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2021年 11月の記事 (1)

流れ雪月花 2021/11/25 19:00

メガテンとかスパロボで遊んでいた話

大分更新が空いたんですが、表題の通り遊んでおりました。今回プレイしたのはスパロボ30真女神転生5で、どっちも地獄の様に時間を食い潰し……ぬおお。

週に一枚はちゃんとした絵を描く、と言うノルマと合わせて余暇の全てを消費し尽くして進行が大分滞っておりました。今回はこのゲームの感想をゲーム制作視点でまとめようかな、と思います。


ネタバレはなるべく避けるつもりですが、うっすら入るかもしれないので嫌な人はブラウザバックでお願いします。

スーパーロボット大戦30

そんな訳で最初にチョイスしたのがスパロボ。同じキャラ物シミュレーションなので色々学べる所はあるかな、と思ったのですが、結果的にはかなり意欲的な良作でした。

このゲームはメインシナリオ無数のサブシナリオに分かれています。キーシナリオをクリアすると、章シナリオが現れて、それをクリアするとサブシナリオが開放される、みたいな仕組みです。そして開放されたサブシナリオでは新たな機体が入手できたり、仲間が増えたりします。これはDLCでどんどん追加の機体を登場させる為の仕組みなんですが、こまめにご褒美がある為、プレイヤーのモチベーションを保つ事にも繋がっていてよく出来てるな、と感心。

またサブシナリオを放置してメインを進行していくと、サブシナリオがキャンセルされて追加キャラクターが強○的に仲間になったりするのも手が込んでいて唸らされたポイントでした。兜甲児の弟なんて別にいらんか……と放置してたら痺れを切らしてメインシナリオに混ざってきてちょっと面白かったです。すまんシロー。

さらに強化パーツがバカ強いのも特徴です。旧来のハロやファティマが霞んじゃうくらいのシロモノがゴロゴロしていて、後半になると高性能レーダーやメガブースターあたりは一軍の枠からはみ出ます。つまりどんなユニットでも贔屓すれば最前線でバチバチ戦えるんですよ。キャラゲーとしてはこれ以上ない正解だと思います。

このサブシナリオ、自分のゲームでもやりたかったんだけどSRPGSTUDIOはFEのフォロワーなのでサブシナリオクリア後には決まったシナリオにしか戻れない模様。封印の神将器ステージの再現の為のシステムなのかな……好きなタイミングで遊べるサブシナリオにできなくて歯噛みしています。シナリオの順番が固定だったらそれは任意と言う名の強○なんだ……

スパロボ30の欠点

そんな良作だった30ですが、一点だけウーンとなる部分もありました。それは育成の頭打ちの速さです。サブミッションの一部には30レベルくらい上の敵が出現する為、半強○的にパワーレベリングが進みます。中盤にはレギュラー陣を大体育成し終わってしまうんですね。そうなると敵は1~2ターンでなぎ倒せてしまい、その後のゲームは作業化します。資金もジャブジャブ余るので、使いもしないユニットを片っ端からフル改造していき、さらに難易度が低下していく……これはシミュレーションRPGの宿命ではあると思うんですが……惜しいな。自分のゲームもこうなる予感はする。ひしひしとする。

でもなかなか面白いゲームだったと思うので、気になった方は遊んで見て下さいね。あんまりサブミッションで稼がず、ガンガンメインを進む方がプレイバリュー高いと思います。


衣装がめんどくさくなって発狂して脱がしたヒロイン。
水着は描くのが楽で最高なんじゃ……

真女神転生5

続いて遊んだのがこちら。

自分は真1からのメガテンユーザーです。メガテンユーザーだけど、どっちかって言えばペルソナのが好き。育成好きなので仲魔をとっかえひっかえするメガテンはそこまで刺さっている訳ではない、そんな感じのプレイヤーの話と言う事を念頭にひとつ。

このゲームは従来のメガテンとは違った物になっています。はっきりと言えばゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのフォロー作品です。広大なマップを探索し、踏破する、という部分の比重が大きくなっています。また戦闘の難易度も高く、きっちりとレベリングをし、敵の行動を予測し、何度も敗北しながらリトライする、大変歯ごたえのあるゲームとなっています。

