【ゲーム開発】Unity騒動について
こんばんは。
今回はいま(悪い意味で)話題になっている
Unity騒動
について個人的に思っていることを書いてみようと思います。
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くろくまそふと 2023/09/12 21:10
今回はゲーム開発の裏話的な話題で
ゲームって異様に文句をつけられやすい創作物だよな
というお話です。
私はゲーム開発の年数だけでいえばそこそこ長く、今まで40作品近いゲームをリリースしてきて色々なコメントやレビューを頂いてきました。
ただ頂いたコメント等が全部ポジティブなものであれば嬉しいのですが、実際はネガティブなものも結構多いのが現実です。中には難癖としか思えないクソコメもあったりして「こいつぶちのめしてやろうか?」と思ったこともしばしば…。いやはや世の中思い通りにはいかないものです。
さてそのような中で気づいたのは、やはりゲームは異様に難癖をつけられやすい創作物だなぁということです。これは自分のゲームに寄せられたコメント等だけでなく、他の開発者の方のゲームやゲーム会社が作ったAAAタイトルでさえ難癖つけられている印象なので、昔から
なんでゲーム界隈ってこんなに殺伐としているんだろう?
と疑問に思っていました。
そこで今回はその謎について少し掘り下げて考えてみた結果を書きだそうと思います。
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くろくまそふと 2023/09/04 21:10
こんばんは。今回はゲーム開発の裏側に関する話で
作ったゲームをどこで売るのがいいのか
という点について、今まで色々なストアで自作ゲームを販売した経験がある私が各ストアのメリット・デメリットをまとめてみるという内容になっています。
なお今回は進捗報告ではないので全体公開にしておきます。Ci-enのユーザーさんはゲーム開発者の方も多いかと思いますのでよかったら参考になさってください。
でははじめに、私が使ったことがあるストアの中で自作ゲームを売るのに適していると考えるストアは次の4つです。
上2つは当然皆さんご存じかと思います。ですが下の2つはあまりご存じないという方も多いと思いますので簡単にご説明しておきます。
まずitch.ioは海外のゲーム投稿サイトで、世界的に見ると最大級の規模を誇る超巨大グローバルサイトです。この記事の投稿時点ではなんと80万本以上のゲームが投稿されています。残念ながら日本での知名度は皆無に等しいのですが、サイトのUI自体はほぼ完璧に日本語化されていたりするので日本人でも使いやすいです。
次にBOOTHは、pixivが運営するクリエイター向けのマーケットです。こちらはゲーム専用ではなく、3Dモデルや漫画・グッズなど様々な商品を売れるのが特徴ですね。ゲーム専用ではないのでゲーム目当てのお客さんは少ないですが、審査もなく気軽に出品できるのは強みです。
ではここからは各ストアで1~5作品程度自作ゲームを販売した経験がある私が、それぞれのストアのメリットとデメリットをまとめていきます。
まず皆さん大好きなSteamは、言わずと知れた世界最大規模のゲーム販売ストアです。
メリットは色々あるのですがSteamに自作ゲームを出すとメディアに取り上げてもらいやすいなど、一定のステータスになる点は見逃せません。また、世界中のゲーム愛好家の方に自作ゲームを配信できるのはなかなか夢があると思います。
ただし私の場合は購入者の7割が日本人のお客さんだったので「グローバルとは…?」と思ってしまいました。ゲーム内容や対応言語なんかによってもその辺は変わってくるみたいですね。
Steamのデメリットとしては何といっても、ゲームを売るまでが非常に大変な点が挙げられます。この点に関してはくろくまそふとブログの記事(下記)に詳しく書いたのですが…
https://kurokumasoft.com/2022/10/18/how-to-sell-your-game-on-steam/
単純に開発者登録するだけでも大変なのに、さらにゲームを登録するのにもお金がかかったり手間がかかったりします。この登録作業は本当に大変で正直ゲームを作る方が楽なんじゃないかとさえ思ったほどです。
あと、Steamは有料ゲームがメインなので購買意欲が高いお客さんが多いのですが、そうは言っても目の肥えたユーザーが多いことから生半可なゲームでは売れません。なんかたまに「Steamで売れば勝手に売れる」とか舐めたことを抜かしているゲーム開発者の方がいますが、そんなことは全くないので損したくないならSteamには本気で作ったゲームだけを出し、さらに抜かりなく宣伝もした方がいいと思います。
それからSteamは遊んだ時間が2時間未満なら簡単に返品できるシステムになっているので、短編ゲームは不利というか販売しないほうがいいでしょう。Steamには中~長編ゲームを出しましょう。
次はCi-enをご覧の方なら当然ご存じであろうDLsiteです。国内最大級の同人ゲーム販売サイトですね。
DLsiteのメリットは色々あるのですが、Steamとかと比べると非常に親切な作りになっていて登録・販売がやりやすい点は助かります。
DLsiteさんの最大のデメリットは、親切な分手数料が高い点が挙げられます。特に低価格帯のゲームの場合、売り上げの半分が手数料として差し引かれるので数を出せないと利益になりません。
さてitch.ioは世界最大級のゲーム投稿サイトです。私はこのサイトを結構活用していて、とても便利だなぁと感じています。
itch.ioのメリットも色々あるのですが、簡単に出品できる点や、ゲームページのデザインをある程度変更できるのが魅力ですね。あとは手数料が安いのも嬉しいです。
一方itchのデメリットは、やはりグローバルなサイトなので英語が必須という点でしょう。あとは新作の流れが異常に速いサイトということで目立てないと本当にあっという間に埋もれます。
最後にBOOTHは、pixivが運営するクリエイター向けの総合マーケットです。
BOOTHは手数料が安い点や、審査なしで簡単に出品できる点など手軽さが大きなメリットです。
一方BOOTHのデメリットは自分で宣伝しないと全く売れない点が挙げられるでしょう。ゲームを売る場合はあくまでも補助的な売り場だと思って使うのがいいと思います。
以上、長くなってしまいましたが私が使ったことのある自作ゲーム用ストアのメリット・デメリットについて色々書いてみました。ご覧いただきありがとうございました。
どのストアも一長一短ありますので、個人的には一つに絞るのもいいですが複数活用するのが良いかと思います。せっかく頑張ってゲームを作るわけですから販売のこともしっかり考えておきたいですね。私も次はもうちょっと売れるようにできることをしっかりやっておこうと思います。
ではまた何かありましたら投稿します。