『雨音キャンバス 〜 君を描く梅雨の放課後 〜』発売記念【日向あずりさん】インタビュー
昨日、2022年5月27日（金）百合音声サークルSukeraSono【百合体験】第八弾タイトル
『雨音キャンバス 〜 君を描く梅雨の放課後 〜』が発売されました！！
【百合体験】雨音キャンバス 〜君を描く梅雨の放課後〜【CV:芝崎典子】
発売を記念して季節の移り変わりを感じる光の美しいイラストを作成してくれたイラストレーターの日向あずりさんのインタビューをお届けします。
日向あずりさん、よろしくお願いします！
●『雨音キャンバス』について
――初めて企画を聞いたとき（もしくは、シナリオを読まれたとき）の印象は
いかがでしたか？
日向あずりさん（以下、日向さん）
タイトルの通り、雨の日の雰囲気やデッサンの時の静かな空間が大事にされつつも、菜実が本当に幸せそうで可愛いく、癒される作品だなと思いました。
●キャラクターデザインについて
――キャラクターデザインをする際、どんなことを手がかりにして制作されたのでしょうか？
日向さん
雨がテーマの優しい静かな雰囲気の作品だったので、
全体的に淡い色の落ち着いたデザインにしたいと考えていました。
「菜実」については、芝崎典子さんの演じられる柔らかい声をベースにイメージしました。
恋人体験をさせてくれる距離感を感じたので、あまり奇抜なデザインは入れず、身近に感じられるような少しリアルな造形を目指しています。
――ご自身のイラストの強みや特徴を、キャラクターに反映させる際に意識されたことなどはありますか？
日向さん
自然体な女の子に、空気感を足したイラストを描くのが好きなので、
今回も作品に合わせて、雨の日の物静かな教室に窓の外から入ってくる淡い光、その教室の中で二人が自然に尊い時間を過ごしている…
というような淡い空間を演出する事に注力しています。
●イラスト制作について
――制作期間中の印象的なエピソードなどあれば教えて下さい。
日向さん
全く見どころではないんですが、美術室が舞台という事でモチーフに石膏像を配置しており、久々に書いたら学生時代を思い出して楽しかったので、私もまた久々に石膏デッサンがしたくなりました。
――制作中、一番大変だったことはどんなことでしたか？
日向さん
雨の日の美術室ということで、実際にはかなり暗くなると思うのですが、
暗くしすぎてしまうと優しい雰囲気ではなくなってしまいますし、
教室の電気をつけても味気ない感じがしたので、
電気を付けないまま明るい雰囲気を作るバランス感に苦労しました。（実際修正のフィードバックもいただきました。）
あとは…美術室ということでモチーフが多くて描くのが大変だったというところでしょうか！
――百合作品であるということで、なにか工夫された部分や意識されたことなどありますか？
日向さん
二人の距離感はすごく大事にしたいと思っていました
菜実が「わたし」に触れたい、愛おしいと思っている感じや、
菜実の方を見たいけどデッサンのモデルになっているので菜実の方を向けない「わたし」。
そんな二人の気持ちが上手く表現できていればと。
●ファンの皆様へ
――日向さんの思う一番の見どころはどんなところですか？
日向さん
プールのシーン、デッサンのシーン、お昼寝のシーンなど、印象的なシーンは多かったのですが、やはり一貫して菜実が「わたし」と二人きりの空間に居られて幸せ…と思っていることが伝わってくるところでしょうか。
自分と一緒に居てこんなに幸せそうな人がいたら嬉しくなっちゃいますね。
――この作品がどんな人に届くといいと思いますか？
日向さん
最近忙しい日常を過ごしている人が多いと思いますが、
可愛い女の子とゆっくりと静かな時間を過ごして癒されたい…
という人にはぜひ聞いてみていただきたいです。
――最後に作品を待つファンの皆様へメッセージをお願いします。
日向さん
静かで落ち着いた癒しの世界に連れて行ってくれる作品です。
菜実との梅雨の一時をお楽しみください。
――ありがとうございました！
優しい雨の音か聞こえてきそうな日向さんのイラストとともに作品世界を堪能して下さい。
『雨音キャンバス 〜 君を描く梅雨の放課後 〜』には高解像度イラストも特典
として付きますので細部まで描き込まれた美術室の背景もお楽しみいただけます。
日向あずり
フリーのイラストレーター
『絵師100人 2022』掲載
代表作
・センパイ、自宅警備員の雇用はいかがですか？
・呪イアツメ