霜月彗 2021/05/14 21:01

【手折ノ四季ノ華】制作秘話!②

ロゴデザイン  :砂穹とむ


霜月彗です(*´ω`)!

ボイスドラマ作品「手折ノ四季ノ華」の裏話、第二弾です!

がっつりネタバレなので、
まだ聴いてない方はぜひ聴いて下さいな(/・ω・)/!

YouTubeから聴くことができます☆彡


ボイスドラマ「手折ノ四季ノ華」

https://www.youtube.com/watch?v=Idq87CRyc9w


前回の裏話はこちら!

「キャラの名前の由来」と「タイトルについて」語ってます!


https://ci-en.net/creator/7769/article/465216

裏話②

さて! 皆さん聴いてくれましたか?
ここからはネタバレです!

必ず聴いた上でお読みください(*´ω`)


今回書く内容は、


キャラの生い立ち

です! それぞれのキャラについてお伝えします~!


キャラの生い立ち

●咲菜

春の姫。16歳。少女。性格は大人しい。
平均的な身長で大きな瞳を持つ可愛らしい容姿の持ち主。


<生い立ち>

恋もよく知らない箱入り娘。屋敷では大事に育てられたが、それはあくまでも「政治の道具(嫁に出されること)」として大事にされていただけであり、離れ(別の場所)でずっと暮らしていた。ずっと独りぼっちだったので寂しがり屋な面がある。


元々春の姫として出されることが決まっている家で生まれたこともあり、幼少の頃から離れで乳母に育てられました。最初からあなたは嫁ぐのよ、といい聞かされて素直に従っていたのですが、だんだん自分は道具なんだな、と悟るようになります。大人しい子なので素直で言いつけは守るのですが、内心寂しいとずっと思っていました。だから優しい桃矢との出会いは、咲菜にとってとても嬉しいことでした。




●鈴音

夏の姫。14歳。少女。性格は無邪気で甘え上手。
他の姫に比べ身長が低く小柄。たれ目でおっとりした雰囲気を持つ。


<生い立ち>

屋敷で相応の教育は受けているので賢い。実の両親からはずっと放置されていたため、愛情に飢えている。そのせいか人前では甘え上手な様子を見せる。年齢の割に大人びており、人をよく観察し、自分がどう振る舞えばいいのかを分かっている。


鈴音の家も夏の姫として出されることが決まっていたのですが、咲菜の家よりひどいです。衣食住はしっかりしていても大体事務的。だから愛情にかなり飢えてます。咲菜より年齢が幼いことも関係してますね…。どうすれば人に愛してもらえるのか、どうすれば相手は喜んでくれるのか、賢いからこそ考え、人前では年齢に合った言動を取っていました。全て嘘、というわけではないし猫をかぶっている、というのともちょっと違うんですけど、強いて言うなら「仮面」かなぁ…。相手が喜ぶ「仮面」を見せて愛してもらいたいと思っていたり。ボイドラでは大人びた振舞いの場面でギャップを感じた方が多いと思うのですが、あれも本当の鈴音の一部。左近はきっとどんな鈴音も受け止めてくれると思います。




●穂高

秋の姫。18歳。少女。性格は高飛車。自分に絶対的な自信を持っている。
身長は咲菜より高くスタイルがいい。化粧や着るものにもこだわるタイプの美女。


<生い立ち>

両親から大事に育てられ、そのせいか少し我儘なところがある。だが家の繁栄のためにも絶対に正室になるという気持ちが強い。それなりに努力家。高飛車なお姫様気質だが素直になれない面もある。


穂高が姫の中では一番両親から愛されていました。両親が秋の姫として送り出したのも娘が幸せになってくれたらいいなという親心故。愛されたからこそ両親に恩返ししたい思いもあり、穂高は正室を狙います。我儘なようでとっても親孝行娘。いい子です。一番恵まれてるんじゃないかな…。だからこそ自分の気持ちにもすごい正直なんでしょうね。咲菜はため込むので真逆。幼い頃から光様の正室になる、という気持ちが強いので、他の男性への免疫はありません。右近とは最初喧嘩ごしでしたが、正直な言葉を真っ直ぐに向けてくれる姿に、次第に惹かれたのだと思います。




●璃刹

冬の姫。21歳。女性。性格は大人で落ち着いている。男装をしており(理由はその格好の方が楽だから)、性格や口調も男勝り。身長は姫の中で一番高い。長い髪を一つに結んでいる。男装姿でも美しいので一部の女房からは人気がある。


