カードバトルRPGを作りました。他、楽曲提供の話など

今年初のブログになります。
遅ればせながら、皆さん、あけましておめでとうございます。


昨年末、制作していたカードバトルRPG「ミカゲ・キューブ」を公開しました!
無料でプレイできます。

シンプルかつわかりやすく、カードゲーム的な楽しさを取り入れたRPGになっています。
かなり面白いシステムに仕上がったと思うので、良ければ触れてみてください。


◆RPGアツマール(ブラウザ版でのプレイはこちらから)

◆ふりーむ!(ダウンロードはこちらから)


2020年12月31日の公開時点では主人公「アルファ」が未実装でしたが、2021年1月12日の更新にてアルファが実装され、ダウンロード版も配信されました。


完成させてから今に至る少し前まで忙しくて手が付けられませんでしたが、ようやくこれをしたためることができます。
今日は色々なことを綴っていこうと思います。

カードバトルRPGを作るきっかけ

元々こういうゲームを作れないかなぁとはずっと思っていたんです。
色濃く影響を受けたのは『遊戯王』『シャドウバース』『乖離性ミリオンアーサー』あたりですね。

カードゲームとRPGが融合して、戦闘中の行動が「カード」として示される。
シナジー・バランスなどを考えながら、あらゆる取捨選択を繰り返していく。

このカードはデッキに入れるべきか、ここでこの札を切るべきか……
苦境を切り抜けていく緊張感、そして敵に勝利した時の大きな快感……
体現したい!!この感覚!!


ただ、私には技術的に作るのが難しく、しばらくの間制作は断念していました。
しかし『アリアの創造』を制作する上でピクチャの制御の仕方を学ぶ機会が増え、知識を消化していくうちに

「これ、もしかしてカードゲーム作れるのでは?」

と、ふと思い立ったわけです。


『アリアの創造』は、今制作している最中の、一風変わったRPGです。
見下ろし型のマップはなく、パズル形式の簡易マップでのやりくりを経て、ストーリーが進行していきます。
ゲームの特性上ピクチャを使った演出等が多く、いままでとは少し違った新鮮な気持ちで制作にのぞんでいました。

このピクチャ制御の技術を応用すれば、新しいシステムを組めることに気づいたわけです。


一度それを思い付いてしまえば、システム部分を完成させるのにそこまで時間はかからなかったかもしれませんね。
発想してから、バトルの枠組みとカード131枚の効果・画像を作り、各ステージと敵を作って……ラスボス戦まで完成、ここまでで大体1ヶ月くらい?


1プレイ毎に結果だけが残り、プレイデータが消えてしまうゲームなので、

・周回プレイがしやすいようテンポよく
・プレイが単調にならない程度に運要素を与える
・切り詰めたバランスにはせず、幅広いプレイスタイルでクリアできて楽しめるように

等々を意識して作りました。

まぁ運要素に関しては振れ幅が大きくなるところではありますが、
基本的には運よりも、どういったデッキを編成するか、どのカードを切るかの判断力が問われるバランスになっているはずです。

戦闘中はカードをプレイするためのAPが徐々に上昇し、バトルが長くなればなるほど大味なものになるように。
さらに三者三様のストーリー・初期デッキを用意し、全てのルートでプレイ感の新鮮味を味わえるように。
スコアアタック要素を加え、周回プレイも楽しめるように。

システム部分に関しては、とても楽しい気持ちで制作に取り組めたと感じています。

使用楽曲の話

私は、ある曲を聴きながらそれに合ったインスピレーションを得たり、構想を広げたりといったようなことをよくします。
良い曲に出会うことは、モチベーションにダイレクトに繋がることが多いです。


私が『ミカゲ・キューブ』を作ろうと思った理由の一端に、とある楽曲集の存在がありました。
それが、ISAo氏の運営する『SOUND AIRYLUVS』から発売された『Vol.9 Stealth Code Sci-Fi Game Music』です。

