【染まるは黒か白か】制作秘話! その②
霜月彗です(/・ω・)/!
前回はボイスドラマ『染まるは黒か白か』の「制作秘話その①」を見て下さりありがとうございます…! 今回は「その②!」です!
今回は「総司令官」と「キャラクター」についてじっくり書いていきたいと思います…!
特にキャラクターについては皆さん気になるんじゃないかなと思うので(笑)、楽しんでもらえると嬉しいです~!(*´ω`)☆彡
裏話①をまだ見てない方はこちら!
https://ci-en.net/creator/7769/article/383538
こちらに載っております!
まだ読んでない方はぜひこちらからご覧ください~!☆彡
さてさて、今回の詳しい内容は
・総司令官について
・キャラクターについて(ラワイト&ルノワール)
・ラワイトとルノワールの「モデル」
・ラワイトとルノワールの「名前について」
・作品で伝えたかったこと
になります!
裏話②「総司令官」について
▲総司令官
黒軍と白軍、両方を最終的に取りまとめている。
「中立」。黒軍と白軍、両方の司令官の上にいる。
「総司令官」はほぼ謎に包まれております。
白軍も黒軍もその存在をよく分かっていません。
ちなみにクダンとジュードも司令官ではありますが、ダグラスのことをよく分かってないです。分かってはいないけど、司令官たちをまとめるその上の人、という意識で接しています。
ちなみに「総司令官」じゃなくて「総司令部」じゃないの? って思われた方もいるかもしれないですね。けども、「総司令官」なんです。
なぜなら、ここは「ダグラス」のみが管理しているからです。
秘書としてリリとレオはいますが、「総司令官」はダグラスです。その他にはいません。厳密に言えばダグラスの指示で動く者は他にもいるといえばいるのですが、その人達もここの所属ではありません。
ダグラスはあえて所属先自体を作っていません。
あくまで中立。絶対中立のため「一人」なのです。人数を増やすとそれだけ意見が生まれます。考え方がみんな違います。つまりぶつかる可能性があり「中立」の立場になりにくいのです。だから作らなかったのです。だから「総司令官」なのです。
ちなみに他にも色々書きたいのですが、実は今後「染まるは黒か白か」のことで「お知らせ」したいことがあります…! なのであえてこれ以上は書かないようにします、むしろその「お知らせ」を楽しみにして下さい…!
キャラクターについて(ラワイトとルノワール)
さてお待ちかねのキャラクターについて~!
名前の由来やキャラクターの性格など、お楽しみください!(*´ω`)
一人一人のキャラが長くなりそうなので、今回は「ラワイト」と「ルノワール」の情報を載せます…!
ちなみに、あえてここで「情報を載せない」ようにする情報もあります。なぜか? それは「お知らせ」に関係があります…! まだ言えないのが歯がゆいのですが「お知らせ」のときに明らかになるのでどうかゆっくりお待ちください…!
〇ラワイト
キャラクターデザイン:一代螢
ちなみにキャラクターデザインは、担当の一代螢さんにほぼお任せで描いていただきました…! 私がお願いしたのは「つり目」「無表情」「髪は短め、横髪長め」です…! めちゃめちゃ素敵ですよね…!☆彡 軍服も考えていただきました…!
