そろそろB級妖怪くらい倒そうじゃないかねぇ
幽☆遊☆白書 死闘!暗黒武術会
っつーゲームがある。
2005年くらいに出たんだけれど、本当にちっとも話題にならなかった。
リバースで稼働中の超ドラ(スーパードラゴンボールZ)より
話題にならなかった。
しつこいようだけれど、同時期に同じマザーボードのシステムで稼働した
ゲームはいくつかあって、一番有名なのはガンダムNEXTとかだろうけど、
まあ、こいつは格ゲーじゃないから置いとくとしてだ。
キン肉マンマッスルグランプリ2とかジャンプ系の格ゲー花盛り
だったんだよね。ほかにも戦国BASARA Xとか、
Fateのアンリミテッドコードだとか、カプコンファイティングジャムとかね。
ソウルキャリバーの2とか3もそうだっけ?
家庭用から逆移植されたヤツ。
このあたりのタイトルは闘劇に選出された記憶があるから、
結構知名度もあるだろう。
まあ、格ゲーマーのなかでも特殊な連中の、ではあるけどな!
で、問題児だ。
「幽☆遊☆白書 死闘!暗黒武術会」
リバース的には「当たり」ゲーなんだけど、世間的には大外しだろう。
リバースの売り上げ的に当たりとかじゃねえ。
オヤカタの個人的な「コレ、ダメだろ〜」っていう妖気センサーが
バリバリ働いたタイトルってわけ。当時からね。
オヤカタは第一印象でキャラを選ぶと、決まって弱キャラになる
稀有な生き物。スト2で中堅下位の本田を選んでいるのは、
ザンギを使って勝っていたらスト2やめろとかやるなっていわれたから。
放っておくとKOF2002では裏シェルミーを、3rdではヒューゴーを、
キン肉マンMGP2ではスカーフェイスを選ぶ。
選んでから人伝にキャラランクを聞いて、最弱クラスだと知る。
だから、基本的にオヤカタが「これは愛いゲームよのう」
っていってる作品はヤバい。
ご多分に漏れず幽白もヤバい。
冒頭の画像は「まとも」に見えるシーンを切り取ったもので、
完成度を保証するものではない。
システムはパンチ・キック・ガードのバーチャ方式。
で、本当にバーチャ。
アニメ絵のバーチャ3みたいな感じ。
そして雑。
あらゆる部分で残念さが目立つんだけど、
原作が好きならどうにでもなる。
好きすぎてトラブルのは勘弁だがよ。
(×の前後でケンカとかな)
そんな対戦ツールとしてよりも、着目すべきはCPU戦の
どうしようもなさとくだらなさこそが幽白だと思う。
カイザーナックルのジェネラルより強いといわれる
戸愚呂(弟)の存在がそれだ。
オヤカタは正直、ジェネラルのほうが強い印象だけれど、
(コマンドもおぼつかない昔のイメージだからかもだけど)
戸愚呂のほうが強いらしい。
ジェネラルは武龍で昇龍戦法で勝ったし、
戸愚呂は酎と武威で勝っているオヤカタなんだけど、
ジェネラルは機械的なズル、
戸愚呂はシステム的なズルって感じだな。
入力を見てから反応する機械的なズルをするのがジェネラルで、
100%の戸愚呂はそもそもの地力が違いすぎる絶望感がある。
原作の幽助もそんな感じだったのかもだけど、
格ゲーってさ、やっぱり同じ土俵に立ってやるものって頭があるから、
地力が違いすぎると「スンゲー不快」なんだよね。
ジェネラルも地力が違いすぎるんだけど、
お前だけそんな技があるの酷いぞ!!
って思う場面「しか」ない。
とまあ、ここまで御託を並べたが、
このゲームを3rdの導入カンパイベントで動かしてやろうかと
思っているわけだ。
みんなにCPUの100%戸愚呂を攻略してもらうイベント&大会だ。
昔はこれっぽっちも見向きもされなかったタイトルだけど、
まさかこんな調整不足ともいえる難易度のおかげで
カルト的支持を集める結果になろうとは。
世の中わかんねーもんだな。
ま、オヤカタでもクリアできるんだ。
腕に覚えのみんなは、サクッと全キャラでクリアしてみてくれ!(笑)