<生い立ち>

幼い頃より冬の姫として藤堂家にいる。巫女の家系なのだが家は既に衰退しており、光が藤堂家に残れるように取り計らってくれた。藤堂家のことをよく理解しており、藤堂家の行く末を誰よりも見守っている。恩人である光を大切に思っている。


璃刹は巫女の家系なのでその能力を買われ、冬の姫になりました。家はすでに衰退しており、ずっとひとりぼっち。だけどその頃から光に出会って彼の優しさに触れ、彼に恩返しをしたい気持ちでいっぱいでした。璃刹は「恋」というより「愛」ですね。光とどうなりたいというよりも今の現状を変えたい、なんとかしたい、なんとかしてあげたい、そんな気持ちしかありません。それは成に対してもそう。右近と左近との絡みはありませんでしたが、仲良いと思います。光の話とか弾みそうですね。優しくて強くて美しい人です。



●桃矢

成の使用人。16歳。少年。優しくて気遣いができる性格。二年前ほど前から藤堂家に仕え、周りからの評判もいい。切れ長の瞳を持つ涼やかな顔立ち。


<生い立ち>

実は陰陽師の一人であり、光と上から命令を受け、藤堂家に潜入していた。成の使用人として成からの信用を得ながら情報を集め、なんとか藤堂家の状況を良くしようと尽力する。咲菜の様子が気になり、使用人の立場ではあるが声をかけるようになる。


陰陽師設定はボイドラで一切触れられなかったのですが(笑)、実はそうなのでした。だから術が使えるのです。この年で潜入しているのでかなり賢いと思います。過去の色んな姫たちのことも知っているのですが、成からの信用を得るために、情報を得るためにどうしても手が出せないこともあり心苦しく思っていました。咲菜には偶然出会ったのですが、優美で可愛らしい姿に少しは気になる存在に映ったのだと思います。あとはどことなく寂しそうな雰囲気を感じて無意識で助けたいなと思ったり。結果的に咲菜の心を救えていたこと、本当の危機的状況を救えたことは、桃矢としてもよかったと思っているはずです。




●藤堂 成(影成)

藤堂家の次男。16歳。病弱であまり外に出られない。使用人から言わせると儚くて物静かな人らしい。目元が光とよく似ている。小柄で細い身体をしている。


<生い立ち>

「成」という名は仮名であり、公で使用している名前。本名が「影成」だが、家族と近しい者しか知らない。成自身がこの名前を嫌っているためあまり使われていなかったりする(理由は「光」と「影」。自身が惨めのように見えるから)。

光は正室の子だが成は側室の子。藤堂家は大昔からご神木の力を我が物とし、その力で繁栄し続けている。ご神木の力を取り込むにはそのための「身体(器)」が必要であり、成が選ばれた。全身に痣のようなものができ、腕と足が巨大な木の枝のような形になることもある。そのため人前に出ることができず、軟禁されている。

光の正室を探すために姫を呼ぶよう藤堂家自体が仕向けているが、実際はその力を維持するためにあらゆる理由をつけて清らかな姫を藤堂家に入れている(実際は四人の姫だけではない)。

影成はまだ幼いこともあり、ご神木の力に身体が耐えきれないところがある。そのため、四人の姫の力(姫自身)を毎回取り込み、生き長らえている(四人の姫は清く大切に育てられているため邪気がなく、その姫自身が力となりうる)。ちなみに影成は、姫の力が強ければ強いほど呪いが解けると思っている(そう大人たちに言われたためそう信じている)。

冬の姫である璃刹は光の計らいによって取り込むことができず、あまり関わりはないが璃刹のことを疎ましく思っているところがある。桃矢に対しては誠実で穏やかな性格を好んでいるところがあった。

成は産まれた頃からこの身体であり、普通の暮らしができている兄と藤堂家に対する復讐心が強い。だが本当は普通の暮らしに強い憧れを持っており、光とも普通の兄弟として接したい、遊びたい、という気持ちがある。


成の説明、一番長い!(笑) ちなみにこの「生い立ち」の内容はキャストさん全員に渡したものです。成が一番複雑なキャラなので一番長くなりました。追加情報は省きますが、一番可哀想な立場。だけど兄と普通の兄弟になりたい、遊びたい、という弟心はずっと持っていました。兄に対して、情はあったんです。



●藤堂 光(照光)

