【燈籠】出来ることと出来ないことの話
うっかり!!
前回更新したときに更新報告を忘れました!
懺悔も済んだことですし今回は『彼岸を唄う燈籠』の設定の話でもしようかと思います。
前回の更新分で新キャラこと尊人君が出てきたので、
おさらいっぽく世界観の話をしてみたのですが……
まあ、当然のことながらお蔵入りの設定とかいっぱい出てきましたね。
世界観の話も割とざっくりだったので、
せっかくこういう場所もありますし詳しい話をしようかと思います。
用語説明
■こちら側
主人公たちが暮らす世界のこと。いわゆる死後の世界。
あちら側の住人はこちら側に足を踏み入れることは出来ない。
住人は人間以外にも動物や虫、魚など様々な生物がいる。
種族ごとのコミュニティを築いているので他種族との関りは殆どない
■あちら側
生者たちの世界。つまり現世。
こちら側の住人はあちら側にも行ける。
■回収屋
あちら側で記憶や死んだ魂を回収する職業のこと。こちら側では最も就業人数が多い。
■情報屋
あちら側の情報を収集する職業のこと。あちら側にひっそりと暮らすことも多い。
特殊な体質・能力でないとなることが出来ない狭き門
■役場
こちら側の住人や住人たちの仕事、こちら側とあちら側を繋ぐ扉など、
こちら側に関するもの全ての管理を行う機関。
各地に存在し、それぞれで管轄する地域が決まっている。
転生者や住人の記録などがすべて保管されている。
■記憶
こちら側の世界において最も価値のあるもの。
記憶とは力であり万物の大元であり、あちら側へ転生する際に必要になるエネルギーである。
記憶の量=力なので、集めれば集めるほど強くなる。技能も同じ。
普段の生活も立派な記憶なので、普通に暮らしているだけでも力はつく。
あちら側で集めた記憶も自分の中に取り込み糧にすることが出来る。
■通貨
すべての地域共通で単位はメリア。
ものを買うのに使う。
■食べ物
すべて記憶でできている。畑などはない。
例えばリンゴは、あちら側のリンゴにまつわる記憶が集まって出来上がっている。
味は記憶に左右される。
食べ物に関する職に就いている者は、記憶を食べ物に変換する技能を持っている。
こちら側で出来ること
■飲食
■睡眠
■恋愛
■セックス
■ものづくり
■料理
■整形(姿を変える)
■こちら側の住人と触れ合うこと など
こちら側で出来ないこと
■結婚
■成長(年を重ねること)
■排泄
■妊娠
■老衰
■自殺 など
殴れば痛いし、斬れば血が出る。
しかし排泄はしない。
肉体と思っているものは『肉体』という固定概念から生まれるものなので実際には記憶の塊である。
『こういうもの』という思い込みがあれば射精もするし生理もある。
しかし新たな生命が誕生することはない。
毛や爪が伸びることも無いが、伸びた後をイメージしつつ記憶を補充すれば伸びる。
実際には『姿を変える』というのが一番正しい表現。
老いることが無いので、何事もなければ永遠に存在することが出来る。
精神はあるので、精神が崩壊したり『死』という強烈なイメージを与えられれば死ぬ。
致命傷を受けて死ぬというのは、実際には『致命傷を受けた』と強く思い込むことで完全に活動を停止してしまうこと。
怪我なども同じ理由。
あちら側で出来ないこと
★あちら側の住人を認識する
★あちら側の住人と触れ合う
★ものに触れる
■あちら側の住人を直接害すること
■睡眠
■食事 など
★は体質や能力によっては出来ることもある