フェミニスト、ゲーム作ろう(本の感想)
2024年5月24日に、近藤銀河さんが執筆した
「フェミニスト、ゲームやってる」という
本が発売されました。
この本は、著者の近藤氏がフェミニズム的な
視点からゲームをプレイする感想をまとめたものです。
とはいえ、いわゆる「ツイフェミ」ほどの
過激さはないので
一部の界隈にしてみれば物足りないかも
しれませんが。
さて、この本では最後の方に「フェミニストのためのゲーム作りガイド」なるコラムが
存在します。
私は一応、ゲーム制作界隈に身を置いています。なのでそこを中心に、感想を述べていこうと思います。
そもそもこの本には、ピクミンやDQ・FF
などの一般的なゲームの他にフェミニズム、クィア的な思想をもって作られたゲームも
紹介されています。
そして、この本における読者として想定されているフェミニストたちもゲームを作って
みないかと提案しているのです。
紹介されているゲームエンジンは
Unity、Unreal Engine、Godot
RPGツクール、GameMaker、bitsy
ティラノビルダー、Ren’Py、Twineです。
実は近藤さんもゲーム制作を行っており、bitsyを使っているそうです。
ゲームを紹介する手段として、Steamやitch.ioが挙げられていましたが
Plicy、ふりーむ!、フリーゲーム夢幻も追加してもらいたいでしょうか。
ゲームのアイディアとしては
・フェミニズム的スローガンをマップに置く
・フィールドが「フェミニズム」という文字になっている
・「家父長制」という文字を破壊する
などが挙げられていました。
せっかくなので、自分も画面だけ作ってみることにしました。実際のゲームにすることは9割ないと思いますけど。
マップに置くだけでなく、RPGであれば
モブのセリフにするのも常套手段ですね
それなりに冒険できそうな、フィールド
マップに仕上がりました
自分が嫌いなワードを、少しもじるのも
あるあるネーミングです
そして、フェミニストがゲームを作る意義として自分なりに解釈するなら
「ゲームというのは少なからずルールがあり
それに従ってシステムが組まれて遊んでいくのでそれを通じて社会のシステムやルールに気づくことができる。そしてどのように変えればいいかを考えることができる」とのことでした。
とはいえ、フェミニストといえど創作活動を行う人物は珍しくなく
その1つとしてゲーム制作を加えるのは何も
おかしなことではないそうです。
というわけで、どんな思想を持ってても
ゲーム制作界隈に来てくれるならば平等に
評価したいと思います。というわけで
フェミニストの皆さん、ゲームを作ろう!