11月11日のコラム:Epiphanyの作りかた【無料公開】
きこりさんはハロルド・スペンサー派。
どうもムサシです。
昨日のライブにお越しいただいた皆さん。
ありがとうございました。
明け方まで打ち上げをしていて、昼過ぎに起きました。
感想を書けばキリがないですし、余韻に浸ろうと思えば何時間でも浸れてしまうのですが、そんなことをしていたらいつまで経っても本来の仕事モードに戻れないので、リハビリも兼ねて今日から、白昼夢の青写真 音楽LIVE「Epiphany」の制作過程についてネタバレフルオープンで書いていきます。
セトリなど、いろいろと気にせずバラしていくので、嫌なかたはみないでくださいね!
今日一日で書き切れるかわからないので、何回かに分けるかもしれませんが、まあ気ままに書いていきます。
題して「Epiphanyの作りかた」
観に来てくれたみなさんと余韻を共有したいので、なるべく無料公開で書いていきます。
セトリについて
パターン1
パターン2
パターン3
朗読劇の少し前、ポニーキャニオンのイベント部門とのブレストがあり、そこに合わせてセトリの候補を3パターン作りました。
もう自分の中で絶対これと決めていたことが3つあって、
・「いつかの白昼夢」のバキバキにかっこいいSEで演者さんにインしてもらう
・余韻に浸る間もなくいきなり「Into Gray」が始まる
・最後は「恋するキリギリス」で締める
これだけは何がなんでも譲る気がありませんでした。
海外のアーティストの音楽ライブ音源がとにかく好きなのもあって、昔から自分でプレイリストを作って曲順を並び替えてこの繋ぎでこういう流れになったら感動するなあという妄想が好きでした。
もちろんラプラシアンの楽曲でもライブをやるならこんな感じにしたいな。というのも常日頃妄想していました。
頭とケツが決まってしまえばあとは、楽曲のテンポとテンションの流れをなだらかにするためにひたすら並び替えていく作業。
例えばテンポの速い「Into Gray」「ブルカニロ」あたりは並べておくか、そうでないならしっかり離れたところに配置する必要があるし、暗い曲の直前に明るい曲があると落差がきついので、間に中間のテンション感の曲を配置して感情をなだらかにする。
それに加えて今作はCase-0〜Case-3という区分けがあるので、例えばCase-1、Case-2、Case-3の曲が立て続けに1曲ずつ来てしまうと、観客の意識がバラバラになってしまう。
過去作の曲だったり新作の楽曲を白昼夢の楽曲と目まぐるしく入れ替わるようなことがあると、これまた感情が行ったり来たりして没入感を阻害してしまう。
そのあたりを注意しながら延々と曲の位置を入れ替えて、あれやこれやと考えた結果、現状のセトリに落ち着きました。
現状のラプラシアンの持ち曲の中で、これ以上のセトリは思いつかない気がします。
(そもそもこの曲数も、Hinanoさんとバンドの4人が凄まじいから成り立つだけで、演者さんが一人でもついてこれなかったら、僕のこのセトリも文字通り机上の空論になってしまったと思うと本当に感謝しかない。今回の5人のバンドチームは、全員がスーパーマンです)
ちなみにセトリのパターン1~3の新作の話のくだりで「新曲1」「新曲2」とあったように、新作の曲はすでに何曲かあり、そのなかでどれを出すのかというのもかなり悩みに悩んで現状の「世界をあなたの餞に」を演奏する形になりました。
結果的にベストな選択だったように思えます。
緒乃が前に出て30分くらい話してもらうというのも当初は想定していましたが、ライブとしての没入感は損なわれてしまうので最終的に大幅に削りました。
セトリのくだりだけでこんな長さになってしまった。
まだ語れることは山のようにあるのでゆっくり書いていきます。
余談ですが、きこりさんスペンサーが好きって最初のリハのときからずっと言ってたのですが、まさか本番でスペンサーかスペンサーの二択をお客さんにアンケートとるなんて予想してなかったので腹抱えて笑いました。
スペンサー役の喜多田さんがいらっしゃって喜んでいました。
今日はこの辺で。