストレーターが書いてるだけに、かなり文章を読み続けるのが辛いかも。
しかもお話も面白そうとか、面白いと思って貰えるか解らない尖りまくりです。
創るからには頑張って面白く書きたいとは思ってますけど……。
あまりに辛い場合、絵を描いて下さってる絵描きスタッフさんたち目当てでプレイしてみて下さい!
というか絶対そっちのが良いです。画集みたいなものだと考えれば……。
こんなところまで読んでくれる方が1人でもいるのか?って感じですが、長々お付き合いありがとうございました。
ひえー、作業だ作業だ
『 繭イのカランコエ 』オープニングイメージ
さくが: りりーさんさん