<名前の由来>
「ライト(光)+ホワイト(白)」=「ラワイト」
名前はこれで決めました。個人的にすごく気に入ってます…! ちなみにイントネーションは「ホワイト」と一緒です。
<キャラクター秘話>
彼女は孤児です。孤児であるため年齢は分かりません。黒軍に拾われて軍に入りました。ちなみに黒軍歴は5年で、オリバーとミズノより先輩です。元々要領がよく、体術・銃の使い方も上手いです。ラワイト自身は体術の方が好きだったりします。
冷静沈着でゆっくり標的を捉えるタイプで、全く焦りません。だからかなり大人びて見られます。ここぞという時にミスをしないため、全員で標的を捕まえる時は必ず捕まえる役を任されることが多いです(それはロイに腕前を信頼されているからなのもあります)。
彼女自身は色んなことに興味がないです。オリバーとミズノのことは仲間だとは思っていますが、それ以上に何か思うことはないです。ロイに対しても率直な意見が言えます。ルノワールに対しても最初はちょっと胡散臭い、みたいに思ってました。だから彼にも興味はなかったです。
が、オリバーやミズノが相棒となったアリス、ノノハとのやり取りを見て、少し羨ましい、と思っていた節もありました。最初は互いにちょっと距離があったのに、徐々に仲良くなる様子が新鮮だったのだと思います。
そして、ルノワールは最初から優しかったけど、仕事以上に接してくる事、話してくる事はありませんでした。まさに「表面だけの関係」。他のみんなと違うことに最初は特に何も思わなかったけど、それがなんだか寂しく思ったのだと思います。
だから最後ルノワールにぶつけたのです。
ラワイト自身、感情が全くないわけじゃないです。それなりの感情はあります。ただその感情が出にくいだけです。だから最後、ルノワールに伝えたところは彼女なりの勇気もありました。
映画誘ったり怪我や仕事の心配もしてくれてたんですけどね、ルノワールがね、それを素直に受け取ってくれなかったからね…!←怒られても仕方ないですね!(笑)
彼女は「クールで淡々」としてます。
私がクールキャラ大好きなので、ここで出せて嬉しいです…! クールな子が見せるちょっとした感情、微笑むシーンとか最高ですよね…!
〇ルノワール
キャラクターデザイン:一代螢
こちらも一代螢さんにほぼお任せで描いていただきました…! 私がお願いしたのは「微笑み」くらいだったような…? あんまり覚えてませんすみません…(笑) けども! めちゃめちゃ素敵に描いて下さって気に入っております…!
<名前の由来>
ルノワール =「ノワール(黒)」より
本当は「ダーク(闇)」も入れたかったんです。が、組み合わせてできる名前でいいのが思い浮かばず、「ルノワール」にしました(笑) 作品を聴いて下さった方の中で「ノワールが入ってる!」って気付いて下さった方がいてくださって嬉しいです☆彡
個人的に気に入っています…!
<キャラクター秘話>
ルノワールは「謎が多い」です。聴いて下さった方は分かると思いますが、彼が本心を話すシーンは最後のみ。その他はあまり自分の事を話したり、性格が分かる場面がなかったと思います。
「もしかしてルノワールが黒幕?」って思った方もいるかもしれないですね(笑) 実は台本を書いた当初はそうしようかなって思ってました(笑)
ちなみに、ミステリアスな様子なのはラワイトの前だからではありません。白軍に対しもそうです。同じ仲間であるアリスやノノハの前でも本心は見せません。
当たり障りのない会話、接し方などはむしろスマートな方です。愛嬌もある方なので、むしろ彼を好きと思う人も多いでしょう。普段から笑みを絶やさず、相手にとって不快な態度は見せない。それが彼です。
なぜそんな性格なのか? それは……「お知らせ」のときにまた言います!(そればかりで申し訳ないです…!(笑))
ちなみに彼は本心を全て隠してるわけでもないです。ラワイトと最初に出会ったときにオリバーとアリスのことを話した時の態度とか、ロイから「可愛い顔してるな」って言われた時は普通に引いてます(笑)
簡単に言えば、心の深い奥の部分は見せない、みたいな感じですね。
ちなみにルノワールは白軍の中でも優秀です。頭もいいしそこそこ拳銃も使えます。白軍で拳銃を使える人はあんまりいません(白軍はシステムを使って移動したり機械を使って攻撃させることができます)。
最初ラワイトの代わりに拳銃を使って標的を倒してますが、あれ実は「麻酔銃」なんです。ちなみに標的が色々言い訳してましたが、あれは嘘。
その情報を知っていたルノワールは「黒ですよ(その人は犯罪者ですよ)」と言ったんです。そして実はラワイトの動向をずっと見ていたんですが、すぐに相手を倒さないのでさっさと捕まえた方がいいだろうな、と思って撃ったんです。
(※この場面、小説では詳しく書いていたんですが、ボイドラでは省きました…!)
