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ゲーム制作の記事 (10)

揚げ餃子 2023/10/10 12:37

タイトルの話 <DubiumからFallen Souls>

ずっとしたいと思っていたDubiumの改題を遂にしたので、その話をします。
DubiumからFallen Soulsになりました。

ゲームタイトルとしての要件

ゲームの極論なんでも良いのだが、やはり付け方一つで面白そうにも見えたり興味をそそられたりする。そういう訳で、ゲームのタイトルとしてあれば良い要件を羅列する。

①覚えやすいか、短いか

 やはりこれである。大手のゲームならいざ知らず、インディーや同人の場合、兎にも角にも人に知ってもらってさらに覚えてもらわなければ、始まりすらしない。具体的には、日本語にせよ、英語にせよ、既存の難しくはない単語をニ個組み合わせたものがちょうど良い思う。"ゼルダの伝説"とか"Dark Souls"とか。英語の場合、小学生でもわかる英語に出来ればなお良し。
 Dubiumは短さはあるものの、単語があまりにも難しすぎる。まず英語ですらない。ラテン語である。論外。Fallen Soulsは二語だし、どちらも簡単な英単語である。

②識別できるか

 要は、既存のゲームを被っていないか、である。検索の邪魔になるし、避けた方がいいだろう。
 Dubiumは付けてから知ったのだが、全く同じタイトルの人狼系のゲームがすでにある。論外である。Fallen Soulsは少なくとも、ゲームでは被りはないはず。

③ゲーム内容をなんとなくメージできるか

 タイトルを見て、どんなゲームかどんな雰囲気なのか何もわからない場合、やはりスルーされてしまうと思われる。だから、多少なりともゲーム内容をタイトルを表現する必要がある。
 Dubiumというタイトルは、はっきり言って何も分からない、いわば情報量0だろう。強いて言うなら、小難しいゲームなんだろうくらいしか情報がない。まあ、あながち間違いでもないのだが、それでは寄り付かない人が大半である。Fallen Soulsは直訳すると"落ちた魂"であり、少なくともシリアスでダークな雰囲気というのは伝わるだろう。

④タイトルとして相応しいか

 要は、自分が気に入るからどうかである。クリエイターとしてはここを一番重視したいのだが、売るとなるとそうもいかないものである。
 Dubiumはこの要件だけ満たしている。Fallen Soulsも満たしてはいる。

番外編 釣れるか

 これは、多種多様なパターンがあるだろう。一般化するのは厳しい。
 お気づきの方も多かろうが、Fallen SoulsはDark Soulsのタイトルにかなり寄せている。ちと汚いやり方である。まあ、だが、そもそもソウルライク風を名乗っているし、タイトル詐欺みたいなことではないし、内容と矛盾しているとかでは一切ないので、良し。

揚げ餃子 2023/09/30 02:20

ゲームの翻訳、ムズイ

最近、自作ゲームの英訳作業をしているのでそれがムズイって話を書く。
ちなみに、英語レベルは英検二級持ってるくらい。
とりあえずDeepLとGoogle翻訳にぶちこんで、添削するスタイル。

細かいニュアンス

 シンプルに、単語一つ一つが持つ細かいニュアンスを理解するのがムズイ。いくら辞書を見て例文を読んでもやはり完全には理解できない。ネイティブが長年培った、なんとなくこんな感じというような、言語化出来ないそれは簡単には身につかない訳だ。
 自作ゲームのDubiumはけっこう雰囲気を重視していて、言葉一つ一つ慎重に選んで深慮した上で使っている。それを英訳するのは容易ではない。というのも、日本語の単語と英語の単語が完全イコールであれば簡単だが、ほとんどの場合、ニアリーイコールなので微妙なニュアンスの違いが発生するのである。しかし、私にはネイティブの感覚がないのでその微妙な違いに気づくことすら出来ないことがある。
 当たり前と言えば当たり前のことをつらつらと書いたが、結局の所がここが一番大変だと思う。

文章の長さの違い

 英語と日本語とでは、当然ながら文字数が変わる。一般には日本語の方が長くなるとよく言われている気がするが、私が書くDubium内の文章に限っては、大体1.2倍の長さになる。文章によってスペースがぎりぎりだったりするので、オーバーしてしまう。削れば良い話ではあるのだが、非ネイティブが意味やニュアンスを保持したまま文字数を減らすって結構ムズイ。日本語でも容易ではないこともあるし、当然の事ではある。

