何度でも書く「シューティングゲームをどうするか」会議
配信で話すことになると思うので……
シューターもシューターじゃない方もぜひリバースのYouTubeに登録いただいて、シューティングをどうすればいいか、持論を展開してもらえればと思います。
先を読む前にとりあえず登録だけしておいてもらえれば……
月90円のメンバーシップに入っていただけるとシューティング維持につながるかも……
https://www.youtube.com/channel/UCoCrCpGw6z5B9D8WWBXTDcQ
シューティング衰退論について
これはオヤカタの考えは一貫していて、
格ゲーと同じでしょ、ということ。
衰退というか一時的な流行であって、
例えばシューティング「しか」表現の都合上
おもしろいゲームがつくれなかった時代から、
デッカいキャラが殴り合うベルトスクロールアクションが出てきて、
格闘ゲームが出てきて……といった具合に、
一時の流行や制限のなかで生まれたゲームだということ。
なので衰退というよりも、いまが流行が去って、
シューティングが好きな人の実数が出たと見るべきではないか。
世のゲーマーやクリエイターが、簡単に論じたり断じたりするような、
シューティングが高難易度化したからだとか、
1プレイの時間が長いからだとか……
そういうのは瑣末なことでしかないと思う。
簡単なシューティングが出たら流行るのかといえば
そうじゃないのは明白で、シューターはやらないし、
もっとややこしいゲームは世の中にいくらでもある。
FPSやスプラトゥーンみたいなのでも大人気だし、
難易度とかの問題にするのはいささか逃げというか、
そういっておけば済むだろうと思っているのではないかと
感じざるを得ない。
また、プレイ時間が長くなるからとシューティングを
ゲーセンが置かなくなったのが悪いという評論もよく見るけれども、
それもどうなんだと思う。
シューティング自体が30分かかったとして、それが1日中遊ばれれば。
1日に20回、10時間。100円1クレで2000円。
これが1ヶ月だと6万円。ゲーム基板が50万円だったら、
1年経ってもペイしない。
実際にはそんな常時動くことなんてあり得ないし、
10年経ってもペイしませんってことになりかねないわけでして、
導入することがゲーセンを運営するうえで背信行為に
なってしまうとしたら、置かないのが悪いとはいえないと思う。
ただ、もっと本質的な問題があってさ。
シューティングゲームをするうえで、オヤカタが思うこととして、
「よ〜し、今日はグレ魔やるぞ〜!!」
ってゲーセンに行って、先に誰かがやってたら「終わり」なんだよね。
その日が終わり。
だから、勝手な思い込みかもしれないけれど、
シューターってシューティングが流行ることを
願ってないんじゃないかって。
これは常連さんと話していてもそうだから、
たぶん……そう。
なので、そもそもがシューティングって大赤字になるために
存在するゲームなわけ。
以前も書いたけれど、稼ぎをするとか、2周目突入時に1クレ徴収とか、
そういうシステム上の工夫をしたところで、
自分以外のプレイヤーがいないことが望まれるコンテンツだとしたら、
それはもうゲームセンターには置けない。
そして、ゲーセンにないならシューティングってのはなかなかどうして
家でやるものでもないから売れない。
時間がかかるうえに、やり直しが利かない。
やり直したいところまで行こうとすると、20分とかかかる。
で、そういう不満点を解消した家庭用移植とかもあるけれど、
ゲーセンにないのに家庭用で練習してどうなんの?
と思ってオヤカタすらやらないもの。
家庭用ならいくらでもコンティニューできてしまうし、
いつでもクリアできるから、いまやらなくてもいいじゃんと思う。
長く遊びたいならRPGなりオンラインゲームなりがあるし、
1プレイが短くても長いスパンで遊べる格闘や対戦ゲームがある。
ゆっくり頭を捻りたいならパズルがあるし、
家庭用だからこそ時間に追われないじっくりやる系統のゲームもある。
グレ魔をクリアするオヤカタですら、
シューティングって本質的に厳しいな、と思うんだ。
おもしろいけれど、厳しい。
しかし、これをどうにかしようと思ったら、
やっぱりプレイヤーと一緒になって盛り上がっていくほかない。
発信できなきゃどうにもならない。
シューティングのなにがおもしろくて、
どうしてやめられないのか。
こういう方向での発信が本当に足りていないと思う。
まあ、新作アーケードがあまり出ないから仕方ないかもだけれど。
草の根的な活動がなくなれば、おそらくこのまま消えていくジャンル。
それを是とするかどうかは……
我々次第だろうなと。
シューティングのタイトル数を減らしたくないし、
新作だって買いたい。
どうかご協力、応援、知恵出しいただければ幸いです。