祝!理想のヒモ生活12巻発売! 感想
はぁーかわいい。ネタバレ注意
今回も面白かったですね。そして表紙のフレア殿下がめっちゃ可愛い!船旅で元々髪の毛が短い殿下は長旅で髪の毛が伸びるということらしい。ちょっと大人っぽいフレア殿下。めっちゃいいね。
俺てっきり騎士団が攻めてくる!。
にしても今回も面白かった。評価は控えめに言って最高でしたね。もう何回読み直したかわかりませんよ。
途中の島で休憩したとき一時帰宅したのはゼンジロウが瞬間移動を使いこなしているって事を示していますね。
そして途中寄港先の国、ズヴォタ・ヴォルノシチ貴族共和国の他に南大陸の国、『解得(かいとく)魔法」のトゥッカーレ王国が出てきましたね。このトゥッカーレ王国。つい最近更新された小説家になろう版の理想のヒモ生活に詳しく出てきましたね。
第三章3【『瞬間移動』成功】
WEB版によると南大陸での戦争によるカーパァ王国の敵対国であり、ララ侯爵が対応し血を流さずに戦争を終えた国と説明されている。双王国とはどういう関係だったのかはまだ不明。
ただ、これから重要な国になることは間違いないだろう。それが書籍版かWEB版になるかわからないが、解得魔法は白の帝国の「契約魔法」と対になるはずだ。だがまだどういう魔法なのか説明がないからどういう事になるかわからないが。
そしてついに「火薬」が出てきましたね。
いつ出してくるか気になってたんですよね火薬。異世界で魔法と対になる技術の北大陸だからこその登場だ。個人的にいいなーって思ったのが、ゼンジロウが今まで気になってはいたけれどないから無視していた。だがヤン傭兵隊長からの臭いで気づき、フレア殿下に戦闘員を混ぜてもらい、銃が北大陸には存在していることを知った。今まで双王国が危機感を感じていたまでで済んだが、ほんとに軍靴の音が聞こえてきた感じだ。
本編でドロレスがポモージェの写真を撮ってゼンジロウの誉め言葉に喜び、付録でその内実を記すのほんと面白いですね。今まで舞台裏での出来事だったから本編での地続きはいいですね。
ヤン司祭の魔力がないのに言葉を交わすことができるってのは面白いですね。『胸元に下げている何かを握る』とあるので何かあるのだろう。教会も魔力に関する何かがあるのだろう。そしてそれを享受できるほどの何かをヤン司祭は持っていることなのだろう。これからの展開が楽しみですね。
新しい重要人物が出てきましたね。ズヴォルタ・ヴォルノシチ貴族共和国王女アンナ・クラクフ。12巻で一番利益を得た人物ですね。その強引さ、そして演説のうまさなどゼンジロウと比べ本物の王族とし出てきましたね。
それで12巻読んで思ったんですけれど、書籍ではゼンジロウの事をインスタント王族と評しますが、思考が王族のそれになっていると思いますね。最近読んだ記事で「ダンナが主夫になった」
よくいる「ダメな夫」と同じことをしている自分。この二つは立場が人を作るという事を示していますが、ゼンジロウも異世界に飛んで3年ぐらいでしょうか?インスタントなりにも『王族』になってるんだなぁってしみじみ思いましたね。
12巻では一番の収穫を手にしたのはアンナ王女で間違いないだろう。対してゼンジロウは情報を手に入れたのが大きな収穫でしたね。確かにアンナ王女に対して論破して見せたがあれは王族として必要だったのか?と思いますね。物語としては面白かったけれど、王族としては、無知な南大陸の王族としていたほうがよかったのではないか。後でフレア殿下とだけ打合せしとけばよかったのではないかとも思いますね。
この論破でアンナ王女はゼンジロウに対して警戒心を抱いたことでしょう。しかし流されたままでいればゼンジロウを侮ったままでいたのではないか。論破したことで得る利益はあったのか。考えてしまいますね。
そういえばヤン傭兵隊長が戦う時長弓が得意な『赤竜王国』が出てきましたね。人物や場所などの情報はないのでこれから出番があるかどうかわかりませんね。
最後に白の帝国の情報が満載に出ましたね。これは北大陸VS南大陸の日も来るのか?怪しいところですね。
それとウップサーラ王国。これから国主導で交易するとなると大航海時代のポルトガルの位置に来る可能性がありますね。つまり北大陸における国力がズウォタ貴族共和よりウップサーラ王国のほうが国力逆転する日も来るかもしれない。ただ、国主導といってもフレア殿下の趣味でとどまっているのが気になるところ。これがアウラ陛下と交わした船作りの契約。10隻までを交互の所有とするなどすれば、ウップサーラ・カーパァ王国による海による交易で両国が栄える未来があり得ますね。ただ、それはまだ遠い未来の話であることは間違いないでしょう。でも想像するだけでワクワクしますね。
国主導の海洋交易がどこが一番早くするか。ウップサーラ。貴族共和制・カーパァ。もしアンナ・クラクフが王になったら貴族共和制が一番早くなりそうですね。時間の勝負ですね。
この巻で初めてイネスが出ましたね。もっと威厳がある感じで厳しめな雰囲気なのかなぁって思ったらあらきれい。これまたびっくりでしたわ。
12巻を読んでて思ったのは何を出すかの推敲を感じ取れることですね。物語の進め方によっては「火薬」をもっと早く出すこともできた。でもしなかった。この「理想のヒモ生活」を進めるにあたって何を出して何を出さないのか。そして削り取って綺麗にした状態が本として届けられる。ほんと幸せだなぁって思いました。
いやー、面白い。惜しむらくは次巻が出るまでの時間をどう過ごすかですね。コールドスリープで次巻がでるまで寝て居たい。
特典では声優さんが今まであった付録の侍女の話を読み上げた感じですね。
フェー役の小倉唯さん小倉 唯 Official
ドロレス役の諏訪ななかさん諏訪ななかofficial
レテ役の安野希世乃さん[安野希世乃 official(https://twitter.com/Yaskiyo_manager)
アマンダ役の川澄綾子さん川澄 綾子 (かわすみ あやこ)
ヴァネッサ役の本多真梨子さん[本多真梨子(https://twitter.com/honda_mosamosa)
でしたね。