UI

 ある意味、これが一番厄介かもしれない。というのも、どうしようもないから。文章の長さの違いとも通ずる問題である。
 日本語には、漢字というものがあって熟語がたくさんある。二字熟語は、英語の場合の半角4文字に相当するが、情報量が圧倒的に違う。加えて、二字熟語は簡単に新造出来てしまう。これが便利な一方曲者であり、英訳の際に大いに頭を悩ます原因になるのである。
 せっかくコンパクトにたった半角4文字に収まっているのが半角数十文字になってしまうだけならまだ良いのだが、UIに使っている二字熟語を英訳するとUIが崩れる。回避する方法としては文字を使わず、アイコンとかにするってのが定石だろう。とはいえ、それはそれで大変である。

ゲーム特有の使用法

 文法というのは基本的に守るものだが、時には守らないものである。英語は必ず主語が要ると口を酸っぱくして言われるが、例えばスキルの説明文なんかでは、書かれてなかったりする。その辺の、ゲーム特有の文化的なのが分からなくてムズイ。

終わり

 他にも書きたいことはあるが、今回はこれくらいにしておく。また書くかもしれない。
 最後に、一応宣伝?だけしとく。「とあるヒマ人の冒険」の英訳版"A Certain Leisure Man's Adventure"をitch.ioでリリースした。これの翻訳に関しては割りとテキトウにやったが、それでも思ったより大変だった。

A Certain Leisure Man's Adventureのリンク
https://friedgyoza.itch.io/a-certain-leisure-mans-adventure


 

揚げ餃子 2023/08/05 19:15

とあるヒマ人の冒険 <ボス攻略>

 詰み防止のため、簡単にですがボスの攻略情報を記しておきます。
 ただ、作者としては、試行錯誤することをオススメします。その方がやはり楽しいと思うので。まあ、とはいえ人それぞれですから、好きにしてください。

大悪魔

 最初に倒すであろうボスです。

攻略ポイント①

 回避率が物理と魔法共に非常に高いですので、Lv3で覚える「必中撃」を使えば良いです。自らの運を試すのも一興かもしれませんが。

攻略ポイント②

 森中央部の北東にある「エメラルドの指輪」も無条件に魔法防御が上がるので、入手して装備しておくと良いでしょう。

ベヒーモス

 森東部にいるボスです。初遭遇時では倒せない可能性が高いです。

攻略ポイント

 とにかく防御力が高く、普通の攻撃や武器ではカスみたいなダメージしか入らないです。Lv11で覚える「鎧砕き」は防御力を半分扱いするので、非常に有効です。森北部の最奥にある「バトルアックス」は攻撃力がかなり高いので、これを装備すればなお良しです。

キメラ

 遺跡のボスで、2体セットです。

攻略ポイント

 Lv13で覚える「まどろみの風」を使えば、確定で眠らせることが出来るので、そこを攻撃してやれば良いです。Lv15で覚える「溜め攻撃」と合わせて使うと非常に有効です。

騎士

 森中央部にいるボスです。序盤から挑戦は出来ます。まず無理ですが。

攻略ポイント

 とにかく攻撃力が激しく、普通に攻撃してはまず倒せないです。Lv17で覚える「カウンター」で反撃しまくれるので、普通に攻撃する必要はないです。
 「蛮族の曲剣」や「黄金の腕輪」を持っているのなら、装備した方が良いです。反撃率がより上がるので。

ガルーダ

 迷いの森の奥にいるボスです。キモいです。

攻略ポイント①

 防御力が低くHPが高いので、割合ダメージである出血が有効です。Lv27で覚える「三日月斬り」で出血させるといいでしょう。あるいは、通常攻撃に出血効果のある「フランベルジュ」が迷いの森にあるで、それを使ってもありです。

攻略ポイント②

 鼓舞して興奮すると、攻撃力が1.5倍になって非常に危険ですので、「盾を構える」を使って大人しくしておくのが良いです。興奮が切れたら、そこが攻撃のチャンスです。ただし、HPが少しでも減っているなら、回復を優先した方が良いです。

ドラゴン

 灼熱の洞窟のボスです。変な色の竜です。

攻略ポイント

 とてもつもなく強いブレスを吐いて来ます。普通に受けると即死です。しかし、行動パターンが完全ルーチンで、3ターンごとにしか使ってきません。なので、食らっても耐えられるように予め準備すれば良いです。Lv9で覚える「魔法の壁」を予め使っておき、ブレスのターンには紅の盾の「盾を構える」を使えばいいでしょう。魔法防御の高い「紅いローブ」も装備しておけばなお良しです。