◆SOUND AIRYLUVS オフィシャルストア

◆Vol.9 Stealth Code Sci-Fi Game Music


ISAo氏は、クリエイター向けのハイクオリティなBGMを多く制作している音楽作家さんです。私も日頃より大変お世話になっております。

今回の楽曲素材集は、かなり手をかけて制作しているという情報を前々から聞いていて、発売される時をとても楽しみにしていました。

こちらに収録されている「Mikage」という曲がとても好きなんです。
好きすぎてタイトルの一部にしてしまうくらいにはw

「Mikage」は、拙作ではテーマ曲のような扱いになってます。(タイトル画面で流れます)
聴いているだけで、まるで映画を見ているかのような感覚を味わえる、情熱的で壮大なサウンドがとても素晴らしいです。

他にも高品質な曲の数々を手掛けている方なので、興味がありましたら是非、オフィシャルサイトの方をご覧になってください。
ハイクオリティな音楽を求めるゲームクリエイターの方なら必見です!!

楽曲提供のお話がありました

なんとありがたいことに、
「我々の作っている楽曲をゲームで使ってみませんか?」という楽曲提供のお話を持ちかけてくださった方がいたのです!!

それが『PJJ』という、ロック・レゲエ・ブルースといった数多くのジャンルの曲を手掛けるバンドの方です。

◆PJJ Official


去年のある日、PJJメンバーの某氏からツイッターのDMで楽曲提供の旨の連絡を受け、思わず声が出てしまうほど驚いていましたw
言い知れぬ恐怖を感じて、しばらく返信を放棄してしまうくらいには……(その節はすみません)

結構前から楽曲提供のお話はいただいていたのですが、ここでようやく形にすることができました。

『ミカゲ・キューブ』では、PJJアルバムの『revival』より、『perfect switch』という曲を使用させていただきました。

◆PJJ ALBUM「revival」


ツキカゲ編のとある場面で流れます。
ダークでありつつも前向きで、ファンキーさを感じさせる印象的なサウンドが、『自由』を追い求めるツキカゲにぴったりだと感じました。ゲーム中にバッチリ曲名も出るので、プレイした人ならどの曲かわかってくれるはず! こちらもとても良い曲です。

「revival」には他にも多彩な曲が収録されているので、あなたの好みの曲も見つかるかもしれません。
公式サイトでどんな曲があるのか試聴できるので、是非チェックしてみてくださいね!!


コア向けなゲームばかり作っている私にも関わらず、このようなお話を持ちかけてくださって、とても感謝しております。

PJJのメンバーの皆さん、改めて素晴らしい楽曲をありがとうございました!!



……もしかしたら、『アリアの創造』の方でも、なにか動きがあるかもね。

今後の追加要素の話

あくまでも予定なので、全く追加されないままになる可能性もあります。


・最初から全てのカードを使用できるモード
スコアとか関係なく、使いたいカードを使いまくって好き放題できるモード。
こちらは要望が多かった&私もやってみたいので、もし実装するとしたら最優先。


・隠しボス
普通に進行する分には戦わなくても良いけど、普通のボスじゃ物足りない上級者のあなたに。
本編制作中にも案は色々考えていました。比較的早く作れると思います。
もし実装したら、スコアボードが荒れに荒れるかもしれないね……


・新カード
何個か新しい案は思いついていますが、どういった形で追加しようか思案しています。
まだ実装に踏み切れる気力が足りないです。


気力をください……気力を…………


その他のいろいろ

・スコアボードのあれこれ
RPGアツマールのスコアボードに対応したゲームを作るのは今回が初なのですが、


思いの外熱心にスコアアタックをしている方がいてびっくりしていますw

私よりスコアを稼いでる人もしばしば。1位の方なんてスコア50000までいってるしね……本当にどうやってるの?って感じですw

上の画像だと私は10位になっていますが、これを撮影する少し前まで私は13位になっていました。
時間が経つと記録が消えちゃうの、ちょっと寂しいですね。



とりとめもなく書きなぐってしまいましたが、皆さん今後とも切り札シリーズを何卒よろしくお願い致します。

少し日にちをあけたら……『ミカゲ・キューブ』の本当の裏話をブログにしたいと思っています。お楽しみに。

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