贅沢は味方だ!!(誰でも読めるよ)

贅沢は敵だって?

身の丈にあわない生活はよくないよな。
でも、こうも思うわけだ。

贅沢しないと、どんどん手足が縮こまるよなって。


贅沢っていうのは、
「今日は飲むお茶を高級品にしてみよう」
みたいなことだよ。

必要最低限のことをしているだけだと、こういう好奇心や
挑戦精神まで失っちまうんだよね。


それって、いろんな部分で損しないかってはなしでさ。


贅沢を知らないから、贅沢の数少ないイメージのなかから
望んでもいないかたちの贅沢を「選ばされ」ているのかもしれねー。


ちょうど子どもに好きなものを頼みなさいって
レストランでいう感じだね。
子どもの好きなものってなんだろう。
カレーやハンバーグじゃない?

まさか、「ネズミバタ(魚)をいただけますか」とはいわんだろう。
贅沢の種類が豊富じゃないからね。「ホロホロ鳥の〜」も出るまい。


そんな少ないイメージのなかで大人になっちまうと、
高級車や高級時計を買っちゃうんだな。本当に欲しいわけでもないのにさ。

贅沢をアピールするために贅沢する。
これはちょっとおかしいよな。
やった後に果てしなく後悔したり(ちょっと反省くらいならいい)、
際限のない贅沢アピール競争に巻き込まれるのは、
自分を失ってるっていうかね、それはなにか贅沢の本質と違うと思うわけだ。



でもね、贅沢は必要なんだよ

贅沢自体は悪いことじゃない。
さっきの高級なお茶と同じで、そういうものがあるってことは、
誰かが価値を見出せるくらいにスゲーもんだってことだ。
そんなスゲー品質(味とかの差はよくわかんないけどさ)のものを
作っちゃおうって思った農家さんがいるわけだ。

こうして品質ってのは高まっていくんだから、
いつまでも同じじゃダメなんだな。
また脱線するけど、T型フォードって車は激安で大衆車になったけど、
高くて無駄に見えるけど、カッチョよくて走りがいい
GMの車ってのが売れたんだよね。

フォードは約20年、モデルチェンジほぼなしで1500万台売った。
車といえばフォードだけどさ、そういうことじゃないって思うヤツも
出てくるわけでね。そういうのに応えるのは贅沢の役割なんだよね。



いま、ゲーセンが落ち目だ、
スマホのゲームが悪いって話になりがちだけど、
オヤカタは全部そのせいにするのは無茶があるとも思ってる。

ゲーセンで遊ぶのって贅沢だから。
オヤカタ世代の人間は、その贅沢を当たり前に味わえた、
しあわせな時代の人間だったのかもしれない。


攻略方法なんてわからない、わかったところでできるとも限らない。
そういう未知のものに、自分なりの全力でぶつかっていく。
100円を失う恐怖とか、対戦相手の恐怖とかいろいろあるけどさ。
そういうものに「エイヤッ」と飛び込んでみることで、
ちょっとだけ変われたりするわけなんだよね。


ゲーセンで負けることや遊ぶことが「無駄」だと思っている人は、
贅沢のしかたを知らないだけかもしれないんだ。
贅沢したからこそ得られるものがあることを、
単に知らないだけで、賢いわけでも劣っているわけでもないと思う。

少なくとも、消費しないこと、なによりも倹約であることを旨として
生きている人は、ますます挑戦精神を失って、守りに入って、
小さく小さくなっていくんじゃない?


江戸時代って全員じゃないにしても、みんな本が読めたんだよね。
つまり、みんな字が読めるくらいには勉強して、暇があったら
本を「買って」、芝居を見て、浮世絵を部屋に貼ってたんでしょ。

いまはどうよ?
本に限らず、お金使えてる?
使えないなら、後退してるんじゃねえかな。文化的に。
繰り返しになるけど、生活が破綻するような贅沢はいけないけれど、
贅沢することによって、色々と成長する世界もあるわけだ。
字が読めれば下らない講談本が売れる(黄表紙とかな)し、
どの役者がいいとか、どこの版画が綺麗とかいえるわけだよ。


現代はそういうことをしていると、
悪いヤツだっていってくる人がメチャメチャ増えたよな。
粋じゃねえなぁ。まったく。

質素倹約が楽しくって仕方ないなら、勝手にそうしていればいい。
オヤカタは粗食が大好きだからそうするけど、
他人に強要なんてしねーぞ。
高級車になんの価値も感じないから欲しいと思わないし、
時計なんて3000円も出したくない。スマホ持ってんだしさ。
でも、完全におかしなことに金を使う。
ゲーセン建ててXXXX万借金するわけだな。
こういう贅沢の仕方もアリだと思う。メリハリというか。
いや、生活破綻させかねない贅沢だからイカンのだが……。


楽しそうにしているヤツ、宵越しの金を持たねえヤツを見て
「ズルい」「悪い」と思うってことは、自分もやりたいってことだろう?

それを正義だなんだで誤魔化して、ぶん殴ってまわるのは、
それこそズルいことだと思うぜ。
贅沢しろよ。できないなら、できるように工夫しよう。
給料もっと寄越せとかさ。
ま、なにも大金を使うことだけが贅沢じゃないけどさ。



堂々とゲーセンで遊べばいいんだよ

コロナがあるからね、
あまり出歩くなってのも大前提としてあるわけだけどさ。

ともすれば手足が縮こまってしまいがちな現代に、
定期的に心や体をリセットするための場所として、
アーケードゲームを遊ぶのはとてもいいことだと思う。



リスクを負って、あるかどうかもわからないリターンを追う。
そういう怖さとの戦いが自分を強くしてくれたりするんだよね。
最高水準の贅沢だと思うよ。
手軽にメンタルが鍛えられるってのはなかなかないでしょ。


スポーツや勉強は何十年って時間がかかったりするけど、
ゲームならほんの数時間で世界観が変わったり、達成感が得られたりするしね。
格ゲーやシューティングでがんばろうと思ったらそうはいかないけどね。
今日はこれができるようになった、明日はこんなことを試そう、
みたいなことがすぐに見つけられるのはゲーセンならではだと思うよ。


ゲームが好きなバカしかいない空間って、社会のほかの場所じゃあ
そうはお目にかからない。
そこで競い合えるってことは、とびきりの贅沢なわけだよ。

贅沢していこうや。
ますます店が減って、超ド級の贅沢になる前にさ〜。



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ま、なんか社会派なアレだからソレなんだけど、
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