なんとなく作品聴いて分かるかなと思うんですが、
ルノワールはけっこう「自分が強い」です。
- ラワイトより先に標的を倒してる
白軍はサポート役のはずなのに自分で手を下してる
* ロイとラワイトと別れるとき
(「ロイ隊長、ラワイトさん、また」というセリフ)
ロイがわざわざ「お疲れさん」と言ってるのに「お疲れ様です」と言わずに「また」とだけ返しているところ。
- リリとレオから協力者の紹介の場面
(ルノワールがクダンとジュードの前に出る場面)
「皆さんお揃いのようですね」と少し上から目線なセリフ
* ロイとクリステルに協力を頼むとき
けっこう自分の意見だけを突き通そうとしてる
ね! けっこう自分強いでしょ…!←
細かいところだとは思うのですが、こういう場面やセリフにもちゃんと意味はありまして、ルノワールのちょっと自分強いところが出ておりました。
これだけ見ると「なんだこいつ」って感じなんですけど、ルノワールは実力があるので文句も言えないんですよね…。やることちゃんとやった上で言っているので、周りも文句なかったりします(ロイに関しては堅苦しいの嫌いなので別に気にしてない)。
そして物作りが趣味です。
勝手に(これまた誰にも言わずに勝手に)総司令官の建物の上で作ってました。色々と仕事で使えそうな機械を自分で作っていたんです(で、自分だけで使うつもりだった)。
それを知ったダグラスは、じゃあ大規模な「人を眠らせる機械」を作れって頼んだんです。大勢の人が争う(戦争状態)になった時に使えるからと(この時点でダグラスはあの作戦を考えていたのでした)。
ルノワールは誰かと一緒に仕事をするより一人で色々する方が向いてる&好きなので、物作りも得意です。ここも性格出ますね。
ラワイトに対しては最初そんなに興味なかったです。表面上は「白軍と黒軍が一つになったらいいな」とは思ってました。互いに争っていたのは知っていたし、平和は望んでいたので。
それにラワイトもあんまり感情を出す方じゃないので、接しやすいと思ってました。無理に合わせる必要もないし、楽な相手だと思ってました。が、色々誘ってくれたのはちょっと意外に思っていたんです。それに、結局そういう時くらいしか声をかけないので、深い理由はないんだろうなと思っていました。だから最後まで心は開かなかった。
けど、他のみんなや他の白軍と黒軍の様子を見て、よく分からなくなったんですよね。結局何を信じていいのか分からなかった。
そして「自分が信じたいと思ったものを信じよう」という結論に至りました。
(詳しいことはまた「お知らせ」に…!(笑))
私はミステリアスなキャラも大好きです…!
だから今回演じられてすごく嬉しかった&演じるのが難しかったです。どこまで出せばいいのか、本当に難しくて。リテイクも多くて。ていうか「ルノワールって何考えてるのか分からない」って私が考えたキャラなのに思いました(笑)
だけどちゃんと演じきることが出来て楽しかったです…! 好きって言って下さる方もいて下さって嬉しかったです(*´ω`)
ラワイトとルノワールの「モデル」
実は二人にはモデルがいます。
それは「NieR:Automata」の「2B」と「9S」です(ゲーム)。
私このゲームとこの二人のキャラが大好きで…! ぜひ調べて下さい、ていうかぜひプレイしてほしい…! どこがモデルなのか等はここでは省きますが(フリートークでまたまとめたいと思います(笑))、けっこう似てるところはあるかなと(笑)
ラワイトとルノワールの「名前について」
名前の由来を見て「あれ?」って思った方もいると思います。
ラワイトは黒軍なのに「白」の名前。
ルノワールは白軍なのに「黒」の名前。
これは「黒と白は一つになる」というテーマ故にこうしました。二人は軍が違う。けど名前は逆の色。
つまり「一つになる」「交わる」という意味です。
これ気付いた方いるかな…?
だから、二人の名前で一応作品の結末も出てはいたんですよ(*´ω`)
作品で伝えたかったこと
この作品は黒と白が「一つ」になります。
だからって色が合わさるわけではないです(つまり灰色ではないです)。それに個々には「個性」という名の「色」があります。
だからラワイトの最後のセリフはそういうことを言いたかったんですよね。一つにはなるけど染まらない。時に交じり合いながら。
人って結局一人では生きていけません。
誰かの助けがないと生きていけない。
どちらか片方が正しいわけでもない。
だから一つなろう。自分の色も持っていよう。
そういうことが言いたかったのでした…!
終わりに
今回また長くなりましたー!!!
けども、言いたいことが伝えられて嬉しいです☆彡
次回こそは他のキャラのことを書きたいですね(*´ω`) ではでは次回も楽しんでもらえますように☆彡