OPUWA 2021/08/17 22:14

冒険者の宿 竜の翼亭 ネタばらし最終回

いつも支援・チップを送ってくださり、ありがとうございます。
プレイ数も、既に更新を終えたゲームでありながら、この記事執筆時点で42万を超えております。お礼申し上げます。

今回も引き続きネタバレになりますので、閲覧の際にはご注意下さい。

■サウスゲート地方について

先に元ネタを紹介しますと、
「Saga2」「サガフロンティア2」
2つのパロディをやらせていただきました。
シナリオは完全にサガフロンティア2が中心ですが、
77の秘宝(薄い本)を集めると、女神の像となる
という話は、Saga2が元ネタです。

そして元ネタとなったゲームについてですが、
Saga2は極めて普通のRPGです。
ゲームボーイ時代のRPGで、
ゲーム開始時に主人公が父親から秘宝を譲られるシーンから始まります。
その後、帰ってこない父親を探しに主人公も旅立ちます。
一方、サガフロンティア2は歴史モノです。
とある世界のとある年代に生きた人たちの記録です。
最初は2人の主人公から話が始まり、
その後時代の変化に伴って、登場人物も次々と入れ替わります。
歴史の流に現れては消えていく主人公たちの話です。

…ということを加味して、
私のパロ作では、サガフロンティア2の
「ウィルvsエッグ」に相当するステージから開始しました。
しかし、Saga2の、父親が息子または娘に秘宝を譲るシーンを加えたかったので、
ウィリアムが海賊と戦おうとしていた頃に、
既に息子のリチャードは生まれていたという設定にしました。
その譲った秘宝(薄い本)はもともとどこで手に入れてきたのか?と突っ込まれそうですが、
ウィリアムは冒険家なので。
そういう「冒険」もしていたんでしょう。きっと。

その後、時代は息子のリチャードに引き継がれます。
原作のリッチは、新大陸のディアナとできちゃった婚をするわけですが、
さすがにアレだなと思ったのと、
原作通りだとリッチは娘の顔を見ることすらできません。
(妊娠したディアナをノースゲートから逃がしたため)
これでは薄い本継承の儀を行えないので、
真っ当に結婚し、出産したが、その後の展開によって
リチャードは帰らぬ人となったという話にしました。
だいぶマイルドな改変かなと思っています。

で、世代が更に代わり、リチャードの子供ジミニーの時代になったとき、
ようやくブライアンやらバッバムーラやらが現れます。
ここまで竜の翼亭が生まれるよりもずっと昔の話が展開されていたわけです。
コメントで「プレイヤーをしれっと過去に飛ばして戦わせるなw」などと言われていましたが、
逆に「ここまでは過去の話である」というのが伝わって良かったです。
何はともあれ、ブライアンたちとジミニーたちは出会ってしまいます。
そして、ウィリアムやリチャードが追っていた、卵形のアーティファクトとの戦いに身を投じていきます。

最後の最後には、ピューネ地方に登場したあの人が現れますが、
「リチャードは生命の樹の種を1個隠し持っていた」とだけ言っておきます。
サガフロ2でナルセスに種を全部渡さないようにするために
自分の装備欄に種をセットしておく小技なわけですが、
それがその後のリチャードになにか作用したのか、
最後に現れた彼の正体が何なのかは、皆さんの想像にお任せします。
(特に考えてないので)

■ 難易度の話

サウスゲート地方は、本作の最後のシナリオであり、またレア6武器解放後であるため、
難易度は相当に高くしました。
これは、作者の中で、「クリア後が本番」のゲームよりも、
「クリアのために構築していく」ゲームの方が好きだからというのがあります。
全てはクリアのために。

それと、ガチ勢がガチすぎて、
無理やろと思って設置したステージも簡単にクリアしてしまうものなので、
何が簡単で何が難しいか全くわからなくなっていったのもあります。
途中から作者も「難しさ」がわからなくなってしまったのは、
このゲーム最大の失態ですね…。

完全に言い訳タイムですけど、
後から更新されてデータが継ぎ足されていくことが前提のゲームにおける
ゲームバランスの舵取りがエグいということを、
勇社の時に思い知ったはずなのに、
再び思い知りました。
「更新」って、たった二文字ですし、
「更新頑張ってください!」というメッセージは
作者や運営に対して送りやすい言葉かもしれませんが、
これはメチャメチャ重いです。
メ チ ャ メ チ ャ 重いです。

リリースから暫く経ったソシャゲって、
ゲームバランスがインフレしがちですけど、
「新たな更新内容(キャラやアイテム)を、プレイヤーが欲しがるようにしたい!」という考えものとで更新していくと、
現環境でのメジャーな攻略法を上回るパワーを提供せねばならないので、
そりゃあインフレするよなぁ、という…

ぼく個人制作者だから
バランスとかわかんな~い(投)

■ 最後に

さて、これでci-enに書くネタも全部出し尽くしました!
実際はシナリオ案として、
イェローナイフ地方には
ポケモンの「完・無理雪原」とか、
北カメリアには「DEBU STRANDING」とか、
月のボボボ(dungeoriumとかに出てくるピンクの悪魔)が地底世界でGエンドを目指すとか、
シナリオに昇華できなかった変な没ネタはいくつかありましたが、
まぁ、こんなもんでしょう。

最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

来月から更新のネタがない…
まずい…

  • アイコン
    アイシャ ID00696600
    ネタばらし、とても面白かったです!どうかご自愛ください。

1件のチップが贈られています

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索