亜・吽 五十七話 感想
ああ、最澄!最澄!。
早良親王の霊を鎮めるためと冬嗣は言ってるけれど、空海は陰陽師の仕事って言ってるのが面白いな。あくまで僧は鎮国が主な役目なのかな?
それにしても最澄!おお最澄よ。空海が出来すぎる人として描かれている分最澄の弱さが目立つように見える。それでも他の人よりも突出して秀でているのだ。だから慕う者がいるし、自分の宗派もある。それでも、それでも。最澄自身は『世の中を愛しているわけではない』。
おそらく最澄はわかっている。そういう自分だという事を。それでも、
「それでも全ての人を救え我なくてはいけません。」
というのだ。
なぜかわからないけれど、このシーンを見るたびに涙が止まらない。