【フリー台本】七夕の過ごし方【シチュボ】
7月15日 BOOTHにて発売したシチュエーションボイスの台本を、
フリー台本として公開いたします。
商用を除き、自由に使っていただいて問題ございません。
一人称、話し方等、改変も可。
一部抜粋してボイスサンプルの台本としていただいてもOKです。
そのほか、用途についてご相談があれば
コメント等からお気軽にお問合せください。
ただいまぁ。
ふぅ、たくさん歩いたね~。
お祭り、楽しかったなぁ。
カラフルで大きな提灯とか飾りが、たくさんあって綺麗だったし。
屋台とか、お祭りに来てる人も増えたよね。
活気があって、夏って感じ。
そういえば…短冊、なに書いたの?
内緒?
さては、なにか恥ずかしいことでも書いたんでしょ。
違う? どうだかな~。 ふふ。
そうだ、せっかく浴衣着てるし、ベランダで星でも見ない?
すこしゆっくりしたいし。
おっけ~。飲み物もっていくから、先に行ってて。
よっと… お待たせ。
どう? 天の川とか見える?
あはは、さすがに無理か~。
天の川なんて、子供のころにおばあちゃんの家で見たっきりだな~。
こんなに晴れてるのに。
周りに明かりのないような場所までいかないと、もう見れないんだろうな…。
君は? 天の川見たことある?
そうなんだ。
…今日ね、お祭りの人込みの中で君が手をつないでくれたの、すごく嬉しかったな。
ふふっ。 あーあ、普段のデートでも繋いでくれていいのにー。
なぁに? 一緒に住んでるのに、まだ手をつなぐのも恥ずかしいの?
ふ~ん、ヘンなの。
そういえば、短冊のお願いごとってさ、織姫さまに何かの上達を願うものなんだって。
たとえば…「字がうまくなる」とか…「泳げるようになる」、とか…
え? なんで驚いた顔してるの?
…さては、なにか違うこと書いて焦ってるんでしょ。
あはは! も~、素直なんだから。
なんて書いたのよ。 そろそろ観念して教えなさい。
…もしかして、私とのこと?
なぁんだ、じゃあ私と一緒じゃない。
うん、私も、君とのこと、書いたよ。
ふふ、実はね、織姫と彦星から連想して、そういうこともお願いしていいんだって。
…あからさまに安心した顔してる。 ふふ、おかしい。
でもさ、織姫さまにお願いするのも気が遠いし、
私たちは、お互いに直接伝えあったほうが良いと思わない?
ふふ、賢いでしょ。
じゃあ早速ひとつ、お願いごと。
来年は、一緒に天の川を見に行けますように。