【WoditorOptimizer】ウディタの処理を最適化して高速化するツール更新【ウディタ3対応】
ウディタの処理を最適化して高速化する
WoditorOptimizerの最新版を公開しました!
主にウディタVer3以降に対応化による更新になります。
下記サイトの『TOOLS > WoditorOptimizer > ダウンロード』からDLできます。
https://alpha-stella.com/
WoditorOptimizerとは
最終更新が5年ぐらい前ですし、最初期版は2012年に公開していた古いツールなので、改めて簡単に紹介しておこうと思います。
(初期版は『WECDeletor』という名前のイベントコードに対して最適化するツールでした)
コモンイベントの情報が保存されている『CommonEvent.dat』に対して
一括で最適化をかけて処理負荷を改善するツールです。
※ゲームの開発中に最適化をするのではなく公開時に最適化するという用途で開発されました
例えば簡単な最適化機能だと『コメント文』や『チェックポイント』など
ゲーム実行時に不要なコマンドを削除することができます。
これらのコマンドは特にゲーム実行時に機能を持たないものですが
処理負荷が存在します。
それらの単体負荷は微少なものですが大量に存在すると大きな影響を及ぼします。
その無駄な負荷を一括で排除したり、軽い処理に変換できる処理を最適化したりすることで高速化するツールとなります。
ウディタVer3以降のコメント負荷について補足
ウディタVer2世代と同様に負荷自体は存在しますが
処理負荷が改善されています。
コメント文が連続で並んでいる場合はそれらの負荷が1個分として処理されるようになります。
連続でない場合は従来通り1個分の負荷がかかります。
▼以下の画像のような負荷になります
このようにウディタVer3では改善が入っているため
コメント文削除による恩恵は従来よりは少ないです。
最適化機能について
コメント文やチェックポイント以外の最適化機能についても一部紹介します。
- 回数付きループ[0]回の削除
- [0]回ループ内に処理を入れてメモとして残しておくような使い方をすることがあると思います。
それらのループは不要なうえ[0]回ループでも負荷が発生します。
これらを一括で削除できます。
※ラベル地点を内部で含むループは対象外にすること可能
- [0]回ループ内に処理を入れてメモとして残しておくような使い方をすることがあると思います。
- 名前によるコモンイベント呼び出しを番号呼び出しに変換
- コモンイベントでの実装に慣れている人は基本的に名前呼び出しで実行すると思います。
ただ、名前呼び出しの方が番号呼び出しより1.5倍ほど負荷が多くかかります。
ウディタVer3でも同様に1.5倍ほど負荷がかかっていました。
これらを一括で番号呼び出しに変換することが可能です。
- コモンイベントでの実装に慣れている人は基本的に名前呼び出しで実行すると思います。
- CSelfX~CSelfYの変数操作分解
- 変数操作で連続したコモンセルフに対して一括で代入処理することができますが
この機能は非常に重たいです。
これらを自動で個々のコマンドに分解してくれます。
- 変数操作で連続したコモンセルフに対して一括で代入処理することができますが
- 定数回ループの展開
- ループ回数を直接数値で指定したループの中身を展開してループ負荷を排除できます。
- ループ回数を直接数値で指定したループの中身を展開してループ負荷を排除できます。
他にもいくつかの最適化機能が存在するので是非お試しください。
とはいえ、ウディタVer3で処理が爆速化したので本ツールを使わないといけないような
ゲームは限られてくると思います。
3Dゲームを作る人やSwitchへ移植したい人など、
常時負荷が高いゲーム向けのツールとなると思います。
自身のゲームがどれだけ軽くなるか興味ある方は試してみてください。
(ちなみに今自分が開発中のゲームだと高負荷な場所で1.0msほど負荷が削減されました)
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フォロワー向けのWoditorOptimizerについて余談
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