なぜ女王アウラの権力は近いうち盤石にならなかったのだろうか?
女王アウラの権力が盤石になると判断したのは群竜事件後のラファエル・マルケスの報告時に彼が思っていたことである。それは善次郎がアウラの「自動人形」のようにふるまいこれからの行動によってカーパァ王国においてアウラ陛下の理に適う行動をする人がいるためこれからに行動いかんによって大戦直後の中央集権国家において女王に忠誠を誓う人々が増えると予想してこのようなことを思ったのだと思う。
しかし彼の予想に反して遺憾ながらも元帥と宰相を地位を置くことにより女王アウラの権力は削がれたといってもいいだろう。それはどうしてだろうか?
答えはカーパァ国内においてすでに外交問題があり、そちらにゼンジロウを割くしかなかったからであろう。
例えば、この後におけるガジール辺境伯地の問題において成果としてはゼンジロウの起点によりガジール辺境伯の忠誠をゼンジロウから王家にすることができた。これは+1点だろう。しかしルシンダという英知を持った女性をプジョル将軍を手に入れたことからプラスマイナス0になったともいえる。
問題はこの場面においてカーパァ王国内に双王国のフランチェスコ王子とボナ殿下がいたことだ。彼らがいることにより国内にて彼らの相手をゼンジロウがすることにより内政にゼンジロウが関わることができなかったのが痛手であったと思う。
もっといえば大戦の結果内政外政に関わる王族が極端に少なくなったカーパァ王国の弱点ともいえる現状なのだろう。もしアウラ陛下以外に王族がいたならばもっと違った展開になったかもしれない。
でもこういう小説の試行錯誤をしながら進んでいくのも臨場感があって面白い。
みんな!理想のヒモ生活めっちゃおもろいで!