藤堂家の長男。21歳。青年。貴族の中でも随一の権力を持つ藤堂家を背負っている。
性格は優しくて穏やか。風貌は爽やかで美形。


<生い立ち>

「光」という名は仮名であり、公で使用している名前。本名が「照光」だが、家族か親しい者しか知らない。藤堂家の異常さを幼い頃から感じており、なんとかしたいと思っていた。実は陰陽師ともつながりがあり、自身も修行により術が使える。弟の「成」に対しては申し訳なさと共に罪を背負いたい気持ちがある。璃刹は幼馴染のようなものであり、家族のような思慕を持つ。


藤堂家の異常さを感じてはいたものの、幼い頃は幼いが故に、力がないが故に何もできず、悔しい思いをしていました。屋敷を開けていることが多いのも、成を救おうと動いていたため。ずっと屋敷にいないから成は分かりにくかったと思いますが、光なりに成のことすごく考えて動いていたんです。だから長男でこの年齢であっても結婚もしてない。自分のことより弟一番。いいお兄ちゃんです。璃刹のことは最初は助けるために守ってましたが、璃刹自身が強くてかっこいい人でもあり、守られていることも若干感じてました。だからこそ大事な人です。光と璃刹のペアは「恋人」というより「夫婦」だなと思います。互いに想い合っている。それをわざわざ確かめ合うことも、おそらくときめきのようなものはないけれど、確かな信頼と絆がある。そんな二人です。




●右近

光の護衛であり使用人であり幼馴染。21歳。青年。はっきりした性格で思ったことはすぐ口に出る。武術に優れており気さくな性格。身長は平均的で強面な顔立ちはしているが目鼻立ちは整っている方。


<生い立ち>

幼い頃から光と共に過ごしてきた理解者の一人。藤堂家の事情もよく知っているが、自身の力ではできることは限度があると考えており、とにかく傍にいて支えようとする。だがいつまでも続く藤堂家の因縁に多少疲れているところがあるのと、自分の将来について少し考えてしまうこともある。はっきりしたい性格なのでぼかされるのは嫌う。


はっきりしたい性格なので穂高にもぐいぐい行ってるところありました。リードしてくれるタイプだなと思います。穂高に尻に敷かれそうって感想もあったのですが、将来的にはそうなっている気がしますね(笑) 光のいい理解者ですが、正直いつまでこの状態なんだろう、みたいに思っているとこはありました。歴代の姫たち、みんな取り込まれていることもあるし。大体大人しい姫が多かったので、穂高のようなタイプは初めてであり、面白いなぁと思っていたし、意外と可愛らしい面もあると知り、好きになったんだと思います。颯爽と助けに来る姿が本当にかっこよかったですね。




●左近

光の護衛であり使用人であり幼馴染。21歳。青年。穏やかで言葉を柔らかく使う性格。楽師でもあり音楽の才能がある。長い髪を持ち、結んで片方の肩に垂らしている。糸目でいつもにこにこしている。身長が高い。


<生い立ち>

幼い頃から光と共に過ごしてきた理解者の一人。藤堂家の事情もよく知っているが、自身の力ではできることは限度があると考えており、右近と共にとにかく傍にいて支えようとする。だがいつまでも続く藤堂家の因縁に、永遠とこのままなのでは、と危惧していたりもする。可愛らしいもの綺麗なものを好む。


とても穏やかなお兄さん。音楽にも秀でているので、可愛いものや綺麗なものが好きです。鈴音のことも可愛いと思っていました。だけどまさかあんな風に攻められるとは思ってなかったでしょうね…。心が広いので鈴音のどんな部分も真っ直ぐに受け入れてくれるはずです。右近とは互いに冗談も真面目な話もできる仲。兄弟なのかな? と思われてた方もいたのですが、兄弟ではないです…! 互いに藤堂家を支える家柄の子供だったりします。だから幼少のころから三人とも仲良しなのです。「右近」と「左近」という名前は「代々主に仕える者」として引き継がれている名前です。つまり、仮名。真名はちがっていたりします…! 本当の真名は……ぜひ想像してみてください(笑)



終わりに

裏話はここまで!

記事に書く裏話はここまでとさせていただきます~!(*´ω`) 少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです…! 最後の裏話はYouTubeのフリートークで語ります!

「作品のこと編集のことキャストさんのここの演技が好き!」について書けたらと思っています…! 次回も楽しんでいただけますようにー!(*'▽')

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