その結果今作は大変息苦しいゲームでした。最適解を求め続けられ、一つ空振りすると全てが崩壊する様なゲーム性……決してつまらないとは言いませんが、とにかく息苦しい。理由を後述します。

ゲームの構造的な欠点

まずこのゲームはレベル差補正がとても大きいです。レベルで負けていると極端にダメージが入らなかったり、空振りしたりします。空振りすると最大4回分の行動がスキップされるという鬼の様な仕様の為、ボスに勝つ為にはレベリングと事前のリサーチが必須になってきます。事前のリサーチと言っても察せる情報がある訳でもないので、一回目様子見で全滅する事の言い換えです。ボスとかみ合わない属性の悪魔を連れて行ったらもう打つ手が無いので……

また、マップ探索も重要です。御厳と言われる強化要素を解放するには、マップ中に隠れている小人みたいな物を探し回らなければいけないんですね。高低差のあるややこしいマップを、あっちにいったりこっちに行ったりしながら御厳を集める……これも面白くないとは言いませんが、作業感が強い部分です。

さらに言うと回復にはかなりのお金が必要となってきます。序盤ほど顕著で、戦えば戦うほどマッカが減っていくジリ貧……く、苦しい。


要素要素で見るとよく練られたゲームなんですが、決められたレールの上を何十時間も走らされ続けている様な、そんな苦しさがあります。これから始めるなら、経験値のDLCは買った方がいいです。自分は素で遊びましたが、プレイ時間のうちレベリングと御厳集めの作業の時間が大半で、ここは面白さとは乖離しています。

ゲームのシナリオ的な欠点

ここから少しネタバレ臭くなるので注意です。








ネチネチと欠点を挙げてきましたが、正直ここまでの部分はそれほど問題視していなくて、自分が一番問題だと思った所はシナリオの薄さ、この一点に尽きます。

この薄さの原因は遊んでいると何となく察知できて、探索可能な3Dマップに全ての労力を注ぎ込んじゃったからシナリオで使える世界が滅茶苦茶狭くなったんだと思うんですよね。マップがほぼダンジョンしかないんですよ、拠点となる様な街も存在せず、セーブポイントに回復、ショップ、邪教の館なんかが全部ねじ込んであります。ゲームのジャンルとしてはウィザードリィとか世界樹の迷宮に近い。

NPCの掘り下げもほとんど無くて、ストーリーはダンジョンとダンジョンの間に挟まるフレーバー止まりです。メガテン恒例のルートもほとんど存在せず、最後がちょっと変わるだけ。

自分がメガテンシリーズで好きな所は、日常が非日常に支配されていく過程なんですが、今作はそもそもの日常がありません。主人公は寮住まいで家族も出ないし、滅んだ東京で生きる人間たちもいません。装備の概念が無いので部活のロッカーを漁って装備を集めたり、非合法の店で銃を手に入れたり……なんて事も無いし、マップの大半は廃墟と化したビル群で、ここは何の施設だからこういう物が残っている、みたいな物も読み取れません。

つまり、魔界サバイバルごっこ感が無いんですよ。自分はここがしっかりしていたらシステム的な部分は許容できていたと思っています。発売前のレビューでペルソナと比べた海外レビューが炎上していましたが、ネタバレの配慮が足りてなかった部分を除けばおおむね納得がいく部分の方が多かったです。マップ数やダンジョンのギミックに触れたくなるのも理解できるんですよね、プレイしてて滅茶苦茶引っかかるポイントなので……

そんな訳で、光る要素は多々あれど荒い部分が多すぎると感じたので、真2とIFみたいにソースを流用して新作を作ったらもっと面白いゲームができるんじゃないかと思ったりしました。凄く惜しいんですよ、本当に。何とかしてくれアトラス!


という訳でゲームのレビューでした。
メガテンは悪口だらけになってしまった……好きな人はごめんね。

オマケ


子世代ユニットの一人です。
ガンダムのシャアの耳の出ないもさっとした金髪いいよな、こういう今っぽくないの、取り入れたいな……というイメージで描いたら思ったよりまんまになったヤツ。ちょっとワールドトリガーも入っています。


また、アンケートも答えが出たのでメッシュの子で作業を始めようかと思います。投票ありがとうございました!

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