 ラスボスです。行動パターンが非常に多い且つ多様です。

攻略ポイント

 とにかく色んな攻撃をしてくるので、はっきりこれといった攻略はないです。色々試し見ると良いでしょう。どうしても倒せないようなら、さらなる挑戦の道の両脇にいる雑魚を倒してレベルを上げると良いでしょう。経験値が非常に多いので。

終わりに

 ボスに関しては、これで詰むことはないかと思います。強い雑魚もいたりしますが、どうにかなります。探索をしっかりして、適切な装備をして、適切なスキルを使うのが肝です。

 
 

揚げ餃子 2023/07/09 15:08

「とあるヒマ人の冒険」配信5日目 その雑記

今の販売状況

 現在、7/9/2023時点で、販売数は4本、お気に入り数が11となっております。たった4本と思うかもしれませんが、私のとっては初めての自作を売って利益を得るという行為ですし、金額の多寡によらず、赤の他人が少なからずお金を出して買ってくれるというのは、存外純粋に嬉しいものです。ここで言ってもあまり意味はないかもしれませんが、本当にありがとうございます。

分析

 正直言って、予想では販売数0本も全然あり得ると思っていたので、4本と言えども予想外の売り上げです。こんな事を自分で言うべきではないかもしれませんが、拙作ははっきり言って、素人丸出しの低クオリティのツクールゲーだと思います。昨今はフリーゲームといっても、かなり高クオリティのゲームが多く存在しています。中には、10年かけたものもあったりしますし、有料で売っても全く申し分ないだろうというゲームが溢れています。普通は、拙作ではなく、そちらを選びます。
 さて、ここからは、拙作を買った4人はどういう層なのか、勝手な予想・想像ですが、考え行きます。世の中には、あえてクソゲーを高値で買ってプレイする人、FC等のレトロゲーを好んでプレイする人がいます。実際、私はレトロゲーを割と好む傾向にあり、「Dubium」もドット絵です。とすると、多少のお金を払って素人臭いツクールゲーを好んでプレイする人が存在しても何もおかしくはないです。私の場合、幼少期からレトロゲーがある環境で育ったので、それを今でも好んでいると考えられます。素人臭いツクールゲーを好む人も、同じような感じではないかと思うわけです。
 
 話は少し変わって、曜日と販売数に関してです。販売数4本はすべて平日であり、休日ではないです。常識的に考えて、休日に買う人の多いと思うのです。これは一体どういうことなのか。正直、全然わからないですね。そもそものデータ数が少なすぎるので、単なる偶然で片づけるのが自然かもしれないです。

今後の売り上げ予想

 お気に入り数が現在11ありますので、セールを行えば多少は買う人がいるのではないかと思っています。セールは一か月経たないとできないので、大分先の話ですねどね。大した知識がある訳でもないので、ほとんどただの感覚ですが、最終的には2桁はならないくらいかなと。

まとめ

 何はともあれ、少しと言えども販売実績が出来て、本当に良かったです。自信も多少つきましたし、「Dubium」の制作をせっせと行いたいと思います。
 最後に、自作ゲームの販売を考えている人に向けて、少し。Dlsiteは、仕組み的に金銭的に絶対損はないので、迷うくらいなら、とりあえずやってみればいいと思います。自分ではカスみたいな出来だと思っていても、案外売れるかもしれないです。

揚げ餃子 2023/07/05 17:47

Dubiumの進捗状況等

Dubiumの現在の状況

完成度等

実際プレイできる範囲でいうと、半分にも満たない状況です。
ただ、開発の進行度としてはざっと50%といった所です。
Dubiumの制作を始めたのが去年の3月なので、単純に考えれば、まだまだ完成しないのです。
しかし、以前は一か月以上何もサボっているみたいなことがよくあったし、体験版を出すまでは主に基礎システムの構築を行っていた、という事を考慮すると、決してまだ一年以上かかる訳でないです。
夏中に完成できたら、いいなという感じです。楽観的すぎるかもですが、、

無料なのか有料なのか

実は今まで割と濁してきた部分ですなのですが、現在は有料で販売する方向で考えています。おそらく、まずはDLsiteで販売します。
別にどうしても金が欲しいとかではないんですが、なんか長いこと制作してると、だんだん愛着みたいなものが湧いてきて「本当にフリーゲームで出してしまっていいのか?」という疑念がどんどん膨れ上がって来まして。わが子をやすやすと手放したくないみたいな感じですかね。尤も、子供はいないので飽くまでイメージですが、、、
まあ、最終的にどうなるかはまだ分かりません。

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